2.「無印良品 肥後守ナイフ」
無印良品の肥後守ナイフ、まずは鞘の部分。
この銀色がギラギラしていてめちゃかっこよくないですか?
こちらはニッケルメッキがされている鞘になります。錆止め効果は先ほどのパーカー処理より高く、鞘のグレードがアップしています。
実際に普段から使っている方が手の脂なんかが移ってより錆びにくくなるそうですので、そうやって使った方がいいと思います。
※ニッケルメッキタイプの肥後守は無印良品以外でも多く売られています。
刃には本割込と刻印されていますので、家庭用刃物にも使われるレベルのSK鋼を軟鉄でサンドしてあります。
ちなみにこのSK鋼は58という硬度がありますので、まあまあいい切れ味があるんだと思います。
※おそらく割込で鋼部分はSK鋼だと思われますが、無印良品の販売ページでは鋼材名まで記載されていませんので、一部仕様が異なっている可能性もあります。
ちょっと何か紙を切ってみます。
箱出しでこんな切れ味なんですけど、肥後守ナイフは研ぎやすいように作られているのでやはり研ぐことでさらに切れ味が良くなってくると思います。
メンテナンスをしながら長く使ってくださいよ、ということだと思います。
一応すぐに使えるように実用レベルの切れ味には仕上げてあるとのことですので、軽作業なんかにはすぐ使うことができます。
キャンプで使うにしても、調理はあまりしない方がいいかもしれません。
無印良品の肥後守ナイフも鞘はニッケルメッキ加工がされているものの、刃が炭素鋼で鞘も鉄ですので、カシメの部分にも水分が入り込んでしまうので、キャンプの食材を切るナイフに使っているとすぐに錆びてしまうと思います。
オピネルでも食材切るならステンレスの方が断然いいじゃないですか。
あー、でもオピネルだと黒錆加工している人がいますね。
あまり考えたことなかったけど、肥後守ナイフでも黒錆加工をする人がいるんでしょうか?
ちょっとわかりませんが、このままキャンプ用の食材を切るナイフにしていると錆びやすくて向いていないじゃないかと思います。
調理するなら次にご紹介するステンレスタイプの方がいいと思います。
3.「肥後守 VG10ステンレス製ナイフ」
こちらは筆者が使っているロゴスコラボにもあるような「VG10ステンレス」タイプの肥後守ナイフです。
以前YouTubeでロゴスとコラボしていた肥後守ナイフをご紹介したことがありました。
筆者はロゴスとのコラボのやつを一度失くしてしまって、気に入っていたのでもう一度買いなおそうと思い色々調べたら、ロゴスのコラボではない全く同じタイプがAmazonで安く買えるということを知ったので、コラボではない全く同じものを購入しました。
ステンレス製でロゴスのマークが入っていないやつです。
他のものに比べて、錆びにくさが全然違うと思います。
VG10で非常に硬くて切れ味の良いステンレス製の刃物になります。
ステンレスなので錆びないのかと思いきやそんなことはなくて、錆びにくいだけです。
筆者は普段からアウトドアで水に濡れちゃうような作業にもガンガン使っているので、やっぱり今開いたら錆びてますよ、、、。
錆びにくいだけで錆びないわけじゃないんですね。
軽い錆を見つけた時にはピカールなんかで磨けば落とせると思います。
磨くと大体は綺麗になりましたね。
しかも全体的にちょっと美しくなりました。(笑)
ステンレスの軟材の真ん中に、『V金10号鋼』を挟み込んでいますので、研ぎやすく切れ味は抜群、しかも錆に強い!まさに新世代肥後守です。
鞘の部分もステンレスを使っていますので、アウトドアや水場などでも気兼ねなくお使い頂けます。
全長170mm、刃長約75mm、刃幅13mm、刃厚3.2mm、鞘長100mm、重量45g、V金10号割込、両刃、紙箱入り
※錆びにくい素材ですが、けっして錆びないわけではございません。 海でのご使用後、また塩分の強い物や酸の強い物を切った後などは、 きれいに洗って乾かして保管して...
▼「ロゴス」とコラボの肥後守ナイフの動画はこちらから
4.「肥後守 青紙割込 真鍮」
あとは以前動画でも紹介したロゴスのグレードの高い真鍮製の肥後守ナイフです。
こちらの真鍮製の肥後守ナイフは筆者の父親が懐かしそうに見ていたので、そのままプレゼントしちゃいました。(笑)
鞘が腐食しにくい真鍮で出来ています。
とは言っても黒ずんだりはしてきますが、真鍮だとちょっとした味に繋がったりもしますよね。
そしてあのタイプは「青紙割込」と刻印されていて、真ん中の硬い鋼材を軟鉄で挟んであるところまでは割込と同じですが、その硬い鋼材に日立金属の安来鋼という高級素材を使用しています。
硬度もSK鋼の58に比べて、62というとても硬くて切れ味が鋭い鋼材になっています。
父親も昔ポケットに入れていたナイフとは全然違う代物だとは思います。