キャンプ歴40年 / 車中泊歴30年のアウトドアライター、JeepのSUV『ラングラー』を買う。
僕が20代だった頃、『ハイラックスWキャブ』と言うトラックの荷台にテントを張って旅をしていました。今では人気の「オーバーランダー」スタイルですが、その当時は荷台でテントを張って暮らしていると奇異の目で見られていました。
その後、『カムリグラシア』と言うステーションワゴンにバスボートを積んで日本中で釣りをするために車中泊の旅をし始めたのは今から30年程前。
そして20年前、『ヴォクシー トランスX』をキャンピングカーのように改造して、家族と一緒に日本中、長期の旅をする様に……。
10年程前からは、収納の大きさと快適さを追求し、トイファクトリーの『ROBO』と言うバンコンで、旅と仕事で1年の1/3は日本各地でノマドワークをしています。
そんなキャンプ暦40年、車中泊暦30年の僕が、今流行のSUV、Jeep『ラングラー(Wrangler)』を手に入れ、久しぶりにテント泊を楽しんでいます。
今回は、ラングラーで行くキャンプ体験記として、収納(積載)についてお話したいと思います。
Jeep『ラングラー』とはどんな車?
僕が新たに手に入れたのは、Jeep 『ラングラー アンリミテッド ルビコン』です。
このJeep『ラングラー』は、1941年に軍用車として生まれた『ウィルスMB』の直系で、以前はクライスラーが商標権を取得して『クライスラージープラングラー』として生産されました。
ラングラーには2ドアと4ドアがあり、今回僕が購入した『アンリミテッド』は4ドアです。
『アンリミテッド』には、スポーツ、サハラ、ルビコンという3つのグレードがあり、スポーツはベーシックモデル、サハラは街乗りスタイル重視モデル、そして我が家のルビコンはラングラーの中で最も悪路走破性が高いモデルです。
『ルビコン』は、純正でマッドタイヤを履き、副変速機のギア比が低く、前後のデフロック、専用の足回り、スウェイバーディスコネクトシステムなど、ゴリゴリの専用機能がてんこ盛りのグレードです。
ラングラー ルビコンのラゲッジはロールケージに守られている故の悩みも!?
実はこのラングラー、わずか6本のボルトを外すだけで、樹脂製のルーフが外れてオープンにできるオープンカーなんです。
さらに、フロントガラスが前に倒れるようになっていて、簡単に4枚のドアも外れ、乗員が外から丸見えになってしまう程オープンになるんですよ。
実際、外したルーフの置き場をどうするのかという問題があり僕は外したことはありませんが、いつかは外して走ってみたいと思っています。
ルーフを外してオープンするために、ラングラーのキャビンはガッチリとロールケージに守られています。
実はこのロールケージがあることにより、車内の空間が狭くなってしまうという悩みも……。
ラングラーの大きさは、全長4870mm、全幅1895mm、全高1855mmとかなりの大きさ。それでも、ラゲッジの空間は横転にも耐えられるように守られているおかげで、若干左右が狭いんです。しかも、右側に大きなウーファーがあるのでさらに圧迫されています。
セカンドシートを倒せばほぼフルフラットになり、1710mmの奥行きが確保できます。車中泊ができる程広いのですが、セカンドシートを使用した状態では奥行きが950mmに。
ラゲッジの横幅は1000mm程。しかし上部ガラス面の横幅は1560mm程あるので、その差560mm程がデットスペースになってしまっています。
このように、ラングラーならではの理由によってラゲッジは思いのほか狭い。でも、そんな制限のある中、キャンプ道具をいかに積むか考えるのが萌えるんですよね。
Jeep『ラングラー』にキャンプ道具を積んでみる
いつもキャンピングカーでキャンプに行っていた我が家。キャンピングカーには広い荷室があるので、お気に入りのギアを好きなだけ積みこんで出かけていました。
でも、『ラングラー』ではそういう訳にはいかないですね~。持っていく荷物は厳選して、最小限に抑えなければなりません。
以前、【キャンプの基本シリーズ5】積載・仕込み・シミュレーション! キャンプ初心者のための前日準備のすすめという記事を書きましたが、今回からは『ラングラー』でのキャンプ。初心に帰ってキャンプ道具を積み込んでみたいと思います!
写真に写っている荷物が、いつもキャンプで持って行くギアたちです。
サイズや重さに無頓着に、好きなギアを好きなだけ持って行っていたので、結構な荷物の量……。ラングラーに積めるとはとてもじゃないけど思えません。
しかも、いつもキャンピングカーで就寝していたので、グランドシート、テント、タープ、コット、マット、寝袋など、幕や寝具等の荷物がいつもより増えています。
……とりあえず積んでみましょう。