災害はいつ・どこで起きるか分かりません。万が一ご自身が被災する可能性も考えられます。では、災害が起きたら、どれくらいの期間避難生活が続くのか、どんな不便があるのかなど、気になるところです。今回は災害の不便さと苦痛を乗り切るための心得集をお送りします。備えあれば憂いはありません!ぜひご参考にしてください。 ※本記事は2019年6月に発売された「fam Summer Issue 2019」の特集企画に加筆・修正を加え再構成したものです。

避難タイプその2.自宅外避難タイプ

画像2: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

自宅が倒壊しそうだったり、今後も災害の危険にさらされたりする場合は、避難所などで自宅外避難することになるでしょう。

これが自宅外避難タイプです。

ただし、プライバシー問題・感染症の発生など生活環境的には良好とは言いがたいため、アウトドアギアをお持ちの家庭は屋外にテントを張って自主避難を検討してもいいでしょう。

この場合は、テントやテーブル、シュラフ、コットなど、いつものキャンプで使っているアウトドアギアが避難生活を支える重要な存在になります。

ただし、避難所で生活をする場合は、避難所内でアウトドアギアが使えないところも多いです。アウトドアギアを使って避難生活を乗り切りたい場合は、自主的な自宅外避難を推奨します。

自宅外避難タイプのメリット・デメリット

避難所の近くて自宅外避難を送る場合は、情報が集まりやすいこと・配給やトイレが確保されていることがメリットと言えます。

逆にデメリットは、日用品などはアウトドアギア頼みになること・風雨のような自然災害には弱いことがあげられます。

また、車中避難をする場合は、交通の妨げにならないよう、停車する場所を選ぶ必要があります。

自宅外避難タイプで役立つアウトドアギアはコレだ!

自宅外避難タイプでは、生活を送る上でアウトドアギア頼みになるため、役立つギアも多くなります。

  1. LEDランタン
  2. 大容量ポータブル電源
  3. ソーラーパネル
  4. ジャグ
  5. バーナー
  6. クッカー
  7. テーブル
  8. チェア
  9. テント
  10. マット
  11. シュラフ
  12. コット
  13. 携帯扇風機
  14. ワゴンカート
画像3: fam Spring Issue 2019より
fam Spring Issue 2019より

住宅避難とは異なり、寝泊まりする上で必要なテントやマット、シュラフ、コットが必要になります。

また、気温が高くなった時には扇風機、給水車や配給のときにワゴンカートがあると、重いものを運ぶ際に活躍します。

2つの避難タイプを知って、万が一被災したときに備えて準備しよう!

災害大国である日本。万が一に備えた災害対策について、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんに、避難タイプのメリットやデメリット、タイプ別に役立つアウトドアギアをお伺いしました。

【後編】では、災害時に活躍してくれるギアについてご紹介していきます!

いつ災害に巻き込まれるか分からないので、万が一避難しなければいけない状況になったとしても、知識をつけることで、苦しい避難生活を乗り切ることができるでしょう。備えておけば憂いはありません! ぜひご参考にしてください。

(ライター:タカマツミキ

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