キャンプで使う『クーラーボックス』の置き場所は、ファミリーごとに定位置があると思います。ですが、置く場所というのは保冷が持続するかどうか、大事なポイントでもあります。今回はクーラーボックスをある定位置に置き、どのくらいの保冷が持続するのかを、fam_mag編集部が検証してみました。今後のクーラーボックスを置く場所として、ぜひご参考にしてくださいね。 ※本記事は2019年6月に発売された「fam Spring Issue 2019」の特集企画に加筆・修正を加え再構成したものです。

キャンプの醍醐味・ビール! より冷えた状態を持続させるには……?

画像1: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

「キャンプの醍醐味はビール!」という人も多いと思います。設営しながら一杯、炭を熾しながら一杯、焚き火を囲みながら三杯……。冷えたビールがなければ、キャンプが始まらない!

そこで気になるのが、保冷時間をできるだけ長くできる置き場所。今回は、fam_mag編集部がいろんな条件下の置き場所ごとに、検証を行ってみました!

検証で使用したギアを紹介!

画像2: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

今回の検証に使用したギアをご紹介します。

Coleman(コールマン):テイク6

画像1: クーラーボックスを置く場所をリクツでこだわる 保冷力の持続検証実験してみた!
コールマン テイク6 レッド 5205-753G
サイズ:270×210×180(h)mm
質量:0.8kg
材質:発砲ウレタン、ポリエチレン
容量:4.7L
仕様:トレー兼用フタ
¥3,380
2021-02-19 17:14

Coleman(コールマン)の『テイク6』は、350ml缶が6本入れられるミニクーラーボックスです。

ポリ素材の本体側面にウレタンウォーム入った本格的な造りになっており、内部の冷えをしっかり持続させます。

持ち運びに便利なハンドル付きなので、デイキャンプやピクニックにも丁度いいサイズ。

ハイマウント:フォールディングスツール

画像2: クーラーボックスを置く場所をリクツでこだわる 保冷力の持続検証実験してみた!
ハイマウント フォールディングスツール ☆ 766002 62xxx :10008866:ヨシキピーツーヤフー店 - 通販 - Yahoo!ショッピング
7,700以上のご注文で送料無料!■サイズ:使用時/幅約280×奥行約170×高さ約285mm、折りたたみ時/幅約190×奥行約225×高さ約32mm、座面/幅約155×奥行約280mm■重量:約610g■原料樹脂:フレーム/スチール、座面/ポリエステル■耐荷重:80kg(JIS規格 JIS S 1203)■付属品:収納ケース※カモフラージュをご購入される方へ※ カモフラージュというカラーの性質上、掲載している柄と全く同じ商品をお送りすることはできません。 また、色合いにつきましても、茶色多めの生地の場合や緑色多めの生地の場合があり、入荷ごとに異なるため、色合いの指定もできません。 ご了承ください。【ハイマウント HIGHMOUNT】【トランキン TRUNK'IN】【アウトドア】【20SS】

ハイマウントの『フォールディングスツール』は、A4サイズ相当の大きさなので、簡単に持ち運びや展開ができます。

さらに、わずか630gという軽量タイプ。携帯しやすいのが魅力です。

場所を選ばずに座れるギアですが、今回はクーラースタンド代わりに使用しました!

直置き・スタンドを使用し3箇所に置いて検証をしてみると……驚きの結果が!

画像3: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

検証方法は、クーラーボックスを「直置き」と「スタンド使用」にし、「完全日向ゾーン」「テント前室ゾーン」「タープ下ゾーン」の3箇所、計6パターンで検証をします。

<方法>

  • 直置き
  • スタンド使用

<置き場所>

  • 完全日向ゾーン
  • テント前室ゾーン
  • タープ下ゾーン

中には400gのかち割り氷を投入し、内壁に貼り付けた電子温度計の数値を1時間ごとに計測していきます。

検証終了は6時間後。果たしてどんな結果になったのでしょうか。

1位に輝いたのは「直置き」+「テント前室ゾーン」!

画像4: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

検証終了時刻に一番冷えていたのが、「直置き」+「テント前室ゾーン」でした。検証終了時のクーラーボックス内は22.9℃と最も冷えをキープ。中に投入した氷も解けずに残っていたほど。

続いて2位は「直置き」+「タープ下ゾーン」

3位は「スタンド使用」+「テント前室ゾーン」

4位は「スタンド使用」+「タープ下ゾーン」、5位は「スタンド使用」+「完全日向ゾーン」最下位は「直置き」+「完全日向ゾーン」という結果に。

この検証結果から導き出した仮説がこちら。

  • 日向では明らかにスタンドの効果があると考えられること
  • 氷が溶け切るほど極端に冷えが弱まってしまうこと
  • 日陰では直置きが冷えるということ

結論としては、大量の氷や保冷剤と一緒に日陰で直置きするとよく冷える、ということがひとまず分かりました。

ではここから、なぜこのような結果になったのか、その"リクツ"を、日本分析化学専門学校の先生に聞いてみました!

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