キャンプ・アウトドアのお役立ち情報を発信している『ハピキャン』では、多くのキャンプ初心者やキャンパーが気になっているであろう、キャンプでの防犯対策についてアンケート調査を行い、なんと420人以上のハピキャン読者から回答が集まりました! 今回はその中から、盗難などの被害に遭ったことのある人のリアルな声や、キャンプでの防犯で気をつけていること、防犯のために使っているアイテムなどをたっぷりピックアップ! 今後のキャンプの防犯対策にぜひ役立ててくださいね♪

ハピキャンアンケート『キャンプでの防犯』に回答してくれたキャンパーたち

画像: ハピキャンアンケート『キャンプでの防犯』に回答してくれたキャンパーたち

キャンプ・アウトドアのお役立ち情報を発信している『ハピキャン』が読者に向け、防犯対策アンケートを行いました!

具体的な質問内容は、

Q.キャンプで盗難などの被害にあったことがある?
Q.キャンプで防犯対策はしている?
Q.キャンプでの防犯で使用しているアイテムは?

などなど。なんと420名を超えるハピキャン読者の皆様から回答をいただきましたので、その中でも特に参考になるものを厳選しまとめました!

回答者の男女比と年齢層

画像1: イラスト:筒井 響子

イラスト:筒井 響子

今回行ったアンケート、回答者の約8割は『男性』という結果になりました。

年齢層では、40代が最も多く、全体の約42%、次いで30代の約26%、50代の20%と続いています。

回答者のキャンプスタイル

画像2: イラスト:筒井 響子

イラスト:筒井 響子

回答者のキャンプスタイルで最も多かったのが、『子連れファミキャン』の36%。次いで『友人とのキャンプ』『夫婦・カップルでのキャンプ』と続きました。ソロキャンプとグルキャン(グループキャンプ)では、ソロキャンプの方がやや上回っていますね。ソロキャン人気も継続中のようです!

さぁ、ここからはいよいよ、具体的なアンケートの回答をチェックしていきましょう♪

「Q.キャンプで盗難被害にあったことがある」回答者も3%超

画像3: イラスト:筒井 響子

イラスト:筒井 響子

「キャンプで盗難などの被害にあったことはありますか?」という問いに対する答えは、「はい」が3.1%、「いいえ」が96.9%で、回答者の中にも盗難被害を実際に経験されている方がいらっしゃいました

画像1: 編集部・筒井

編集部・筒井

ここからは実際に被害に遭われている方に、具体的な被害内容をお聞きしていきましょう!

被害その1:盗難

まずは、盗難に遭ってしまった方が何を盗まれてしまったのか、アンケート調査の結果をご覧ください。

盗まれたもの

  • タープ
  • ランタン
  • シングルバーナー
  • テーブル
  • 椅子
  • グランドシート
  • 食料品
  • 貴重品や現金
  • ミヤマクワガタ
画像2: 編集部・筒井

編集部・筒井

道具や貴重品、現金が盗難の被害に合うのはなんとなく予想していたのですが、中には「ミヤマクワガタ」という回答も……!

被害その2:動物

次に多かったのが、動物による被害です。具体的な内容は以下の通り。

動物による被害内容

  • ネズミやハクビシンに生ゴミを食い破られた
  • 野猿に食料を盗まれた
  • タヌキにパンを盗まれた
  • 猫にギアの収納袋を強奪された

その他の被害

その他には、「キャンプサイトを離れている間に、知らない子供が自分の道具で遊んでいた……!」というものもありました。

画像3: 編集部・筒井

編集部・筒井

小さな子どもとは言え、自分たちのサイトで見知らぬ人が遊んでいたらやっぱりびっくりしてしまいますよね。

「Q.キャンプで防犯対策はしていますか?」対策している方が大半

画像4: イラスト:筒井 響子

イラスト:筒井 響子

いよいよ、ハピキャン読者の防犯意識についてチェックしていきます! 「キャンプで防犯対策している」と答えてくださった読者は全体の約76%。逆に「特にしていない」と答えてくださったのは、約24%です。

実際に被害に遭った方は全体の3%ほどですが、被害に遭ったことがある・ないに関わらず、防犯意識は高いに越したことはないでしょう。

ハピキャン読者の皆さんがどんな防犯対策を行っているのか見ていきましょう。

◆できるだけ安全そうなキャンプ場を選ぶ

画像1: 50代男性

50代男性

気をつけていることはないに近いですが、キャンプ場を選ぶ時点で、管理面で安全そうな場所を探すようにしています。

画像1: 40代女性

40代女性

私は女性でソロがメインなので、まず利用するキャンプ場を吟味する所からですね。

管理面で安心して使えるキャンプ場を選ぶようにしているという意見が見られました。防災グッズを使うなど工夫をするのももちろん効果的ですが、キャンプ場を選ぶ際に安全面を考えて選ぶのも大切な防犯対策のひとつです。

具体的には、以下の点に気をつけてキャンプ場を選ぶといいでしょう。

  • 管理人が常駐している
  • 電波が届く
  • 場内がひらけていて見渡せる
  • 区画サイトがある
  • オートサイトがある

しっかりとスペースが区切られている『区画サイト』や、車を乗り入れられる『オートサイト』は何かあっても安心できるので初心者キャンパーには特におすすめです。

画像2: 40代女性

40代女性

人や明かりに近いサイトを選んでいます! 管理棟に近い場所もいいですね。

画像1: 40代男性

40代男性

テントの入り口はあえて人の目のある方に設置しています。

キャンプ場内での場所の選び方も重要です。人気のない場所や暗い場所ではなく、明るい場所や管理棟に近い場所、またテントを設置する際はあえて人の目の多い方向に設置するなど、工夫している方も。

◆貴重品や高価なギアは車内やテント内にしまう・持ち歩く

画像2: 40代男性

40代男性

寝る時は、簡単に持って行かれてしまうようなギアはテント内に入れてます。

画像1: 30代男性

30代男性

テーブル、チェアなどは就寝時にテントの前室に片付けます。ソロの時はトイレの時でも片付けてから離れますね。また、絶対に消えないように名前を書いたり、マークを付けています。

画像3: 40代男性

40代男性

財布やスマホ、車と家の鍵などの最低限の貴重品は、サイトを離れるときは持ち歩くようにして、しっかり管理しています。

長時間テントから離れる際や就寝の際には、ギアをテント内・車内・前室内・シェルター内に片付けるという回答が205件と最も多い結果に。

また、財布やスマホなどの貴重品は持ち歩くという意見が65件と、2番目に多い結果になりました。

画像4: 40代男性

40代男性

そもそも、あまり高価な物は持っていかないようにしてます。100均グッズも充実してきたし。

「そもそも高価な道具を持たない」「貴重品を持っていかない」という意見も12件ほどありました。最近では100均のキャンプグッズ・アウトドアグッズも充実してきているので、プチプラを上手に利用する方も増えてきているようです!

◆テントに施錠をする

画像1: 30代女性

30代女性

外出時はテントの入口チャックの引手部分の穴に、ダイヤル式の南京錠をかけて出かけています。

画像2: 30代男性

30代男性

フェスなどテントを離れて活動する時間が多くて、貴重品も持ち歩けずテントに残すことがあるので、南京錠を付けてます。夜間や雨の時に鍵穴を探るのは大変なので、指紋認証の南京錠を購入しました。

キャンプで使用している防犯アイテムの中で最も多かったのが、です。テントの入り口に南京錠や、ダイヤル式・指紋認証式の鍵をつけるという回答が63件ありました!

画像3: 30代男性

30代男性

テントに南京錠をします。それから、寝る前に防犯センサーをテント前に置いています。

鍵とセットで、防犯カメラやセンサー式のライトを入り口付近に置くという方も。ここまでしていれば、安心感も増しますね。

◆テントから離れる時は人がいる気配を作る

画像2: 30代女性

30代女性

日中にサイトを留守にするときは、テントの中に人がいるように思わせるために、サンダルを入り口に置いておきます。

「テントから離れる際、中に人がいる気配を作っておく」と教えてくれたのは、43名。カモフラージュとして入り口に靴やスリッパを置いておくと中に人がいるように感じますし、簡単にできるので真似したいですね!

他にも、「近付けば聞こえるくらいの小さめの音でラジオをかけておく」「灯りは常につけっぱなしにする」などのアイデアもありました。

◆近隣のキャンパーさんに挨拶しておく

画像4: 30代男性

30代男性

隣のサイトの方に挨拶しておきます。

画像2: 50代男性

50代男性

近所に声掛して気にしてもらう。

7名と少数派ではありましたが、お隣になったキャンパーさんに挨拶をしたり、声をかけるという方もいました。お互いのサイトに異変がないか気にかけ合えれば、防犯や抑止にもなり一石二鳥ですよね。

◆番犬作戦

画像3: 40代女性

40代女性

わんちゃん連れなので番犬になります。

犬連れキャンパーの皆さんからは「わんちゃんが番犬になってくれる」という意見も。不審者が近付いたときや異変があったときに素早く察知して知らせてくれるのはありがたいですよね!

◆動物対策もぬかりなく

画像: 70代男性

70代男性

タープに熊さん用ベルを付けています!

画像5: 40代男性

40代男性

以前、寝ている間に外に置いておいた生ゴミを動物に食い破られてしまったので、夜間、ゴミ袋はハンギングチェーンに吊るして地面から離しています。

タープやテントに鈴を付けたり、ゴミの置き場所を考えるのも動物対策に一役買います。盗難の犯人が動物だった……という可能性もありますので、そもそも動物がサイトに近付かないように工夫するのも大切ですね。

◆火災にも注意する

画像: 20代男性

20代男性

貴重品を厳重に保管するのはもちろんですが、火災につながる可能性のある火が付くものは、コンテナボックスや車の中に移動します。火災で人命を取られるより物を取られた方が断然まし。

盗難にばかり気が行きがちですが、火を扱うことの多いキャンプでは、火災にも気を付ける必要がありますね。貴重品やギアを保管する際は、火災の可能性もよく考えて収納場所を考えましょう。

画像4: 編集部・筒井

編集部・筒井

「防犯のため」とオイルランプをつけっぱなしにしてトイレに行ったりするのにも注意が必要ですね。火気があるときは必ずその場に人がいるようにしましょう。

This article is a sponsored article by
''.