スノーピーク製シェラカップは料理・炊飯・食器で使えて万能! 初心者はステンレス製のものがおすすめ
素材はステンレスとチタンの2種類
スノーピーク製のシェラカップは、ステンレスとチタンの2種類。目盛りは内側からも確認できるようになっています。容量はどちらも310mlで1人分を作るのにちょうどいいサイズ。重さはステンレス100gに対し、チタン37gと、チタンは軽いのが特徴です。
一方で、ステンレスは熱伝導率がチタンよりもいいため、扱いやすいのがメリット。シェラカップは直火可能なアイテムですが、熱伝導率が比較的低いチタンの場合、使い方によっては容器に焦げつきを作りやすい欠点があります。シェラカップを初めて使う人には、チタンよりステンレスのほうがおすすめです。

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持ちやすさはGOODだが、調理時は注意が必要!
ほかのブランドのシェラカップより、持ち手が短く作られているのもスノーピーク製の特徴。短いとそれだけ火との距離が近くなるものの、持ちやすさは評価される点です。指を引っ掛けやすい形に工夫されています。

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計量カップ・炊飯・料理・フタなどに使える
計量カップとして使ったり2個使いで片方はフタにしたり、料理の取り皿にしたりと、使い勝手は抜群です。さらにストーブ・バーナーを中に入れて風防としても利用可能。収納する際もスタッキングすれば、スペースも取りません。使わないときはちょっと引っ掛けておくだけでおしゃれ。使い方のバリエーションが多いので、複数持っていても損はないアイテムです。
【スノーピーク製シェラカップで炊飯】「給水時間を30分〜1時間以内にすること」が美味しく炊くコツ!
シェラカップでのご飯の炊き方
310mlのシェラカップを使えば、1人分のご飯を炊くことができます。お米は、事前に計って持っていきましょう。
【材料(1人分)】
- お米:50g
- 水:75ml
【道具】
- シェラカップ
- バーナーパッド
- バーナーやコンロ
- アルミホイル
- タオルや膝掛け
- 革手袋など
※調理中、熱せられたシェラカップに素手で触ると熱いので、革手袋や鍋つかみなどは必ず準備してください。
【作り方】
1.お米をよく研ぎ、シェラカップへ水と一緒に入れ、30分〜1時間ほど吸水させます。無洗米を使用する場合は、お米を研ぐ工程は飛ばしてください。

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2.吸水後、アルミホイルを用意してシェラカップにフタをします。アルミホイルは、少しだけ隙間を開けて吹きこぼれないようにしてください。
3.バーナーやコンロにバーナーパッドを敷き、2を乗せて中火にします。バーナーパッドは火を均等に当てる&焦げつきにくくするために役立ちます。

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4.少し沸騰してきたら火を弱火に。パチパチ音、もしくは焦げる匂いがしたらすぐ火を止めます。
5.シェラカップをタオルで包んで20分ほど蒸らします。このとき、フタにしているアルミホイルの隙間は閉じてください。洗濯バサミは余ったタオルの端が気になったので使いましたが、とくになくても大丈夫です。

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6.蒸らし終わったらご飯の出来上がりです。

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焦げつきもなくおいしくご飯が炊けました。
シェラカップでおいしく炊くコツ
実際にチャレンジしてみて、以下の3点に気をつけることがおいしく炊くコツだと実感しました。
- 吸水時間は長くしすぎない
- 火加減は弱火メインに中火を少し
- パチパチ音を聞き逃さない
吸水時間を1時間以上置いてしまうと、お米がべちゃっとした食感になってしまいます。反対に少なすぎると芯が残るご飯に...。
火加減も中火は沸騰までで、あとは弱火にすると焦がさずに炊けます。弱火にしたあとはパチパチと音が聞こえてくるので、聞き逃さないように。またはほんの少し焦げる匂いがしてくるので、音か匂いをチェックしてください。
【スノーピーク製シェラカップで作るレシピ1】トマトジュースアレンジレシピで作る簡単トマトリゾット
ご飯を炊く以外に、シェラカップは料理にも役立ちます。今回は、トマトジュースで作るトマトリゾットをシェラカップで作ってみました。
【材料(1人分)】
- ご飯(冷やご飯やレトルトパックのご飯など):1/2〜1膳分
- トマトジュース:100〜200ml
- ベーコン:5cm
- 玉ねぎ:30g
- チーズ(とろけるチーズでもスライスチーズでも何でもOK):お好み
- サラダ油:適量
- バジル(ふりかけタイプ):お好み
【道具】
- シェラカップ
- バーナーパッド
- バーナーやコンロ
- 菜箸や革手袋など
【作り方】
1.玉ねぎは粗めのみじん切り、ベーコンは細かく切ります。

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2.シェラカップを熱してからサラダ油を入れ、弱火で玉ねぎとベーコンを炒めます。

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3.玉ねぎがしんなりしてきたら、トマトジュースを100mlほどシェラカップへ注いでいきます。火は中火に。

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4.ご飯を投入、量を見ながらトマトジュースが足りないようなら、追加します。シェラカップから溢れないように注意してください。少し沸騰させます。

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5.沸騰したら弱火に戻し、お好みでチーズを投入。今回はピザ用の細かくなっているチーズを、スプーン1杯分くらい入れました。

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6.よく混ぜ、チーズが溶けたらバジルをお好みで振りかけて完成です。

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使用したトマトジュースが結構甘いものでしたが、とくに問題なくおいしく食べられました。火を強くしてる時間が長めだと、底の端のほうにあった具材が焦げそうだと感じました。中火は数秒程度にして、なるべく弱火で焦がさないように調理するのがおすすめです。