タープの生地素材は何がオススメ!?
タープ素材の種類は大きく分けて3種類です。
テントの素材と一緒で、
- ポリエステル&ナイロン素材(合成繊維)
- TC素材(テクニカルコットン)
- コットン素材(綿)
の3種類です。
ポリエステル&ナイロン素材(合成繊維)
一番軽量で持ち運びしやすく初心者向けなのは、ポリエステル素材や山岳用タープに多いナイロン素材といった合成繊維素材のタープです。
特徴として軽さの他に耐水圧が高く速乾性も優れているので、天候の急変が多い夏場に使うには最適です。
ただ、生地の耐久性は他の素材よりは弱く、焚き火の火の粉で穴が空いたりする事には注意が必要です。
【ポリエステル&ナイロン素材(合成繊維)の特徴】
<メリット>
- 軽い
- 耐水圧が高く速乾性も優れている
<デメリット>
- 焚き火の火の粉で穴が空きやすい
TC素材(テクニカルコットン)
TC素材はテクニカルコットン素材の事ですが、一般的にはコットン35%とポリエステル65%の比率の混合素材の事を言います。
特徴としては、ポリエステルの速乾性&耐水性、コットンの難燃性を兼ね備えていることから焚き火を重要視するキャンパーにはオススメの素材だと思います。
ただ、混合素材といいながら、ポリエステル生地のタープに比べて重量が2倍近くになるのが最大のネックで、徒歩やバイクキャンパーには選びにくいですね。
【TC素材(テクニカルコットン)の特徴】
<メリット>
- 速乾性&耐水性と難燃性を兼ね備えている
<デメリット>
- ポリエステル素材と比べると重い
▼筆者おすすめのTC素材タープはこちら!
コットン素材(綿)
コットン素材は綿100%の生地になっており、タオルやTシャツなど水分を吸収させるための素材としても多く使われているので馴染みのある素材です。
特徴としては、コットンは非常に吸湿性が高く通気性も良く、焚き火の火の粉に強いというメリットもあります。
ただ、重量が一番重く耐水性も低いので、豪雨の場合は雨漏りなどの問題も起りやすく、生地に汚れが染み込みやすいなども問題もあります。
【コットン素材(綿)の特徴】
<メリット>
- 非常に吸湿性が高く通気性も良い
- 焚き火の火の粉に強い
<デメリット>
- 3種類の中で重量は最も重い
- 耐水性が低く、雨には弱い
【タープ素材選びのポイント1】日陰対策に欠かせない「遮光性」
ここからは、
- 遮光性
- 撥水&耐水圧性能
- 難燃性
- 重さ
- 撤収の手軽さ
という、5つの観点からタープを選ぶ時のポイントを解説していきます。
まずタープを購入するキッカケになるのは、タープでの日陰効果ではないでしょうか?
もちろん、利用人数やサイズに合わせて選ぶのですが、重要なのは色の他に生地の厚みや強度からくる紫外線(UV)カット能力です。
そのため、「デニール」や「タフタ」といったタープ生地の素材を表す表記について理解して購入するのが重要です。
デニール
デニールとは糸の太さ(重さ)を表す単位で、タープの生地では150D(デニール)、210Dなどが一般的です。
数字が上がれば上がるほど生地は厚くなり強度が上がり影も濃くなりますが、その分重量やパッキングサイズも大きくなります。
タフタ
縦横交互に糸を交差させた平織りで、「190T」などと表記され1平方インチ内に何本糸があるかを意味しています。
数字が大きいほど密度の高い生地となり、タープの遮光性は高くなります。