【とうがらし栽培がおすすめな理由5選】 簡単に栽培できて菜園初心者にも優しい
簡単に栽培できて応用範囲が広いとうがらしは、初めてのベランダ菜園にぴったり。実際にベランダ菜園初心者の筆者でも、この夏たくさんのとうがらしを収穫できました。
ここではとうがらしがベランダ菜園初心者におすすめの理由を紹介します。
おすすめ理由①:スペースを取らない!
唐辛子は根が浅い植物のため、そこまで大きなプランターは必要ありません。狭いベランダでも場所を取らないため、コンパクトに育てたい方にぴったり。
ただし小さすぎるプランターだと、背丈が大きくなったときに転倒の危険があります。目安として、深さ20~30cm・直径30cm程度のものを選んでおくと良いでしょう。
おすすめ理由②:水やりだけでお手入れ可能!
唐辛子は難しい手入れが必要なく、普段のお手入れと言えば水やりくらいです。ただし植え付けの際に元肥入りの土を使用したり、支柱を立てたりする必要はあります。
我が家の唐辛子は、追肥をしなくてもスクスクと育ってくれています。
また、ベランダ菜園をしていて困るのが害虫。唐辛子に含まれる「カプサイシン」は、虫が嫌う辛味成分です。唐辛子は葉っぱに虫が付くことはあっても、実が食べられることはほぼないでしょう。
唐辛子は米びつの虫除けとしても使われるくらいなので、トマトやナスのように「虫に食われて実にぽっかりと穴が空いた!」なんてことはありませんよ。
おすすめ理由③:日当たりに強い!
ベランダはどうしても暑くなりがちで、植物の種類によっては日当たりが良すぎることもあります。
ですが唐辛子は暑い気候を好む植物。我が家の直射日光が降り注ぐベランダでも、きちんと水やりさえすれば、元気に育ってくれました。
おすすめ理由④:赤と青2種類の唐辛子が収穫できる!
唐辛子と聞くと「赤唐辛子」を思い浮かべる方が多いと思いますが、赤くなる前の「青唐辛子」が楽しめるのも家庭菜園ならでは。赤唐辛子にはない爽やかな風味を楽しむことができますよ。
後ほど紹介しますが、唐辛子は活用法も豊富です。普段の調理のスパイスとしてはもちろん、ラー油やチリソースを作ったりもできます。
調理以外にも、他の植物の虫除けやクリスマスリースの飾りにも◎
また、しっかりと乾燥させることで1年ほど日持ちがするのも唐辛子の魅力です。
キュウリやトマトのように「たくさん収穫できたけど、どうやって使い切ろうかな?」と頭を悩ませることがありません。
おすすめ理由⑤:珍しい品種も楽しめる!
日本でポピュラーな唐辛子と言えば「鷹の爪」ですが、家庭栽培ではあまりスーパーでは見かけない珍しい唐辛子を楽しむことができるのも魅力。
辛味の強い「ハバネロ」や、沖縄の名産として有名な「島唐辛子」、甘みの強い「伏見甘長唐辛子」など、好みや用途に合わせて品種選びができますよ。
【とうがらしの育て方】プランターに唐辛子の苗を植え付けて栽培しよう!
種からとうがらしを育てることもできますが、家庭菜園初心者は苗から育てるのがおすすめ。
「鷹の爪」などのポピュラーな品種であれば、ホームセンターで購入できることが多いです。
珍しい品種の苗が欲しい場合は、苗の販売を行う通販サイトやオークションサイトなどでの購入がおすすめ。(ただし信頼できる販売者から購入しましょう!)
とうがらし栽培の材料①:アイリスオーヤマのゴールデン粒状培養土
メインの土は、野菜などを栽培するときに使用する一般的な「培養土」。それに加えて、筆者はアイリスオーヤマの「ゴールデン粒状培養土」をブレンドしました。
粒状なのでブレンドしておくと排水性が高くなり、根がしっかりと呼吸できるので根腐れを防ぐことができます。
とうがらし栽培の材料②:アイリスオーヤマの発酵油かす
肥料は「発酵油かす」を使用。
油かすは時間をかけてゆっくり肥料としての効果が出るので、植え付け時にパラパラとまいておくだけです。こまめに追肥する必要がないので便利ですよ。
とうがらし栽培の材料③:支柱
支柱は90cmくらいのものを選びました。
土から70cmくらい出るようにした我が家でも最初の苗は30cmでしたが、今は65cmくらいまで成長したので、少し長いかなと思うくらいの支柱を購入することをおすすめします。
唐辛子は夏の水切れに注意!
唐辛子は根が浅い植物のため、どうしても水切れを起こしやすいもの。夏の水切れには少々注意が必要です。
水やりを1〜2日サボってもすぐに枯れてしまうことはありませんが、土が完全に乾燥してしまうのは避けたいところ。真夏はできれば1日1〜2回、たっぷりの水を与えましょう。