モバイルバッテリー・ポータブルバッテリーってなに?
スマホやタブレットの充電に使う『モバイルバッテリー』。通勤や外出、出張などでは必需品と言えるアイテムです。
何度も繰り返し充電を行うことで、何度も使うことができます。昔は「充電電池」や「蓄電池」といいましたが、わらにそれを大容量にしたものが、『ポータブルバッテリー』です。
我が家では、ちょっと探しただけでモバイルバッテリーがたくさん出てきました。
ほとんどのモバイルバッテリーにはUSB端子があり、そこから2.1Aや3Aなどの電流が流れ、スマホやゲーム機などを充電します。
我が家にあるバッテリーには、LEDライトがついていたり、ソーラーパネルを日に当てておけば充電できるもの、USBだけでなく9~20Vまでの電圧が取り出せてノートPCを直接動かせるものなどがあり、用途に合わせて使い分けています。
これらのモバイルバッテリーに比べ、ポータブルバッテリーは大型で大容量、そして家電が使えるように100Vのコンセントがあるのが特徴です。
ポータブルバッテリーの上手な選び方は? 容量と出力が選び方の基本!
「スマホを3回充電できます!」
「容量10,000mAh!」
こういった性能を見て、皆さんはモバイルバッテリー・ポータブルバッテリーを選んでいると思います。
失敗せずにバッテリーを選ぶには、容量と出力をチェックすることが最も大切です!
参考までに、iPhone12の場合、バッテリー容量は2815mAh。10,000mAhのバッテリーなら3回充電できると言うことになりますね。
ポータブルバッテリーの場合は、100Vのコンセントが付いているため、コンセントに繋いで家電を動かすことができます。
選ぶ時のポイント1:出力を考える
家電製品はそれぞれ消費する電力が違いますので、それらを動かすためにポータブルバッテリーを購入するのであれば、容量だけでなく何ワット(W)出力できるかが重要になります。
・ヘアドライヤー(1,600〜1,900W)・・・1〜1.5時間
・電子グリル(1,000W)・・・1.7〜2時間
・電子レンジ(650W)・・・2.5〜2.7時間
・冷蔵庫/冷凍庫(150W)・・・11〜15時間
・ノートPC(49W)・・・30回以上
・電気自動車(テスラ)・・・15〜17km
こちらは、それぞれの家電を動かすために必要な出力と、モンスターXの稼動時間です。
ヘアドライヤーを使いたい場合は、ポータブルバッテリーは1600W~1900Wを出力する必要があります。これより低い出力では、家電製品を動かすことができません。
例えば電子レンジは650Wで2.5時間、冷蔵庫は150Wで11時間稼動が可能ですが、それをすべて1度に動かせば、稼動可能時間は短くなってしまいます。実際に使うことを想定し、出力は十分に吟味して購入する必要があります。
選ぶ時のポイント2:容量を考える
次に容量ですが、ポータブルバッテリーの容量は「Wh(ワットアワー)」で表記されています。
これは、1時間当たりに流せる電力量を示した値で、1000Whの場合は1000Wのドライヤーを1時間動かす容量を持っていると言うことになります。
150Wの冷蔵庫を1日中稼動させたいと思った場合、単純計算では150W×24時間(h)=3600Whの容量が必要になります。
とはいえ実際は、気温などの環境によっても変動します(庫内が十分に冷えればモーターが切れて電力を大量に消費しなくなる)ので、万全を期して容量は余裕を持って選ぶのがおすすめ。もちろん、夏場と冬とでは消費電力は大きく変わってきます。