【燻製器とは?】種類解説&おすすめ燻製機3選 ハンディスモーカーでキャンプを充実させちゃおう
『燻製』と言われてもあまり馴染みがない、と思われるかもしれませんが、普段口にしている鰹節も、燻製食材の一種。実は燻製は、何気なく食べている食材で使われている調理法だったりします。
そもそも燻製(くんせい)とは、食材を煙の中で燻(いぶ)す調理法です。燻煙に含まれる殺菌成分を食材に浸透させることによって保存食を作ります。またそれだけではなく、燻製で独特な香りをつけ、食材の旨味を引き出してくれます。
ご家庭やキャンプなどで使用する一般的な燻製器には以下のようなアイテムがあります。
ボックスタイプのもの
ポットタイプのもの
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ハンディタイプのもの
【アウトドアに便利♪】電池式なので軽量・コンパクト。さまざまな場所で活躍すること間違いなしのアイテムです。
【使い方】 ①スモークチップを入れる。②電源を入れて、火をつける。③容器に煙が充満したら、電源を切り、約1〜2分待つ。食品に香りづけできたら完成。
【付属品】 スモークチップ3種類(サクラ・オニグルミ・ヒッコリー)各10g
【メーカー保証】半年
キャンプや自宅での燻製の楽しみ方は、『保存食を作る』というものよりも、独特なスモークの香りをまとった食材を純粋に楽しむ、という要素が多いと思います。特に燻製初心者には、時間がかかったりかさばる燻製器よりも、もっと気軽&手軽に楽しめる燻製器がおすすめ!
今回は『保存食を作る』という目的ではなく、キャンプや自宅で気軽に燻製食品を楽しむ、というポイントをしっかり抑えているアイテムをピックアップしました! 筆者も愛用している、ハンディタイプのお手軽な燻製器をご紹介したいと思います。
【筆者愛用のおすすめ燻製器】ハンディスモーカーはお手軽に楽しめる! 超小型・軽量でキャンプの持ち運びに便利!
筆者愛用のハンディ燻製器は、D-STYLISTの『スモークインフューザー〜燻製器〜』です。
購入の決め手は、やはりそのコンパクトさです。キャンプでは荷物を少なくしたいもの。小型のハンディ燻製器なら車への積載や収納にも困らず負担になりません。初心者でも気軽に燻製を楽しめるのは嬉しいですよね。
また付属品に、サクラ・オニグルミ・ヒッコリーのスモークチップが入っているため、すぐに試すことができるのも嬉しいポイントです。
【アウトドアに便利♪】電池式なので軽量・コンパクト。さまざまな場所で活躍すること間違いなしのアイテムです。
【使い方】 ①スモークチップを入れる。②電源を入れて、火をつける。③容器に煙が充満したら、電源を切り、約1〜2分待つ。食品に香りづけできたら完成。
【付属品】 スモークチップ3種類(サクラ・オニグルミ・ヒッコリー)各10g
【メーカー保証】半年
ハンディスモーカー【D-STYLIST「スモークインフューザー〜燻製器〜」】のスペック | |
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電源 | 単3電池2本使用(別売り) |
出力 | DC3V 0.6W |
本体サイズ | 約W60×D37×H125mm |
本体重量 | 約310g(単3電池2本含む) |
チューブ長さ | 約250mm |
付属品 | スモークチップ3種類(サクラ・オニグルミ・ヒッコリー)各10g |
素材 | アルミニウム・PC・亜鉛合金・シリコン |
【燻製レシピ】チップの種類別に食材の組み合わせを検証! ハンディ燻製器ならお手軽に調理可能でおすすめ
食材
今回、燻製のために用意した食材は7種類です。
- ちくわ
- サーモンのお刺身
- ソフトさきいか
- つぼ漬
- うずらの卵
- ベーコン
- ウィンナー
燻製の事前準備として、ベーコンとウィンナーをフライパンで一度焼きしました。『加熱食肉製品』と記載されているものはそのままでも食べられますが、焼き目がついているとよりおいしいと思います。
深さのある器にそれぞれの食材を並べ、ハンディ燻製器のホースの先を器に入れラップをかけて、煙が器の中に充満するようにしてみました。
今回は複数の食材を一度に燻製してみますが、食材を限定して燻製器を使う場合は、ジッパー付き保存袋等を使うとよりお手軽かもしれません。
オニグルミチップで燻製検証:ベーコン・ちくわと相性◎
最初の検証は、『オニグルミチップ』から。チップの適量が分からず、ちょっと少なめで試してみました。
燻製器上部のくぼみににチップを置き、本体の送風スイッチを入れ着火します。
あっという間に器の中が煙で充満……! 燻製されています。
ホースを差し込んでいる部分から煙が漏れてきたので、慌てて換気扇を強めました。
約2分ほどでチップの燃焼が終わり、さらに2分ほどそのまま置いて香りを付けます。
ラップを開けてみると……
チップが少なかったのか、見た目は特に変化がありませんでした。
実食してみると、ちゃんと燻製独特の風味が感じられます! もちろん手間と時間をかけたスモークには劣りますが、この手軽さで燻製のおいしさを味わえるのは嬉しいです。
オニグルミチップに合っているなと思ったのは、ベーコンとちくわでした。ちくわの穴の中に煙が通りやすかったのか、オニグルミの甘味のある香りがとても合いました。ベーコンもくどくなく、オニグルミの香りをほんのりまとうくらいがちょうど良いなと感じました!
サクラチップで燻製検証:うずらの卵・サーモンのお刺身・つぼ漬けと相性◎
最初のオニグルミのチップが少なかった気がしたので、次の『サクラチップ』では量を増やして燻製してみました。
サクラチップも、オニグルミ同様に深めのお皿に食材を並べてラップをかけて燻製し、燃焼が終わってから、2分ほどそのまま置きます。
ラップを開けてみると……
写真では少し分かりにくいのですが、食材にはほんのり茶色がかった燻製の色がついていました。
サクラチップで作る燻製では、うずらの卵、サーモンのお刺身、つぼ漬けがぴったり! 香りが強めで、燻製の雰囲気を存分に楽しむことができました!
ヒッコリーチップで燻製検証:さきいか・ウィンナーと相性◎
筆者の口と鼻が燻製の香りに慣れてきてしまっているのを感じたので、『ヒッコリーチップ』はさらに多めに使ってみました。
ヒッコリーも、深めの器に食材を並べラップをかけて燻製し、チップの燃焼が終わってから2分ほどそのままで置いてみると……
今までで一番燻製の色も香りもつきました!
ヒッコリーとオニグルミは同じクルミ科の植物なので、基本的な風味はオニグルミと同じでした。
ただ、チップの量が多かったからなのか、ヒッコリーと相性が良いと感じたのは、さきいかとウィンナーで、オニグルミのチップとは違う結果になりました。
検証を通して、燻製にする食材は表面に凸凹がある食材(つぼ漬、さきいか、ちくわなど)は香りがつきやすく少量のチップでも楽しめるということがわかりました。ウインナーなどの燻製の香りがつきにくい食材は、チップの量を多めにした方がおいしく仕上がります。
【おすすめな組み合わせ】
- オニグルミチップ:ベーコン・ちくわ
- サクラチップ:うずらの卵・サーモンのお刺身・つぼ漬け
- ヒッコリーチップ:さきいか・ウィンナー
【燻製のコツ】
- 食材は表面に凸凹がある場合:少量でも香りがつきやすい
- ウインナーなどの燻製の香りがつきにくい食材:チップの量を多めに!