
筆者
薪を切るアイテムなどコンパクトな焚き火台ならではの手順やおすすめアイテムがあるので、ソロキャンプの焚き火をやってみたいという方は、ぜひチェックしてくださいね。
UCO(ユーコ)の『ミニフラットパックグリル&ファイヤーピット』はソロキャンプ向きの焚き火台!

筆者撮影
UCO(ユーコ)は、灯りをメインとした製品が売りのアウトドアブランドです。

筆者
有名どころだと、UCOのキャンドルランタンは多くのキャンパーに人気ですね。
今回紹介する焚き火台「ミニフラットパック グリル&ファイヤーピット」はそんなUCOから出ている製品で、コンセプトは「ひとりでも焚き火やBBQを気軽に楽しめる」こと。
もともとあったUCOの焚き火台「フラットパック グリル&ファイヤーピット」が、ソロキャンプ向けにさらに小さくなったものです。
▼もともとの「フラットパック グリル&ファイヤーピット」
▼こちらが「ミニフラットパック グリル&ファイアピット
ミニフラットパック グリル&ファイヤーピットの基本スペック

筆者撮影
【スペック】
- サイズ:24.1×17.8×20.3cm(使用時)/27×18×3cm(収納時)
- 重量:832g
- 材質:ステンレス
- 付属品:網用ハンドル・専用ケース
「ミニフラットパック グリル&ファイヤーピット」の特徴は5つあります。
- 収納サイズが薄くてコンパクトだからパッキングしやすい
- 組み立てが簡単で気軽に使える
- ステンレス製のがっちりした作りで安心して使える
- サイドには燃焼効率が考えられた丸い通気口付き
- 見た目がかっこいい
ミニフラットパックの特徴1)収納サイズが薄くてコンパクトだからパッキングしやすい
ソロキャンプに使うキャンプ道具で、やはり気になるのは収納サイズですよね。
UCOの焚き火台「ミニフラットパック」は、収納袋にしまうとB5ノートとほぼ同じサイズになります。

筆者
ザックの隙間にも差し込みやすい薄さも嬉しいポイント。

筆者撮影 収納ケースもおしゃれ
ミニフラットパックの特徴2)組み立てが簡単で気軽に使える
さらに組み立てはとっても簡単です。
組み立てというよりは、ほぼ広げるだけでセッティング完了。

筆者
すべての作業を一人で行うソロキャンプでは、この簡単さが重要です。
ミニフラットパックの特徴3)ステンレス製のがっちりした作りで安心して使える
素材はステンレス製で、錆びにくく、堅牢な作りになっているので多少重い薪にも対応することができます。
ミニフラットパックの特徴4)サイドには燃焼効率が考えられた丸い通気口付き
焚き火を囲うような、グリルに近い形の焚き火台ですが、サイドには丸い通気口がついているので、燃焼効率もしっかり考えられています。
ミニフラットパックの特徴5)見た目がかっこいい
そして、この焚き火台で何よりもおすすめしたいポイントが、デザイン。
三角形の特徴的な形状に、一度使えば入る焼き色が魅力。

筆者撮影 焼き色がお気に入り

筆者
何枚も写真を撮りたくなってしまうような美しい焚き火台です。
UCOの焚き火台『ミニフラットパック』の気になる点はやはり小さいこと 薪を小さくする必要あり!
ただ、どんな焚き火台にもデメリットは存在します。
このUCOの焚き火台の主なデメリットは、やはり「小さいこと」です。

筆者
実際に手に取ってみると、たぶんみなさんが思っているよりも小さいです(笑)。
ソロキャンプ向けにかなりコンパクトな作りのため、薪をより小さくしたり、燃焼効率を考えて薪を組んだりと、少し気遣う必要が出てくるんです。
次の見出しでは、そんなUCOの焚き火台で実際に焚き火をする様子を紹介します。
小さい焚き火台で焚き火をするときのイメージに活用してくださいね。
UCO『ミニフラットパック』を使って実際に焚き火をやってみた! ソロキャンプ向け焚き火の手順解説

筆者撮影
それでは、実際にUCOの「ミニフラットパック グリル&ファイヤーピット」を使って焚き火をする流れを見ていきましょう。
手順1:薪をノコギリで半分にする

筆者撮影
UCOの焚き火台を使う場合は、市販の薪やキャンプ場で売られている薪を、ノコギリで半分に切るところから始めます。
理由は、売られている薪は大抵がUCOの焚き火台を大きくはみ出すから。

筆者
はみ出ていても焚き火はできなくもないですが、大きすぎる薪だと組みにくく、綺麗で安定した焚き火にはしづらいです。
大きくはみ出すぎると焚き火台も不安定になってしまい、倒れる危険性もあります。
それに半分にすると、次のステップのナイフでのバトニングがしやすいというメリットもあります。
ちなみに、半分にするのに筆者はいつもシルキーの「ポケットボーイ 万能目340-14」を使っています。
このノコギリは、太い薪でもストレスなく切れるので気に入っています。
道具の詳細は記事の後半で紹介しますね。
手順2:薪を小さく割る

筆者撮影
ノコギリで薪をすべて半分にしたら、今度はバトニングをして小さく割ります。

筆者
バトニングとは、薪をナイフなどで小さく割って、より燃えやすい細い薪を作る作業のことです。
私はいつもナイフでバトニングを行っています。硬い広葉樹や節のある薪以外ならナイフ1本でこなせます。
いつも使っているナイフはこちら。(色違い)
【バトニングのやり方】
- 下に台となる比較的平たい薪を置き、その上に割る薪を立てて置く。
- 割る薪にナイフの刃の真ん中を真っ直ぐあてる。
- ナイフの背を他の握りやすい薪で叩く。
- 薪にナイフの背が入りきったら、薪からはみ出ているナイフの先端を叩いていく。
- 上手くいけばパカーンと割れる。(節があったり、薪が固いと割れないので、綺麗に割れない場合は無理をせずにその薪は諦めるのが吉)
このようにして、焚き火のはじめの方に使う細い薪を作っていきます。

筆者撮影 トントントンっと叩いていきます。
え、すごい大変そう…と思われたかもしれませんが、すべての薪を細くする必要はありません。
薪を一束使うとしたら、そのうちの数本(3~4割程度)をバトニングして、その中でも一番細い薪から太めの薪までいろいろな太さの薪を作っていきます。

筆者撮影 左側が細い薪で右に行くほど太い薪に
イメージ的には、細い薪から火をつけていき、それを太い薪に移していく感じ。細い薪はそこまで大量には使いません。
手順3:火種を下にして、少しずつ薪を太くしながら焚き火台に組んでいく

筆者撮影
薪の準備が整ったので、ついに着火していきます。
はじめに着火する火種(着火剤・固形燃料・牛乳パック・新聞紙・松ぼっくりなど)を下にして、その上に燃えやすい木の皮、細い薪を順番に組んでいきます。

筆者
この時、空気の通り道があるように意識すると、スムーズに着火することができます。
UCOの焚き火台の場合は、サイドについている丸い通気口が重要なので、そこから空気が入るように意識します。
手順4:着火する

筆者撮影
大体組み終えたと思ったら、火種に着火します。
着火方法は様々ありますが、着火口が伸びるタイプのガストーチが火傷の心配も少なくて便利です。今回はこの方法で。
のちほどくわしく紹介しますが、筆者が使っているのはこちら。

筆者
UCOの焚き火台は、ガストーチを上から入れにくければ、横の通気口から入れることもできますよ。
火種に着火したら、しばらくはいじらず待ちます。
ここで下手にいじってしまうと熱が分散して、火が消えやすくなってしまいます。

筆者撮影 しばらく待つ!
火が弱まっていると思ったら、優しく空気を送ってあげましょう。
手順5:薪に火がついたらさらに太い薪を追加していき安定させる

筆者撮影
細い薪に火がついてきたら、さらに太い薪を追加します。徐々に追加する薪を太くしていきます。
太い薪まで火がついたら、もうその焚き火は安定して燃え続けてくれるはずです。一安心ですね。
手順6:火が弱まったら空気を送る

筆者撮影
焚き火をしていて火が弱まってきたな、と感じたら火吹き棒などで空気を入れてあげると火の勢いが復活します。

筆者
慣れてくると、ちょっと目を離さなければならないときにわざと風の通りを悪くし、火を弱くして、また火吹き棒で復活させることもできます。
火吹き棒は、こんな感じのシンプルなものでOK!

強風力火吹き棒:バーベキュー(BBQ)や火起こしの時に非常に便利なコンパクトでポケットに収まる火吹き棒で、焚き火の点火時、種火・おき火状態を薪・炭に引火するときに、火力に応じてご自身の息で空気の量をコントロールできます。ピンポイントで空気を送り、わずかなおき火や炭火、弱くなっ...