山好きなら誰もが憧れる、テントを背負っての縦走登山。限られた重量しか荷を背負えない中、食料にアルファ米を使用して軽量化を図る登山者も多いのでは?そこで今回はアルファ米を使用した簡単カレー飯のレシピをご紹介します。また、アルファ米を使用した山ごはんのメリットについても触れています。荷物を軽くしたいキャンパーさんにもおすすめできる簡単レシピですので、参考にしてくださいね。
簡単山ごはんレシピに最適な「アルファ米」とは? 長期保存可能な乾燥したお米のこと

(筆者撮影:モンベルのアルファ米)
アルファ米とは乾燥米のことです。
熱湯を加える、もしくは水で戻すだけで簡単に美味しいお米を食べられます。
そのため荷物の軽量化を図りたい登山者に、保存食・非常食として広く用いられているんです。
各メーカーから多くの味が販売されていますが、レシピのレパートリーがどうしても限られてしまうのが唯一の欠点…。
この問題を解決するため、レシピを試行錯誤中の筆者です。

筆者
今回は、先日作ってみて美味しかった山ごはん「カレー飯」の作り方をご紹介します。
【使用した食材】簡単かつ、美味しい山ごはん カレー飯の材料

(筆者撮影)
カレー飯には以下のものを使用しました。
- アルファ米 白ごはん
- いなば チキンとタイカレー
- コンソメ
- 野菜チップ(なくても可)
- S&Bのカレー粉(なくても可)
調理には熱湯が必要ですので、山ではバーナー、OB缶、コッヘルが別途必要です。

筆者
ちなみにぼくはいつもプリムスのウルトラバーナーを使用しています。

高火力でコンパクト。文句なしに使いやすいです。
それでは山で食べることを想定して、作り方の手順をご紹介していきますね。
【レシピ】誰でも簡単に作れる山ごはん! カレー飯の作り方
調理…というのもおこがましいくらいに誰でも簡単に作れます。以下の手順で作っていきましょう。
- アルファ米を開封後、スプーンと脱酸素剤を取り出す
- コンソメ、カレー粉(小さじ1程度)、いなばのタイカレーを入れる
- 熱湯を160cc注いで、15分〜20分程度待つ
- 最後に野菜チップを添えて完成
手順1:アルファ米を開封後、スプーンと脱酸素剤を取り出す

(筆者撮影:スプーンと脱酸素剤)
アルファ米を開封後、まずはスプーンと脱酸素剤を取り出します。
これはアルファ米を開封する際の儀式のようなもの。
埋まっていることもありますので、よく確認してくださいね。
手順2:コンソメ(半かけ)、カレー粉(小さじ1)、いなばのタイカレーを入れる
続いて野菜チップ以外の食材をアルファ米の中に入れます。

(筆者撮影:カレー粉を加える)

(筆者撮影:コンソメキューブを半分にして細かくしたもの)

(筆者撮影:筆者の好きな、いなばのタイカレー)
タイカレーを使用すればカレー粉はなくても問題ないですが、よりスパイシーな風味を出したい方は入れておくことをおすすめします。
実際に山に行くときは、ここまで調理しておくと軽量化可能です。
アルファ米にはチャックがついていますので、通常であれば、閉めると漏れてくることはないです。

(筆者撮影:逆さにしても漏れてくることはない)
しかし、横から押し出すような力がかかると漏れてくる可能性も…。
ジップロックで2重にするなどパッキングの工夫が必要です。
手順3:熱湯を160cc注いで、15分〜20分程度待つ

(筆者撮影)
沸かしたお湯(160cc)をアルファ米の入った袋に注ぎます。水の量を増やすとスープカレーのようになります。お好みでどうぞ。
今回は17分ほどたってから袋を開けましたが、好みのお米の硬さによって調理時間をかえるのもありです。
手順4:最後に野菜チップを添えて完成

(筆者撮影)
最後に野菜チップを添えて完成です。
本来は袋のまま食べるのが鉄板ですが、今回はシェラカップによそってみました。

筆者
見た目は正直微妙なのですが、味は絶品!
野菜チップがあることで飽きずに食べることができます。
ちなみにごはんの量は100g程度でシェラカップ2杯半〜3杯程度。そのため、かなり満腹感を感じられました。