日本分析化学専門学校の先生に「リクツ」を聞いてみたよ!
Q1.日陰で直置きの方が冷えたリクツとは?
クーラーボックスの自体の冷たさで、地面が冷やされたのでしょう。地面がもともと熱くなければ、以降はクーラーボックスに影響する熱源が周囲の空気のみとなります。スタンドを使用すると、クーラーボックスと地面の間の空気が流動することで、絶えず全方位から温められてしまうのです。地面が土ではなく、芝生だと地表面温度がかなり低くなるため、直起き時に受けた熱の影響も小さく済んだのではないでしょうか。
Q2.日向ではスタンド利用が有効なの?
クーラーボックスを直置きすることで、底部から温められなくなるのは日向でも一緒です。ただそれ以上に地面近くの空気が熱くなる影響が大きいと考えられます。さらに日向では、日差しの照り返しもあり、地面に近いことのデメリットは日陰の比ではないのです。もし地面が芝生ではなく土の場合だったら、日向におけるスタンドの有効性はさらに高まったはずでしょう。
Q3.今回の検証は絶対ではない?
例えば、夏だと前室はもっと暑くなりますし、日も長くなって影も短くなる。タープ下でもボックスを移動させる手間が増えますよね。日差しも強く直起きする地面が、ものすごく熱を持っている可能性もあります。さらに芝生の有無も関係します。「日陰の直置き」自体は有効ですが、どのゾーンに置くかというのは変わってくるでしょう。ただ言えることは、日向の直置きは避けるのが正解です!
リクツにこだわったクーラーボックスコレクションをご紹介! 逸品たちを集めてみた!
ここでは、ただのクーラーボックスでは満足できない方に向けて、リクツを備えた逸品たちを集めてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
AOCoolers(エーオークーラー) :バックパックソフトクーラー
分厚い断熱材と高密度気泡フォームによって、高い保冷性がそのままバックパックになった、ファッションアイテムのようなソフトクーラーです。約14Lで、2Lペットボトルを4本収容できるサイズです。
ローバー:ロールR60
キャリーやチェア、サイクルトレーラーにもなる大型のクーラーボックスです。ボックス内には区分けする間仕切りが付属しているので、使い勝手◎! オプションが充実しているのも特徴です。
KELTY(ケルティ):フォールディング・クーラー45L
内部の断熱材と一緒に折り畳んでコンパクトに収納可能なセミハードクーラーです。防水シートは取り外して洗えるので、いつでも清潔に使用することができます。簡易テーブルとしても利用可!
OtterBox(オッターボックス):ベンチャー65 ハードクーラー
ラッチ(留め具)は小さな力で開閉しながらも確実にロック。持ち運びしやすいハンドルは車載固定時にも利用できる。内部は排水しやすいように若干の傾斜あり。Made in the USA。
外寸 高さ480×幅1020×奥行480mm/内寸(上部) 高さ340×幅710×奥行300mm/内寸(下部) 高さ340×幅680×奥行270mm
重量 15kg
容量 61.5L
クーラー全面に5cm厚の断熱材を配した、強力な保冷性能を持つハードクーラーです。底面がゴムで滑りにくいため、車載時でも安定するのが特徴。サイドテーブルやカッティングボードなどオプションも充実しています。
SEATTLE SPORTS(シアトルスポーツ):フロストパッククーラー 40QT
従来のモデルから断熱層を2枚に増やして、より保冷力をアップしたモデルです。付属ショルダーストラップのフィット感が見直され、持ち運びしやすいのがポイント。
クーラーボックスはリクツに基づいて「日陰」で「直置き」しよう!
今回は、クーラーボックスを置く場所を、fam_mag編集部がさまざまな条件下で検証し、その結果をご紹介しました。
置く場所については、季節や太陽の位置などで変わるので一概に言えませんが、「日陰」で「直置き」がベスト。テント前室に入れるか、タープ下に置くかなど、その日の気温や状況に合わせるといいでしょう。
また、ただのクーラーボックスでは満足できない人のために理屈を備えた逸品をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
(ライター:タカマツミキ)
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