「SANGA」(サンガ)でバトニングをやってみた!普段ナイフでバトニングをやらない筆者も納得 ♪
バトニングが楽々できます
筆者は普段は鉈でバトニングしています。持っている陸刀は主に調理用でナイフでのバトニングはあまりやりません。フルタングを持っていませんので、今回初めてフルタングナイフでのバトニングを体験してみました。
根本的に斧や鉈で薪を割ることとナイフで割ることはメカニズムに違いがあります。斧や鉈は遠心力で刃先に回転エネルギーが集中してその力で割れます。ナイフの場合は刃先を叩くことで刃先が力点、刃の部分が作用点、グリップを握っている所が支点となりてこの原理で割れます。
結果的にナイフでのバトニングは重い斧や鉈を振りかぶらない分叩く回数は増えますが力は必要としないということですね。
★「SANGA」(サンガ)でのバトニング★
ナイフでのバトニングに慣れていないため刃の入れどころが悪く、刃先が叩けなくなって持ち手付近を叩かなければいけなくなってしまっていますがそれでも楽々割れました(笑)
スタイリッシュなシース(鞘)
バトニング用ナイフのもう一つのポイントとしてシースナイフということが挙げられます。シースナイフとは、ナイフを折り畳まずに鞘(さや)に入れて持ち運びするタイプのことです。
フォールディング(折り畳み式)ナイフは構造上持ち手の部分の強度が低くなるので叩いているうちに歪んで畳めなくなったり持ち手のところから折れたりしてしまいバトニングには不向きです。
「SANGA」(サンガ)はソロキャンプでの焚き火でファイヤースターターとして活躍します。
フェザースティックも作りやすいです
筆者はあまり器用な方ではなく、普段フェザースティックも作りませんが、それでも削りやすいことはわかりました(笑)フェザースティックに慣れている方なら非常に使いやすいナイフでしょう ♪
フェザースティックができれば焚き木に着火ですよね。100均のマグネシウム棒で試してみました。
「SANGA」(サンガ)の背中で勢いよくマグネシウム棒を擦ってみると・・・
大量の火花が!これなら着火が苦手な方でも簡単に火がつきそうですね。「SANGA」(サンガ)を使うと100均の付属の金属板を使うよりもはるかに楽に大量の火花が散らせますよ ♪
結論 : 「SANGA」(サンガ)はキャンプを楽しむナイフとしては十分なスペックを持っていました ♪
今回は「SANGA」(サンガ)をご紹介いたしましたが、キャンプにおいて万能ナイフは存在しません。以前にこちらでご紹介いたしました同社の「ブッシュクラフトナイフ BK1」はフェザースティックやクラフトにおいて圧倒的な力を発揮しますが、バトニングには向いていません。
「SANGA」(サンガ)はバトニングに適したナイフですが細かいクラフトワークとなると「ブッシュクラフトナイフ BK1」には勝てないでしょう。
また、サバイバルナイフとしてはツタやロープカットに適した波刃や刃幅がもう少し広いタイプのほうが使いやすいかもしれません。要は何を目的としてナイフを持つかで選ぶものが代わるのではないでしょうか?
ただ一つ言えることは一般的なキャンプを楽しむという点においては「SANGA」(サンガ)は十分なスペックを持っています。特別な用途を必要としないのであればステンレス鋼で錆びにくく切れ味も良くデザインもスタイリッシュでバトニングでもガンガン叩ける「SANGA」(サンガ)はお薦めのナイフですね。
あっ!ナイフはカッコいいからって不用意に携帯してると法令違反になるので注意してくださいね。それとよく切れるのでよそ見しながら手にしようとすると筆者のように切り傷ができますのでご注意を!