実際に使用した感想
ここからは、筆者が実際に『コロナ SL-66H』を6年間使用していて感じたことを詳しくご紹介していこうと思います。
筆者がコロナストーブ『コロナ SL-66H』を6年間使用して一番に感じたことは「とにかく暖かい」です。
例えば外気温が約2℃の時に、ノルディスク19.6で使用した際、幕内は20℃近くまで上昇しました。
比較的大きな幕でも十分に暖めることができる暖房能力があります。
少し肌寒いくらいであれば、タープ下でテーブルに横付けして置いても、周りの空気を暖めてくれます。
天板に料理鍋も置けるので、寒い日でも料理は冷めずに堪能できて一石二鳥です。
気になるのは、大きさと重量と燃費ですよね。
他の石油ストーブと比較すると、『コロナ SL-66H』の方がかなり大きめに感じます。
元々このサイズのストーブは持ち運ぶことを想定していないと思いますが、燃料が空の状態で11.2kgあり、満タンの場合18kg近くにまでなるので、キャンプ等に持ち運ぶ場合は多少苦労するかもしれません。
燃費に関しては、筆者が冬場に自宅で使用した場合、夕方~夜だけの使用で2~3日に一度燃料補給する感覚です。
それらを踏まえて、筆者はもう一つ小型の石油ストーブを所有し、時期や気温によって使い分けるようにしています。
ちなみにコロナストーブは、一回り小さなSL-51シリーズも販売されています。火力は落ちますが、大きさや重量が気になる方はこちらを検討してみるのもいいですね。
メリットとデメリット
実際に使用して感じた、メリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
メリット
- レトロでオシャレなデザイン
- 暖房能力が高い
- 扱いが簡単(点火装置、耐震自動消火装置等)
- 災害時でも使用できる
デメリット
- 気温によっては暑すぎる
- 燃費が悪い
- 大きさ・重さがあるため持ち運びが大変
暖房能力が高いだけに、どうしても大きさと重量と燃費が目立ってしまいがちですが、自宅だけの使用であれば、大きさと重量はあまり問題にならないですし、最近ではスノーピークのグランベルクやオガワのヒュッテレーベンなど大型のテントも注目を浴びているので、広い空間を暖めることができる『コロナ SL-66シリーズ』の活躍の場はまだまだあると思います。