地元とキャンプの良さが詰まった飲食ブース
この地域ならではの、おいしいものが楽しめるブースも。
下北山村でとれた柚子を使った「ゆずカレー」。爽やかな柚子が香る、後味ピリッとな本格的なスパイスカレー。絶品でした。
アウトドアコーヒーの「焙煎さん」、大阪でエチオピアの生豆を販売する「Galitebe Coffee(ガルテンビコーヒー)」のブースでは、生豆を自ら焙煎できるアウトドア焙煎体験も。
焦げないよう様子を見ながら10分ほど焙煎機を振り続けて飲むコーヒーの美味しさは格別。香ばしい香りが会場を包んでいました。
クラフトビールを販売していたのは「奥大和ビール」さん。奈良県奥大和地域で生産された果物や薬草などを原料につくるハーバルクラフトビールを奈良県宇陀市のお店で販売されているそう。
ハーブを使った爽やかなホワイトビールをキャンパーたちはマイカップ持参で楽しんでいました。
ちなみに私たち野あそび夫婦の「NONIWA(ノニワ)」ブースでは、新製品のホットワインミックスを販売。これを使ったホットワインやホットミルクで温まってもらいました。
圧巻のファイヤーパフォーマンス集団 GOROPIKA(ゴロピカ)にキャンパー熱狂
日が暮れてくると、どこからか太鼓の音が……。
アウトドアフェスにとどまらず、全国で圧巻のパフォーマンスを繰り広げるGOROPICA(ゴロピカ)さんが登場。キャンパーに馴染みの深い「火」を使った豪快な演舞を見せてくれました。
さすがダムの目の前。ご本人たちも今までで一番音が反響した会場とのこと。
企画した佐久間さんがどうしてもみんなに見て欲しくて熱いオファーをしたというのも納得な、大迫力のパフォーマンス。これを見れただけでも参加した甲斐あった!という喜びの声で溢れていました。
そして各々のサイトで夜の時間を楽しみ、消灯。
展示されているテントと星も美しい、静かな夜でした。
朝忙しいキャンパーに嬉しい 地元の郷土料理の朝ごはん付き!
翌朝7:30、ラジオ体操から2日目がスタート。なんと健康的なイベントでしょう。
そしてイベントの目玉のひとつでもある"朝ごはん"。
なにを隠そう、ソロキャンプダムディズムは「1泊朝食付きのキャンプイベント」なのです。
その理由は、キャンパーのチェックアウトまでの時間を少しでも有効に、そして下北山村を満喫してもらいたいという想い。
その分、朝焚き火が楽しめたり、ゆっくり撤収できたり、キャンプ場をのんびり散策できたり。たしかにキャンパーにとっていいことづくめですよね。
参加者全員に下北山村の郷土料理が振る舞われます。メニューは「めはり寿司」と「豚汁」。
"目を見張るほど美味しい"「めはり寿司」は、下北山村でしか栽培できないと言われる「下北春まな」の漬物で握り飯を巻いたもの。かつて奥山で何週間も泊り込みで山仕事をするときに作って食べたんだよ と地元の方が教えてくれました。
地元の方とこういった交流ができるのが素敵です。
ソロキャンプ×地域活性 これからの時代に求められるイベント
集合写真のあとは各々撤収をして、イベントが終了。
予定されていたキャンプギア交換など残念ながら一部中止になったプログラムもありましたが、キャンパーさんからは「楽しかった!」「また来年も参加したい!」という声が続々。大満足のイベントだったようです。
ここからはちょっと真面目な話になりますが、個人的に「ソロキャンプダムディズム」の構想を聞いたとき、これからの時代に求められているイベント像だと感じました。
ブームでもありますが、コロナ禍でもアウトドアでディスタンスがとれる「ソロキャンプ」というジャンル。高齢化に伴い地方の過疎化が進んでいく中、キャンプ場を地元の方と協力して盛り上げる。様々な問題を解決できる未来あるイベントのように思います。
自然や地域の協力があってこそ成り立つキャンプ場。
キャンパーである私たちも、ただキャンプを楽しむだけでなく、地域の良さを満喫したり、地元の方との交流を楽しむことで、もっとキャンプの楽しさが広がっていきますよね。
次回はソロキャンパーのサイト訪問! こだわりのギアや工夫たっぷりのサイトをレポート
いかがだったでしょうか? キャンパーによるキャンパーのためのソロ・デュオキャンプイベント「ソロキャンプダムディズム」。
実は、せっかくソロキャンパーの皆さんと一挙に出会える! ということで、参加者の皆さんのこだわりのキャンプサイトを見せてもらいました。
次回はその様子をレポートします。お楽しみに!
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