ドラッグストアやホームセンターで気軽に買える環境にやさしい食器洗剤2選
『エコキッチンクリーナー』はドラッグストアやホームセンターなどの身近なお店ではあまり取り扱いがないので、もっと気軽に買うことのできる環境にやさしい洗剤も紹介します。
1.Frosch(フロッシュ)
かわいいカエルのマークでおなじみの『Frosch(フロッシュ)』は、環境先進国ドイツで生まれた洗剤です。
洗浄力強化タイプも含め、全5種類がラインナップされており、好きな香りや洗浄力、手肌にやさしいタイプなど、お好みで選ぶことができます。
手荒れの原因にもなるアルコールを取り除いた「ノンアルコール処方」で、手肌へのやさしさは水で洗ったときとほとんど変わりません。
洗浄成分にはヤシ油や菜種油などから作られる植物由来のものを使用しており、自然界に存在する微生物によって水と二酸化炭素に分解され、ほぼ100%が自然に還ります。
環境負荷を抑えるために、使用されている容器も100%再生PETです。
スポンジに含ませて泡立ちのチェックをしてみました。
少し粘度の高い液です。水も含ませて泡立てます。
少量の洗剤で充分な泡立ちです。
筆者は素手で使用していますが、洗浄力が強いため原液をスポンジに含ませて洗う場合はゴム手袋着用が推奨です。
というのも、『フロッシュ』の本来の使用法は、つけ置き洗いだそうです。洗い桶に水を溜め、洗剤を垂らして薄めて、そこに食器や調理道具を漬けて洗う方法です。ボトルに入っている原液は濃縮タイプの液なんですね。
水1Lに対して、0.6mlの原液を入れればOK。小さじ1杯が5mlなので、ほんの少量入れるだけで大丈夫なんです。
本場ドイツでは、洗い物をいれたシンクに熱湯を溜め、『フロッシュ』を数滴入れて混ぜ、お湯が冷めたらシンク内で食器を洗って水で濯がずそのままかごにあげるのが一般的な洗い方だそうです。
濯がなくても人体に害がないほど安全な成分で作られているということですね。
キャンプでも、お湯を使ってのつけ置きはとても有効な洗い方です。
お湯の出ないキャンプ場でも、大きなお鍋でお湯を沸かして『フロッシュ』を入れて混ぜ、油分が多い汚れの付いた食器やフライパンをつけ置きしてから洗えば、すっきり汚れが落ちますよ。
2.ヤシノミ洗剤
1971年に誕生して以来、50年以上の歴史を持つサラヤの『ヤシノミ洗剤』。
洗浄成分はその名の通りヤシの実由来の植物性。人と環境へのやさしさを考えて、香料や着色料は一切無添加というこだわりがあります。無色透明の液がその証です。
洗った後の排水も全て微生物によって分解され、すばやく地球に還ります。
こちらも、スポンジに含ませて泡立ちのチェックをしてみました。
『ヤシノミ洗剤』は、比較的さらっとしています。
ワンプッシュで小さじ1杯弱の液が出ます。
泡立ちは控えめな印象です。この量の泡を出すには2プッシュしました。
油分の多い汚れの場合は、『フロッシュ』と同様に洗剤を混ぜたお湯でつけ置きしてから洗うのが良いですね。
キャンプにも、洗い桶を持っていくと洗い物が楽になっておすすめです。
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洗浄力の高いエコ洗剤で手肌にも環境にもやさしく! キャンプや日常使いにも
キャンプでの食器洗いは、設備が整っていない分、大変で面倒なことも。だからこそ洗浄力が高い洗剤を使いたいけれど、自然の中で楽しむキャンプでは、特に環境にやさしくありたいですよね。
今回紹介した洗剤は、どれも洗浄成分が100%生分解する、環境にやさしいエコ洗剤です。洗浄成分が植物由来なので手肌にもやさしいです。
中でも『エコキッチンクリーナー』は、洗剤を吹きかけてキッチンペーパーで拭き取るだけで食器洗いが完了する、簡単で楽ちんなエコ洗剤。キャンプだけでなく、車中泊や災害時にも役に立ち、普段の生活でもキッチンまわりのお掃除にも使えるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。