こんにちは。イタリア在住アウトドア大好きなゆきのです。今回は、1本持っていると便利なマルチツールについておすすめを絞ってみました。種類がたくさんあり、機能も多彩なため、選ぶときに迷ってしまう方も多いと思います。本記事を参考に自分の用途に合ったものを探してみましょう。

旅行や災害時避難用としても注目を集めているマルチツール! 困った時に重宝する1本を選ぼう!

キャンプや登山に出かけた際〝忘れ物をして困った!〟という経験は誰にでもあるはず。筆者の場合、なくて困ったものには以下のようなものがあります。

・缶切り:最近はプルタブ付きが多いですが、プルタブだけ外れるとピンチです。

・コルク栓抜き(ワインオープナー):イタリアで多発。代用品がないので困ります。

・爪切り&やすり:アウトドアの作業中に爪割れることありますよね…

・ライター:持っていると安心していたら、なぜか火がつかないなんてことも。

こんなとき、マルチツールさえあれば!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

1本持っているだけで助かる可能性があるわけです。アウトドアだけでなく旅行や災害時避難用としても注目を集めているため、用途別にラインナップも豊富なのですが、今回はやはりアウトドアにフォーカスしてみます。

通常、機能が多いほど重いので…

・機能は少なめだが軽い
・少し重いけど多機能

という基本を軸に、どんな機能が欲しいのかを厳選して選ぶことが大切です。

マルチツールについてご紹介した他の記事も参考にしながら、イメージを膨らませてみてください。

【マルチツール二大メーカー】ナイフの信頼が高い「ビクトリノックス」&工具系に強い「レザーマン」!

さて、マルチツールには大きく分けて〝ナイフか工具か!〟と、いうポイントがあります。

ナイフと言えばスイス製ビクトリノックス(VICTORINOX)、いっぽう工具系に強いアメリカ製レザーマン(LEATHERMAN)という二大メーカーが品質も高く評価されていますので、これらのメーカーについて簡単に紹介します。

▼ビクトリノックス(VICTORINOX)

画像: ▲ビクトリノックス(VICTORINOX) (筆者撮影)

▲ビクトリノックス(VICTORINOX)

(筆者撮影)

コロッとコンパクトな赤い地にスイス国旗のようなシンボルが世界中でお馴染みのマルチツールの元祖とも言える存在。

1884年、スイスで刃物のワークショップからスタートし、その後は陸軍などにソルジャーナイフを納入、さらに1897年にマルチツールを開発、と100年以上の歴史をもつ老舗メーカーであり、やはりナイフに強いのが特徴です。

デザインも充実していて限定版もあり、さらに製造から組み立てまでスイス本国でおこなっているなど、心くすぐられちゃいます。

日本各地に直営店もあるので、購入から修理の相談まで、身近にできるのも利点です。

▼レザーマン(LEATHERMAN)

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

1983年にアメリカで創業したマルチツールメーカー。旅先で車が故障し、工具がなくて困ったという創業者自らの経験から、工具中心のコンパクトなマルチツール開発に至ったそうで、米軍にも採用されています。

現在は米ポートランドで設計・製造・出荷まで一貫して行われていますが、初期の頃は岐阜県関市の老舗刃物メーカーによって日本で製造されていたんだとか。

※岐阜県関市の刃物メーカーでナイフブレードを製造し、プライヤーは新潟県、やすりは広島県…といったそれぞれ得意分野の工場で分業を行い、最終工程は関市の刃物メーカーが組付けを行いアメリカへ出荷していたといいいます。

その繋がりから同メーカーが、輸入代理店「レザーマンツールジャパン」を努めています。ここで、検品&販売する正規品には、ツール本体に『LTJマーク』が刻まれており、日本国内で25年保証が受けられるようになっているのも安心です。

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