「なかんじょ川つり公園キャンプ場」はオートキャンプをはじめバンガロー泊でのアウトドア体験も可能
今回ご紹介する「なかんじょ川つり公園キャンプ場」は、到着してしまえば子どもも楽しく遊べるキャンプ場ですが、唯一、気になることといえば...キャンプ場までの道のりが険しいこと。
対向車とすれ違うのも難しいのはもちろんですが、谷側はフェンスもガードレールもなく、高いところが苦手な筆者はハラハラ。
すれ違う際は車を降りて誘導したり、道の状態についてドライバーさんと情報交換をしながら道を進みました。天候が悪い場合は通行止めになることも多いので、表示や案内を注意深く確認しましょう。
「なかんじょ川つり公園キャンプ場」とは?
〈施設名〉なかんじょ川・つり公園
〈所在地〉岐阜県飛騨市河合町元田1092
〈電話番号〉0577-65-2818 営業日のみ対応(午前9時〜午後6時)
〈定休日〉火曜日と水曜日(祝祭日・GW4/28〜5/5・夏休み期間中は無休)
〈営業期間 ※2021シーズン〉
・釣り公園:9月末日にて営業終了(※魚釣り・魚つかみは7/21~8/31の期間は予約制となります。なお、9/1~9/30の期間は、土日祝日のみ営業でこちらも予約制です)
・キャンプ場:10月31日末日まで営業予定
・バンガロー:11月29日まで営業予定☆公式HPはこちら
場内(園内)を流れる人工河川「なかんじょ川」での川遊びや釣り、魚の手づかみ体験はじめ、車の乗り入れ可能なキャンプサイトや料金別3タイプに分かれたログハウス風バンガローを備えた自然公園(アウトドア施設)です。
※キャンプ初体験の方やアウトドアがあまり得意でない方でもバンガロー泊なら、ハードルが下がるのではないでしょうか。
※キャンプ用品のレンタルも充実しているため、「手ぶらキャンプ」もOKですよ。
【キャンプ場内の施設】
・Aバンガロー(4棟):もっともシンプルなタイプ(キッチン付き)。シャワー&トイレは共同
・Bバンガロー(2棟):キッチン、トイレ付きでシャワーは共同
・Cバンガロー(6棟):キッチン、トイレ、バス付き
・キャンプサイト(10サイト):クルマで乗り入れ可能
「Aバンガロー」に宿泊してみた!
バンガローの周りは比較的広くスペースがとられているので、タープを張ったり、花火をしたりするのも問題ありません。
ただ、非常に虫が多く、川遊びの後にショートパンツで火起こしをしていたら脚が虫刺されで血だらけになりました。
キャンプ場もアブ取り器を設置するなど、工夫はしてくれているようですので、自分でも虫除けスプレーや蚊取り線香、長袖長ズボンの着用など、できることはやってみましょう。
バンガローには最低限、テレビとキッチンが付いています。
私たちが宿泊したのはバストイレなしのAタイプです。トイレ無しの場合、バンガローのすぐそばに共用のお手洗いがありますが...汲み取り式なんです。
清掃はよくされていましたが、子どもたちはなかなか使い慣れず、はじめは戸惑っている様子でしたので、心配な方は最低限トイレが付いているところを利用したほうがよさそうです。
宿泊した時は両日雨だったので、朝ご飯はキッチンで調理したものを食べました。ガスコンロの他、食器も付いているので、落ち着いて食事をとることができました。
普段キャンプに来てテレビを見る事はありませんが、スマホも圏外になるような山あいの土地のため、天気や交通情報など情報収集するにはとても助かりました。
子どもと一緒に〝なかんじょ川〟での釣り体験は絶対にやるべき!夏休み中は予約必須
釣り体験は、場内(園内)に造られた〝なかんじょ川〟にネットで区画を設け、ニジマスやイワナを1キログラム放流してもらいます。それらを釣り竿で、タモで、手づかみで全部捕まえるというものです。
1キログラムだと大体10匹になりますが、今回はたまたま11匹入っていたということなので、頑張って11匹を捕まえることになりました。
釣り体験は夏休み中予約が必要というものの、天気も雨模様だったため利用者が少なく、ゆとりある状態で体験することができました。受付の際に川のどの部分の区画で釣りをするか選ぶことができます。
区画を選ぶポイントとしては広さが大事で、広すぎると魚が見つからず、狭すぎるとすぐに魚を捕まえきってしまうと言う事だったので今回は受付の方おすすめの中位の広さの区画を選びました。
一番最初は釣竿を借りて、イクラを餌にニジマス釣りを始めました。家族の誰かが水の中に入ってしまうと魚が警戒して釣れなくなってしまうと言う事だったので、まずは釣りだけで挑戦してみました。
子どもたちは釣り初体験でしたが、長い竹の先に糸が付いているだけの簡単な釣竿で餌も付けやすいイクラだったのでとても扱いやすかったです。
釣れた魚の針を外す時だけが大騒ぎ。それも楽しい経験です。
15時から始めて16時には全部の魚を捕まえる予定で始めた釣りでしたが、塩焼きの受付締切の16時の時点では、まだ手元に釣りで釣った4匹があるだけ。
16時前からタモを持って川に入りましたが、魚の動きが速くなかなか捕まりません。
とりあえず釣れた分だけ塩焼きをお願いして引き続きタモで魚を取ることにしました。
結局釣り体験の時間いっぱいまで頑張りましたが11匹全部を見つけることができず、人工川の水を抜いてもらって川の水が少なくなったところで探すことになりました。
最後にはスタッフの方にも手伝ってもらい17時半ごろまでかかってニジマスを全部見つけることができました。
魚を全部見つけた時は全員で喜びを共有したのはいうまでもありません。
スタッフの方にニジマスの塩焼きをお願いすると、内臓もきれいに取った状態でおいしい塩焼きを出してくれます。塩焼きは内臓を取る加工代含め1匹100円。
塩焼きに間に合わなかった分は、バンガローに持ち帰り、自分たちでさばいて焼くことにしましたが、こちらもなかなかおいしかったです。キッチン付きのバンガローでとても助かりました。
ただこちらのキャンプ場ではゴミの回収をしていないので、魚をさばいた後のゴミはきれいに包んで持ち帰ることになります。
バーベキューなど、お肉に偏りがちなキャンプ飯ですが、子どもたちも自分で捕まえた魚は絶品だったようで、家族4人で11匹をぺろりと平らげました。
●川や湖、海水浴などアウトドアレジャーで水中観察するならこちらのような箱型の水中メガネがおすすめですよ。水に顔をつけるのが怖い子どもにも安心ですね。