『フェザーストーブ』の使い方:点火・火力調整・消火までの流れ
点火・火力調節・消火方法を順番に詳しくご紹介したいと思います。
※撮影のため室内で換気をし、十分に安全を確保しながら行っています。
燃料を入れる
燃料口は広くないので漏斗を使用するとこぼさずに入れることができます。100均で売っている物でも十分ですが、筆者はコールマンのフューエルファネルをおすすめします。
これが秀逸な一品で、目安である8割以上の燃料は入らない仕組みになってるため溢れることはありません。
また、タンク内にゴミが入らないようにフィルターが付いているのも安心材料のひとつです。
コールマンのガソリンランタンにも使い回しができるので、ひとつあると大変重宝します。
ホワイトガソリン缶も口が上にくるように入れるとこぼさずに注げます。
フェザーストーブはホワイトガソリン以外にも無鉛ガソリン(車やバイクで使用するガソリン)を使用することが可能です。しかし、常用すると寿命が縮まる原因になるようなので、通常はホワイトガソリンを使用するよう、コールマン公式からも案内されています。
※常時、無鉛ガソリンを使用した場合、ジェネレーターの寿命を縮める原因となるおそれがあります。通常はホワイトガソリンを使用してください。
ポンピングする
燃料を入れたら蓋をしてポンピングをしていきます。
「ポンピング」とは、燃料タンク内に空気圧を加えることです。
ポンピング前には必ず燃料レバーがOFFになっていることを確認しましょう。
ポンプノブを左に2回転させると、ロックが外れるようになっています。
ポンプノブを持ち、上下に動かして空気圧を加えます。
ポンピングする回数は燃料容量によって変わってきますが、目安は30回程度です。あまり神経質にならず、抵抗を強く感じたら終わりにしましょう。
最後はポンプノブを押し込んで、右に止まるまでまわします。
点火方法
柄が長いライターなどを使用し、火が付いた状態でバーナー部分に近づけます。
気温が低い時は、点火前にガストーチ等でジェネレーターを温めてあげると炎が早く安定します。
燃料レバーを「LIGHT」にまわすとガスが出て点火します。
火が付いたら様子を見ながら燃料レバーを全開にしましょう。
*先にライターの火を付けてから燃料レバーを開けるようにしましょう
点火直後の炎は安定しません。これはジェネレーターが温まっていないことと、点火時に空気をたくさん使うため空気圧が弱くなり、燃料を上手く気化できないためです。
状況によっては20~30cm位の火柱が立つこともあるので、上から覗き込まないように気を付けましょう。
点火直後は再度20~30回程度ポンピングすると徐々に青火に変わっていきます。
炎が安定して全体が赤火から青火に変われば点火成功です。
火力調整
火力調節は「燃料レバー」を使います。
「LOW」が弱火「HIGH」が強火で簡単に操作可能ですが、一点だけ注意したいことがあります。
それは、「HIGH」から「LOW」に直接動かしても弱火は安定しない場合が多いことです。
弱火にしたい場合は燃料レバーを一度「OFF」の方に持っていき、そこから徐々に「HIGH」の方へ動かしていくと安定した弱火にすることができます。
消火方法
消火の際は、燃料レバーの「OFF」と「LIGHT」を2~3回往復させてから「OFF」にセットします。
2~3回往復さることでジェネレーター内部の掃除ができるため詰まりにくくなります。
燃料レバーを「OFF」にしてもすぐには消えません。ジェネレーター内部の燃料がなくなるまで(長い時で2~3分)かかりますが、しばらくすると完全に消えます。
以上が一連の流れになります。ガソリンバーナーを一度も扱ったことがない方は最初は戸惑うかもしれませんが、焦らずにゆっくり行えば大丈夫です。慣れてしまえばこのひと手間が楽しく感じると思います。