夏の醍醐味といえば『怖い話』ですが、キャンプでの心霊体験ってあまり聞かないかも……。疑問に思ったハピキャン編集部は、ハピキャンライターに向けて“アウトドアでの怖い話アンケート”を実施。すると、この夏、または過去に体験した思いのほか怖〜いお話が集まってしまいました……!ぜひこの秋のテント時間にゆっくりと音読してみてくださいね。

怖い話その③ キャンプ場での金縛り体験と守ってくれた不思議な光

画像: 怖い話その③ キャンプ場での金縛り体験と守ってくれた不思議な光

数年前に、友達家族と一緒に行った秋キャンプでのことです。

私は年長・年少の2人の子どもと母子で参加。テントは家族ごとに貼っていました。

滞在したのは、とても開放的な芝生のフリーサイト。ファミリーキャンパーに人気のキャンプ場で、この日も多くの家族がキャンプに来ていました。私たちの周りにもたくさんのキャンパーがテントを貼っていましたので、この夜、怖い思いをするとは全く予想もしていませんでした。
 
その夜、私は母子でテント泊していて、幼児2人は昼間にたくさん遊んだせいかぐっすり熟睡していました。私は、真夜中にふと目覚めて、そこからなかなか眠れなくなったんですよね。周りのキャンパーさんもみんな寝静まっているようで、外はとても静かでした。

私が真っ暗なテントの中で、「早く眠気が来ますように〜」と祈りながらじっとしていると、なんだかすごく嫌な感じがしてきました。私は霊感が強めで、小さい頃から何度か心霊現象を体験しているのですが、心霊体験をするときは、決まってこの全身がぞっとするような重苦しい嫌な空気を感じるところから始まるんです

「もしかして、なんか来るのかな?やだな……」と思っていると、急に金縛りが始まりました。これもお決まりのパターンです。

金縛りで身動きが取れないのですが、目を動かすことはできました。テントの中を見渡すと、ぐっすり眠っている子どもたちの平和そうな顔が見えるのですが、私にはただならぬ重苦しい嫌な空気がまとわりついていて、冷や汗をかき始めていました。

ほどなくして、我が家のテントに何者かがゆっくり歩いて近寄ってくる足音が聞こえ始めました。芝生サイトだったので、芝を「さく。。さく。。」と踏みしめる音です。音の感じからして、動物ではなく人間くらいの重量がありそうな音です。足の大きさも、動物のそれではなく人間の足だと感じました。

その足音は、私のテントのすぐ入り口まで近寄ってきて、その後、テントの周りを何周かグルグル歩いていました。その何者かが、テントの中をのぞいているような気がして、私は怖くなって目をぎゅーっと閉じました。その何者かがテントの中に入ってきたりしたら、、と考えるとより一層、恐怖が募ります。

「子どもたち、起きて〜!!!!もしくは!!ご先祖さま、助けて〜!!!」と心の中で強く念じていると、突然、眩しい光がテント全体を包みました。その瞬間に、テントの周りをウロウロしていた人の気配と、重苦しい嫌な空気がなくなり、同時に私の金縛りも解けていました。

あのとき、子どもたちは変わらずスースーと寝息を立ててぐっすり眠っていたので、きっとご先祖さまが助けに来てくれたんじゃないかなと私は思っています。
 
キャンプ場で怖い思いをしたのはそれ一回限り。そのキャンプ場には過去にも何度も行ったことがあり、この体験の後も訪れましたが、嫌な空気を感じることなく楽しく過ごせています。
 
私は体調がすぐれない時ほどそういう体験をしやすいのですが、そのキャンプの時、実は直前に病気で入院し退院後すぐだったので、霊の影響を受けやすい状態だったのかも、と振り返ります。

それ以降は、万全の体調じゃないときは、当たり前ですがゆっくり休んだ方が良いと肝に命じております。。。

(編集部・森田亜矢子

霊感の強い編集部、森田さん。このお話を聞かせてくださった時にも、「実は昨日も……」と、ご自宅で体験した心霊現象を教えてくれました。

画像4: 編集部・筒井

編集部・筒井

やはり霊感の強い方はキャンプ場でも強く反応してしまうものなのでしょうか。ご自宅での恐怖体験はまたどこかの機会でご紹介できればと思います!(めちゃくちゃ怖いです!)

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