出かける前に要チェック! 塩害や風など海沿い車中泊キャンプの注意点とは
ここからは、海沿い車中泊キャンプの注意点について解説します。
海沿いでする車中泊キャンプには、山や川とは違った注意点も。初めて海沿い車中泊キャンプをするという人は、要チェックですよ!
海沿い車中泊キャンプの注意点【1】塩害対策はしっかりと
海沿い車中泊キャンプの注意点の1つ目は、塩害についてです。
車に関する塩害とは、海沿いや雪道を走ることで車に塩分が付着し、車が錆びてしまうこと。
海沿い車中泊キャンプでは、海沿いに長時間車を停めることになるので、海風によって大量の塩分が車に付着してしまいます。
そのため、海沿いで車中泊をしたあとはすぐに洗車を行い、車体に着いた塩分を洗い流すようにしましょう。
また、車だけでなく、キャンプギアも要注意。
テーブルや焚き火台など、金属製のキャンプギアは多く存在します。
夜眠るときに外に出しっぱなしにして、キャンプが終わったあともそのままにしておくと、錆びてしまう可能性が。
そのため、海沿いで使ったキャンプギアは、一度キレイに洗っておくことをおすすめします。
▼キャンプ後の車掃除マニュアルもチェック!
海沿い車中泊キャンプの注意点【2】砂や風に要注意
海では多くの場合、昼間は海側から、夜間は陸側から風が吹きます。
車のバックドアを開けてゆっくり海を眺める時間はとてもステキですが、海風によって車内がべたついてしまうことも。
さらに、風が強い場合は、砂が車内に入り込んでしまうことも考えられます。そのため、海沿いで車中泊キャンプを楽しんだあとは、車内のケアも忘れずに行いましょう。
また、風が強い日には、海岸線と平行に車を停めるといった工夫も有効ですよ。
海沿い車中泊キャンプの注意点【3】周辺にシャワーを浴びる施設があるか確認
車中泊キャンプに限らず、海沿いで遊んだあとは身体がべたついてしまうことが多いですよね。そのまま就寝しようと思っても、寝心地が悪くて熟睡できないことも……。
そのため、周辺にシャワーを浴びられる場所があるかどうか、事前に確認をしておきましょう。
キャンプ場内にシャワーがなくても、近くに温泉施設がある場合は、そちらを利用するのもおすすめです。
海沿い車中泊キャンプの注意点【4】熱中症対策を万全に
海沿いで車中泊キャンプをする場合、周囲に日差しをさえぎるものが少ないことが多いです。
特に夏の場合、朝日が昇り始めると、車内の温度は急上昇。暑さで睡眠どころではなくなってしまいます。
海沿いで車中泊キャンプをする場合は、網戸で換気をしたり、コンパクトな扇風機を使ったりして、少しでも涼をとれるように対策をしておきましょう。
また、充分な水分補給ができるよう、事前の買い出しも余裕をもって済ませておくことをおすすめします。
▼車中泊での換気や暑さ対策についてはこちらをチェック!
海沿い車中泊キャンプの注意点【5】天候や地震が起きたときの対応も大切
山と比べると、海の方が天候の変化は少ないイメージを持っている人は少なくないでしょう。確かに、天気が変わりやすい山に比べれば、海は「天候が読めない」ということが少ないですが、油断は禁物。
雨風が強まる可能性がある日は、高潮の危険性があります。
特に、砂浜に車を停める場合、満潮時刻には車のすぐ近くまで海水が迫っているという可能性もゼロではありません。
また、海沿いでは地震にも注意が必要。強い地震が起こったときには、津波の危険性も考えられます。
強い地震に備え、車のラジオだけでなく、スマートフォン用のラジオアプリを入れておくなど対策をしておいてくださいね。
▼こちらの記事を読んで、キャンプ中に被災したときのことも考えてみよう
海沿い車中泊キャンプの注意点【6】虫が苦手な人は要注意
山とは違い、海沿いは虫と無縁な気もしますが、そんなことはありません。海にはフナムシが生息している可能性が高いです。
筆者が海沿いのキャンプ場でキャンプをしていたときに、サイトの目の前でフナムシに遭遇したことがありました。
フナムシは、海沿いの湿った石の下や、コンクリートブロックの周辺に生息していることが多いです。しかし、海から少し離れていても、まれにサイト内に紛れ込んでいることがあります。
筆者のように、キャンプは好きでも虫が苦手だという人は、案外少なくありません。虫が苦手なキャンパーは、海沿いでの車中泊キャンプでも油断は禁物です!
▼虫除け対策についてはこちらの記事をチェック!