マレットゴルフは日本発祥のご当地スポーツ! 老若男女が生涯楽しめるレクリエーション
「マレットゴルフ」という名前を初めて聞く方も多いのでは?
あまりメジャーではないものの、全国大会や全日本選手権大会なども行われる、知る人ぞ知るスポーツです。
参考:一般財団法人日本マレットゴルフ協会(https://www.jm-ga.jp/)
マレットゴルフは1977年(昭和52年)に福井県福井市の職員が考案した、日本生まれのスポーツ。
老若男女問わず手軽に楽しめるレクリエーションとして、徐々に地域住民に広まった歴史があります。
その後、長野県でさかんに講習会などが行われ、同県で特に普及が進み、ローカルスポーツとして人気に。
長野県内には、各地にマレットゴルフ場があるほか、公園内や河川敷などに整備されたコースが多く見られます。
マレットゴルフの道具は専用のスティックとカラーボール ボールが大きめで誰でも打ちやすい!
マレットゴルフのマレットには、「木づち(mallet)」の意味があります。
ちなみにマレットといえば、イギリス発祥のスポーツ「POLO(ポロ)」で使われる、柄の長いT字型のスティックもありますよね。
POLOは馬に乗りながら行う、ホッケーに似たスポーツで、マレットを使ってボールを相手チームのゴールに入れる競技です。
マレットゴルフでは、木製ではなく、POLOのマレットに似た、金属製の「スティック」と呼ばれる道具を使います。
マレットゴルフの名称には、「マレットを使ってプレーするゴルフ」の意味があり、なんだかPOLOに通ずる部分があるスポーツだという印象です。
考案された当時は、ゲートボールで使うスティックとボールで代用していたようですが、現在は専用の道具が開発され、通販サイトなどでも購入が可能です。
マレットゴルフで使うボールは、直径75mmと大きめです。ソフトボールより一回り小さめのサイズ感。
そのため、通常のゴルフボールよりも打ちやすいです。
ボールの色はオレンジ、ピンク、イエロー、ブルーなどカラフルなのが特徴。
プレーヤー同士、色が重ならないようにボールをチョイスします。
マレットゴルフのルールは一般的なゴルフとほぼ同じ! 少ない打数でカップインすることを競う
マレットゴルフのルールは、一般的なゴルフのルールとほぼ同じ。
スティックを使ってボールを打ち、できるだけ少ない打数で、旗の立っているゴールホールにカップインさせたプレーヤーの勝ちです。
▼詳しいルールは日本マレットゴルフ協会のWebサイトにも掲載されています!
マレットゴルフでは、インコース・アウトコース、合わせて18ホールあり、1ホールのPAR(規定打数)は、平均で3~5打が一般的。
1ホールは数十メートル程度で、プレーヤーの人数にもよりますが、60~90分程度で全ホール回れるくらいのお手軽スポーツです。
さほどパワーや体力を必要としないので、子供から高齢の方まで一緒に楽しめるのが魅力。
また、一般的なゴルフよりもプレー料金が安価で、場所によっては無料でできるのもうれしいポイントです。
ここからは、筆者が実際にマレットゴルフを体験したときの様子を紹介します。