世界中のキャンパーに人気のボトルメーカー『スタンレー』 高い保温保冷力で普段使いにも重宝する!
『スタンレー(STANLEY)』は、1913年にアメリカで生まれ、創業100年を超える歴史のある老舗メーカー。極めて頑丈で優れた保温保冷性能を持つ真空スチールボトルをはじめ、数多くの製品が世界中で愛されています。
アイスもホットもおまかせあれ! スタンレー『スタッキング真空パイント』は軽くて保温保冷力がすごい
キャンプで使えるタンブラーを探していた筆者が、友人からおすすめされて購入したのが、この『スタッキング真空パイント』です。
半年ほど使用した結果、普段使いからキャンプまで欠かせないアイテムとなったので、おすすめポイントをタンブラーの性能を検証しながら紹介していきます。
スタンレー『スタッキング真空パイント』のスペックをチェック!
スタンレー『スタッキング真空パイント』のスペックからチェックしていきましょう。
容量:0.47L
重量:230g
サイズ:飲み口直径/87mm
高さ:146mm
保温保冷力目安:60℃以上45分
10℃以下4時間
材質:内びん/ステンレス鋼
胴部/ステンレス鋼
※食洗器使用可能
スタンレー『スタッキング真空パイント』の特徴
スタンレー『スタッキング真空パイントの特徴は、大きく4つあります。
- 口当たりの滑らかな飲み口
- スタッキング(積み重ね)でき、収納場所をとらない
- 軽くスリムで持ちやすく、誰でも使いやすいデザイン
- 口径約85mmで氷もたっぷり入れられる
- 熱いもの・冷たいものを入れても表面の温度に影響しない
『スタッキング真空パイント』がアウトドアに向いていると感じる最大の特徴は、やはりスタッキング(積み重ね)できるところだと思います。
重ねて収納できるので場所を取らず、少しでも荷物を減らしたいキャンプには最適です。
高い保温保冷力でアウトドアだけでなく普段使いにもGOOD!
『スタッキング真空パイント』の容量は、350mの缶がちょうど入る大きさです。
真空断熱構造のおかげで結露もしないので、筆者は普段の食卓でも愛用しています。ステンレス製なので冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいまま飲むことができ、お手入れもラクラクです。
【徹底検証】普通のグラス・保温保冷効果のあるマグカップ・スタンレーのタンブラーの3つの温度を比較
ここからは、スタンレーの『スタッキング真空パイント』の性能がどこまで優れているのか、チェックしてみましょう。
検証方法は簡単。普通のグラスと保温保冷効果のあるマグカップ、そしてスタンレーの『スタッキング真空パイント』、それぞれの温度を比較していきます!
性能チェックの条件
今回は保冷力に焦点を当てて検証していきます。
冷たい飲み物の飲み頃は10℃以下なので、いつまで10℃以下の温度をキープできるかチェックします!
- 実験時間:13時頃〜20時30分頃(約7時間)
- 室温:26度前後
- 水道水100ml
- 家庭用冷蔵庫の製氷機で作った氷約100g
この条件で準備し、実験をしました。
13時実験スタート!
写真右から、グラス・保温保冷効果のあるマグカップ・スタンレーの『スタッキング真空パイント』の順番で並べます。
それぞれ水が100ml、氷が100gほど入っています。
まず測ったのはグラスの温度。グラスはスタート時、1.7℃です。
次に、保冷マグカップの温度を測ります。スタート時点では1.8℃。
最後に、『スタッキング真空パイント』の温度を測ります。スタート時の温度は1.9℃です。
14時~検証スタートから1時間~
1時間経過しました。
まだどのコップにも氷が残っていますね。
まずは普通のグラスから。温度は4.9℃と1時間前より3.2℃ほど上がっています。
保冷マグカップは0.5℃。スタート時から1.3℃も下がっています! これはおそらく、スタート時に氷を入れてから時間をかけて冷やされたものだと思います。
『スタッキング真空パイント』はなんと-0.1℃! スタート時から2℃も下がった上、マイナスという驚異の数字を叩き出しています!
15時~検証スタートから2時間~
2時間経過したところで、グラスの氷はすべて溶けてしまいました。
保冷マグカップと『スタッキング真空パイント』にはまだ氷が残っていますね。
グラスの温度は16.0℃。1時間前から11.1度も上昇しています。もちろん、飲み頃の温度もとっくに過ぎてしまいました。
保冷マグカップは1.8℃。1時間で1.3℃ほど上昇しましたが、まだまだ冷えてますね。
スタンレーの『スタッキング真空パイント』は0.2℃。1時間で上昇した温度はたったの0.3℃。いまだ0℃台をキープしています。
16時~検証スタートから3時間~
3時間が経過しました。保冷マグカップの氷もすべて溶けています。スタンレーの『スタッキング真空パイント』の氷はまだ残っていますね。
グラスの温度は22.2℃。1時間で6.2度上昇しました。どんどん室温に近づいています。
保冷マグカップは5.1℃。1時間前から3.3度上昇しました。氷は溶けてしまいましたが、まだ飲み頃温度はキープしています。
『スタッキング真空パイント』は-0.1℃。な、なんと、1時間前から0.3℃下がっています……!
17時~検証スタートから4時間~
4時間が経過しました。『スタッキング真空パイント』はまだわずかながら氷が残っています。
グラスは24.5℃です。もうすっかり「常温」ですね。
保冷マグカップは11.1℃。かなり善戦してくれましたが、開始から4時間で10℃オーバーとなりました。
『スタッキング真空パイント』は0.2℃。1時間前から0.3℃しか上がっていません。まだまだキンキンに冷えた状態をキープしています。
18時~検証スタートから5時間~
検証スタートから5時間が経過しました。かすかに『スタッキング真空パイント』に氷が残っています。
グラスは25.7℃。さらに温度が上がっています。
保冷マグカップは16.4℃です。
『スタッキング真空パイント』はまだ1.3℃!5時間経っても、冷たさをしっかりとキープしてくれました。
これにて3種類の検証は終了です!
おまけ:20時半~検証スタートから7時間半~
3種類のカップの検証は終わりにしましたが、気になったのでさらに2時間半後の20時半に『スタッキング真空パイント』だけ温度を測ってみました。
スタートから7時間半経過すると、さすがに氷も溶けきって、11.3℃でした。
それにしても7時間近く10℃以下をキープしてくれていたようです。『スタッキング真空パイント』の性能、本当にすごいですね!