【野点のいろは】茶道講師直伝! 未経験でもアウトドアで気軽にお抹茶を楽しむ方法~道具・作法まとめ~

2021.09.04 投稿

【野点のいろは】茶道講師直伝! 未経験でもアウトドアで気軽にお抹茶を楽しむ方法~道具・作法まとめ~

Kie

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実際に野点を楽しもう!準備・点て方・作法まで

道具がそろったら、いよいよ野点のスタートです!

美味しいお抹茶のために必要なことと、お抹茶をいただくための作法をご紹介します。

野点出発前の準備

筆者撮影

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抹茶をそのまま使うと“ダマ”になりやすいため、あらかじめふるっておきましょう。

自宅にある茶こし、または茶篩缶(ちゃふるいかん)を使います。

筆者撮影

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ふるったお抹茶はもとの抹茶の缶に戻すか、小さめの瓶など密閉容器に入れておきましょう。湿気は大敵です。

この作業は風で抹茶が飛んでいくので、出発前や前日にできるとベストです。

お抹茶を点てる前の準備

1)持ってきた道具を自分の手の届く範囲に置きます。

筆者撮影

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写真では自分の目の前にお茶碗、その近くに茶杓(ちゃしゃく)や茶筅(ちゃせん)やお抹茶を置いています。

奥には沸かしたお湯。

茶筅は風で倒れやすいので注意が必要。小皿の上に倒して置いてもいいかもしれません。

2)お菓子を盛り付けます。

筆者撮影

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袋から直接食べても構いませんが、せっかくの野点。

ひと手間加えて「お茶会」っぽくしてみましょう。

3)お茶碗と茶筅(ちゃせん)をきれいにします。

筆者撮影

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お茶碗にお湯を注いで、茶筅(ちゃせん)の先をさらさらと洗います。

茶筅がきれいになってお茶碗があたたまったら、建水(けんすい)へお湯を捨てます。

4)湿らせた布巾でお茶碗を拭きます。

筆者撮影

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これでお抹茶を点てる準備が整いました。

抹茶の点て方とコツ

1)お茶碗に粉のお抹茶を入れます。

筆者撮影

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量は茶杓(ちゃしゃく)なら2杯、ティースプーンなら軽く1杯。約1.5gです。

2)約70ccのお湯を注ぎます。

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量がいまいちわからない…という場合は、計量カップを使うと便利です。

3)お茶を点てます。

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まずは底の抹茶を分散させるようにゆっくり混ぜます。お茶碗の底に茶筅(ちゃせん)を押し付ける必要はありません。

次に茶筅を底から少し上げ、手首を前後にしっかり振ります

泡が立ったら、茶筅で抹茶の表面を整えるようにゆっくり動かします。

最後に、ひらがなの「の」の字をかくように、茶筅を上げます。

美味しい抹茶の出来上がりです。

あまり泡が立たなくても大丈夫。粉がお湯に溶けていればばっちりです!

抹茶のいただき方

筆者撮影

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お抹茶ができあがりました!

自由に飲むのもよし、作法を意識するのも良し。お好みで、心を落ち着かせてくださいね。

「せっかくだから作法を意識してみたい」という方は、ぜひ次の4つの手順で飲んでみてください。

1)点ててくれた人に挨拶をする

お抹茶が入ったお茶碗を自分の前に一旦置いて、点ててくれた人に「お点前(おてまえ)頂戴いたします」と感謝を伝えます。

2)お茶碗を軽く持ち上げて感謝する

筆者撮影

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写真のように左手にお茶碗を乗せて右手を添え、軽くお茶碗を持ち上げます。

この所作を「おしいただく」といい、感謝の気持ちを表しています。

3)お茶碗を回す

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お茶碗を時計回りに2度回します。

自分の口をお茶碗の正面につけないように、避ける意味があります。

たとえ正面が分らないデザインのお茶碗でも、心配りとしておこないます。

4)飲む

筆者撮影

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右手を写真のような持ち方にかえ、3口半ほどで飲みきるのが目安といわれていますが、無理のない範囲で。

最後の一口は「すっ」と音をたてて吸い切ります

この音も点ててくれた人への感謝の意思表示となります。

以上が「抹茶をいただくときの作法」です。

一応簡単にご説明してきましたが、野点のときは「作法通りやらなくちゃ!」と思わなくても大丈夫。

「点ててくれた人に感謝を伝える」だけでも十分だと思います♪

せっかく野点をするなら知っておきたいポイントを、次ページでまとめます。
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