アウトドアスポーツやキャンプなど、旅先で妻が一番困るのは髪を乾かすことだそうです。多くのキャンプ場にはコインシャワーは設置されていますが、コンセントがない所は多く、体はサッパリしても髪の毛は濡れたままになってしまうことも。と言うことで昨年、「ドライヤーが使いたい」という妻の希望を叶えるために、クラウドファンディングで手に入れたのが、ポータブルバッテリー「モンスターX」でした。これがすごく優れものなので紹介したいと思います。

モバイルバッテリー・ポータブルバッテリーってなに?

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

スマホやタブレットの充電に使う『モバイルバッテリー』。通勤や外出、出張などでは必需品と言えるアイテムです。

何度も繰り返し充電を行うことで、何度も使うことができます。昔は「充電電池」や「蓄電池」といいましたが、わらにそれを大容量にしたものが、『ポータブルバッテリー』です。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

我が家では、ちょっと探しただけでモバイルバッテリーがたくさん出てきました。

ほとんどのモバイルバッテリーにはUSB端子があり、そこから2.1Aや3Aなどの電流が流れ、スマホやゲーム機などを充電します。

我が家にあるバッテリーには、LEDライトがついていたり、ソーラーパネルを日に当てておけば充電できるもの、USBだけでなく9~20Vまでの電圧が取り出せてノートPCを直接動かせるものなどがあり、用途に合わせて使い分けています。

これらのモバイルバッテリーに比べ、ポータブルバッテリーは大型で大容量、そして家電が使えるように100Vのコンセントがあるのが特徴です。

ポータブルバッテリーの上手な選び方は? 容量と出力が選び方の基本!

「スマホを3回充電できます!」

「容量10,000mAh!」

こういった性能を見て、皆さんはモバイルバッテリー・ポータブルバッテリーを選んでいると思います。

失敗せずにバッテリーを選ぶには、容量と出力をチェックすることが最も大切です!

参考までに、iPhone12の場合、バッテリー容量は2815mAh。10,000mAhのバッテリーなら3回充電できると言うことになりますね。

ポータブルバッテリーの場合は、100Vのコンセントが付いているため、コンセントに繋いで家電を動かすことができます。

選ぶ時のポイント1:出力を考える

家電製品はそれぞれ消費する電力が違いますので、それらを動かすためにポータブルバッテリーを購入するのであれば、容量だけでなく何ワット(W)出力できるかが重要になります。

・ヘアドライヤー(1,600〜1,900W)・・・1〜1.5時間
・電子グリル(1,000W)・・・1.7〜2時間
・電子レンジ(650W)・・・2.5〜2.7時間
・冷蔵庫/冷凍庫(150W)・・・11〜15時間
・ノートPC(49W)・・・30回以上
・電気自動車(テスラ)・・・15〜17km

こちらは、それぞれの家電を動かすために必要な出力と、モンスターXの稼動時間です。

ヘアドライヤーを使いたい場合は、ポータブルバッテリーは1600W~1900Wを出力する必要があります。これより低い出力では、家電製品を動かすことができません。

例えば電子レンジは650Wで2.5時間、冷蔵庫は150Wで11時間稼動が可能ですが、それをすべて1度に動かせば、稼動可能時間は短くなってしまいます。実際に使うことを想定し、出力は十分に吟味して購入する必要があります

選ぶ時のポイント2:容量を考える

次に容量ですが、ポータブルバッテリーの容量は「Wh(ワットアワー)」で表記されています。

これは、1時間当たりに流せる電力量を示した値で、1000Whの場合は1000Wのドライヤーを1時間動かす容量を持っていると言うことになります。

150Wの冷蔵庫を1日中稼動させたいと思った場合、単純計算では150W×24時間(h)=3600Whの容量が必要になります。

とはいえ実際は、気温などの環境によっても変動します(庫内が十分に冷えればモーターが切れて電力を大量に消費しなくなる)ので、万全を期して容量は余裕を持って選ぶのがおすすめ。もちろん、夏場と冬とでは消費電力は大きく変わってきます。

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