ローチェア30のローチェアショートとの違い ローチェアショートは背もたれが低く携帯性に優れてる
スノーピークのローチェアシリーズには、別モデルとして「ローチェア30」よりも背もたれの短い「ローチェアショート」もあります。
「ローチェアショート」のメリットとしては背もたれが短い分、折りたたんだ場合の携行のしやすさにあるでしょう。
▼ローチェアショートのレビュー
数字で見てみると、ローチェア30を折りたたんだ場合高さが101cmであるのに対し、ローチェアショートが84cmです。
収納性を優先する場合は、「ローチェア30」よりも「ローチェアショート」を。
一方で、背もたれが高い分座りやすい「ローチェア30」は、ゆったり座るのにおすすめ。
座ってゆったり過ごす時間が長い方:「ローチェア30」
収納生を重視する方:「ローチェアショート」
【レビュー】スノーピーク「ローチェア30」を実際に使ってみた! 快適な座り心地と作業のしやすさを両立したチェア◎
さて、それでは実際にスノーピーク「ローチェア30」を使ってみた感想を以下の三つに分けて紹介します。
- 座り心地
- 素材
- 収納・携帯性
1)ローチェア30【座り心地】について
まずは、スノーピーク「ローチェア30」の座り心地についてです。
座り心地を説明する上でのポイントは、座面の角度です。
スノーピーク「ローチェア30」の場合、座面の角度が地面とほぼ平行なので快適に座ることができ、座る体勢に無理がなくリラックスできます。
以前使っていたヘリノックスのようなタイプのチェアは、座面の角度が地面に対して斜め上を向いています。そのため、焚き火を眺める時や、薪を割る際など前かがみになった時に体がくの字に曲がってしまって腰が痛くなることがありました。
しかし、スノーピーク「ローチェア30」にしてからは、腰が痛くなることはなくなりました。
また、ハイバックなので、背もたれに寄りかかって快適にキャンプを過ごすことができます。
2)ローチェア30【素材】について
シートの生地はポリエステルです。
素材的には難燃性がないため、あまりに焚き火の近くで使うのは避けた方が良いかもしれません。
ただし、筆者が実際に使っている中で、焚き火の火の粉で穴が開くことは今のところありません。火の粉が飛ばない距離にさえ気を付ければ、焚き火の際も使えるかと思います。
ちなみに、灰や火の粉が飛んで来た時、不用意に手で払ってしまうと色がついてしまうことがあるので、その点は気をつけましょう。
そしてなによりも、頑丈な生地であることは間違いありません。
構造的にも、座っていて負荷のかかる部分もステンレス構造ですし、骨組みはアルミニウム合金なので、安定した座り心地です。
3)ローチェア30【収納性・携帯性】について
収納性については、折りたたんだ際の高さが101cmと少し高めです。
そのため、徒歩での持ち歩きなどには向きませんが、車での持ち運びなら問題無く使用できるかと思います。
そして、携帯用の袋が付属しています。
この袋には肩掛けがついているので、運びやすいのが嬉しいです。
重さは3.6kgで軽いとは言えませんが、車移動ならば持ち運びに支障はないでしょう。