万が一、災害に巻き込まれ避難生活を余儀なくされたら……。避難生活を乗り切るためには、正しい防災知識とアウトドアギアの用意が大切です。今回は、避難生活で必要となる「水・電気・火・住」に必要なアウトドアギアを、災害危機管理アドバイザーの和田さんにお伺いしましたので、ご紹介します。 ※本記事は2019年6月に発売された「fam Summer Issue 2019」の特集企画に加筆・修正を加え再構成したものです。
食事の調理や水の沸騰には「火」が必要!
ガスが止まると困るのは、食事の調理や水の沸騰です。とはいえ、多くの家庭にはガスボンベ(CB缶)用のカセットガスコンロがあるため、ボンベをしっかり備蓄しておけば問題なし。
アウトドア用のバスバーナーを準備するのであれば、ガソリンや灯油など別燃料が使えるアウトドアギアを選ぶといいでしょう。
災害危機管理アドバイザーポイント:鍋をしない季節ではガス缶の在庫がなくなりがちに
冬など寒い季節にはカセットガスコンロを使った鍋を楽しむ人が多く、比較的ボンベの備蓄があります。しかし、鍋をやらない夏などの季節にはボンベが底をつくことが多いので、常に余裕を持って備蓄しておきましょう。
またライターのガスがないために、バーナーに着火できなかったという話もありますので、USB充電式のプラズマライターも持っておくといいです。
Coleman(コールマン):アルミクッカーコンボ
Coleman(コールマン)の『アルミクッカーコンボ』は、重ねてコンパクトに収納可能&ハンドル着脱式のクッカーセットです。このセットがあれば、ほとんどの調理に対応しています。
SOTO(ソト):ストームブレイカー
SOTO(ソト)の『スチームブレイカー』は、ノズルの交換をすることなく、ガソリンとガス(OD缶)の両方が使えるハイブリットバーナー。
災害時には心強く、最悪の場合、車のガソリン(ハイオク以外)を流用できます。