バーナー界にも二刀流が存在しているってご存知ですか?その名も『SOTO ストームブレイカー SOD-372』!2種類の燃料を使用できるストームブレイカーは、ガスとガソリンのメリットを両方取りできる優れもの。そんな夢のようなバーナーをレビューします!
ガスもガソリンも両方使えるバーナー『SOTO ストームブレイカー SOD-372』

筆者撮影
左からガソリン燃料・CB缶・OD缶
アウトドア用バーナーの燃料といえば、主に挙げられるのがガソリン・CB缶・OD缶の3つ。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、こんなことを思ったことはありませんか?
「あ〜あ、1つのバーナーで複数の燃料が使えたらいいのに!」

筆者撮影
あります!そんな夢のようなバーナーがあるんです!
SOTO製のストームブレイカーは、ガス(OD缶)・ガソリンと2種類の燃料を使用することができるバーナー。
つまり、ガス・ガソリンをシーンに応じて使い分けることで、それぞれの燃料が持つメリットを最大限に活かせるということ。
この魅惑のバーナーをレビューするのですが、先に結論を言わせてください。
ストームブレイカーは冬にこそ真価を発揮するバーナーなのです!
ストームブレイカーの組み立て
ストームブレイカーの同封物

筆者撮影
セット内容
・バーナー本体
・スマートポンプ
・ガスバルブ
・バーナーベース
・メンテナンスキット
・収納ポーチ
ストームブレイカーの点火手順
ガス(OD缶)使用時の組み立て&点火手順
ガス(OD缶)使用時とガソリン使用時では、組み立て&点火方法が異なるためそれぞれ紹介します。

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ガスバルブ側のスライドリングをスライドさせながら、ホース接合部と燃料ホースを接続。

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ガスバルブにOD缶を取り付け、スタビライザーを展開する。
これで組み立ては完了です。

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ガス(OD缶)使用時の点火方法は以下のとおり。
OD缶を直立させたままガスバルブのつまみを左に回しガスを出し、ライター等で点火します。

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点火して5秒ほどそのままで放置し、炎が安定したらOD缶をゆっくりと逆さにします。

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OD缶を直立させたまま燃焼するとジェネレーターの劣化の原因になるため、OD缶は必ず逆さにして使用してください。

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消火時はOD缶をゆっくりと回し直立させ、5秒後にゆっくりとガスバルブのつまみを右側に回します。
ガソリン使用時の組み立て&点火方法
ストームブレイカーは、ホワイトガソリンだけでなくレギュラーガソリン(赤ガス)も燃料として使用できます。
赤ガスは揮発性が高く危険ですので、取り扱いには十分注意してください。
以下、組み立て&点火手順です。

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コントロールダイヤル(以下:ダイヤル)を上の写真のようにセットし、スマートポンプをフューエルボトル(*別売)に取り付けます。
その際にダイヤルが下に押し込まれていることを確認してください。

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次は、圧力インジゲーターの赤いラインが見えるまでポンピングします。
*ポンピングすることで圧力インジゲーターが少しずつ動きます。

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ポンピングが完了したら、バーナー本体の燃料ホースをスマートポンプに取り付けます。
ダイヤルを引き上げ『Start』にセットするとバーナーからガスがでます。

筆者撮影
周りの環境に注意のうえ撮影をしています。
そして、バーナーからガスが出ている時に、ライター等で着火してください。
上の写真からもわかるように、最初はかなりの火柱が上がります。そのため絶対にバーナーを上から覗き込む形で着火しないこと。
着火したら火が落ち着くまで40秒ほど放置します。

筆者撮影
炎が青色に変わったら、安定した合図です。
ダイヤルを『Run』の位置に合わせ、再度ポンピングをして圧を安定させましょう。
消火時にはダイヤルを『Air』に合わせて、火が消えたらダイヤルを『Stop』に戻しロックしてください。
ストームブレイカーの点火には『SOTO スライドガストーチ』がおすすめ

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ストームブレイカーには点火装置がついていないため、自分でライター等を準備する必要があります。
ストームブレイカーは勢いよく着火するので、着火に使うライターは火口が長いものがおすすめ
筆者はSOTO製のスライドガストーチを使用してます。

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スライドガストーチは、ストームブレイカーの収納ポーチにすっぽりと収まります。