クーラーボックスってどうやって選ぶの? 暑い夏はハードクーラーがおすすめ!

イグルー ステンレスクーラー 51リットル(画像:筆者撮影)
クーラーボックスは大きく分けると、外側がスチールやプラスチックなど硬い素材でできているハードクーラーと、折り畳みができて日常の買い物などでも使いやすい柔らかい素材でできているソフトクーラーの2種類があります。
季節や気温、中に入れる保冷剤の種類や量、開閉頻度によっても変わってきますが、一般的に全体が分厚い断熱材に囲まれているハードクーラーの方が保冷力は高いと言われています。気温が高い季節は食材の痛みも気になりますし、ハードクーラーを使う方が安心ですね。
人数、季節、メニュー、飲料の数などにもよりますが、クーラーボックスの容量は30~50リットルが使いやすいと言われています。1泊2日の場合、30リットルは大人2人分程度、50リットルは家族4人分程度の食材が入ります。
ソフトクーラーについてはコチラの記事をどうぞ!
クーラーボックスの保冷効果を高める上手な使い方 7つのコツを伝授!
ここからは、クーラーボックスの使い方について7つのコツをお知らせします。ちょっとした工夫をするだけで保冷効果がアップし、衛生的で使いやすくなります。
1. キャンプの前日から準備は始まっている!

(画像:筆者撮影)
キャンプの当日に、常温のクーラーボックスに冷蔵庫から食材を移していませんか?
そうすると、食材の温度も上がってしまいますし、クーラーボックス内を冷やすために保冷材がどんどん溶けてしまいます。当日使う保冷剤とは別の保冷剤を、前日の夜からクーラーボックスに入れておけばクーラーボックス内の温度を下げておくことができます。
2. ペットボトル飲料を凍らせれば一石二鳥

(画像:筆者撮影)
2リットルの水のペットボトルを冷凍庫で凍らせておきます。これは前日の夜だと間に合わない場合もあるので、昼間のうちに冷凍庫へ入れておきます。

冷凍でも美味しい麦茶(画像:筆者撮影)
冷凍した飲料は保冷剤代わりにもなりますし、冷たい飲み物がいつでも飲めるというメリットも。クーラーボックスに余裕がある場合は、いくつか入れておけばウォータージャグを持って行かなくても大丈夫です。
最近はコンビニエンスストアなどでも冷凍された状態のペットボトル飲料が販売されているので、キャンプの途中で買い足すのも◎。
3. クーラーボックスの中に冷凍ゾーンを作ろう

(画像:筆者撮影)
キャンプには冷凍した食品を持って行く場合もあると思います。自然に解凍されても良いものの場合はそこまで気を付けなくても大丈夫ですが、冷凍のまま持って行きたい時は冷凍ゾーンが必須です。筆者は、発泡スチロールのトレーと保冷剤、アルミシートを使って冷凍ゾーンを作っています。

(画像:筆者撮影)
下から順に、発泡スチロールトレー → 保冷剤 → 食品 → 保冷剤 → アルミシートです。
保冷材はロゴス『倍速凍結・氷点下パックL』を使っています。一般的な保冷剤よりも保冷効果と冷却速度が約8倍という、アウトドアシーンにピッタリのアイテムです。
4. 野菜や冷蔵食品は冷やし過ぎないように

(画像:筆者撮影)
強力な保冷剤に野菜などが触れた状態だと凍ってしまう事があります。冷凍状態から解凍されると美味しく食べられなくなってしまう食材もありますので、そんな時は新聞紙にくるんだり、タッパーなどの容器に入れておけば安心です。
5. 肉や魚のドリップには要注意!

(画像:筆者撮影)写真のようにビニール袋に入れてから収納します
肉や魚から出るドリップは匂いが他の食材に移ってしまう他にも、雑菌が増えてしまい衛生的ではありません。体調不良を引き起こす可能性も。
販売されているパックはそのままではなく、ビニール袋に入れてからクーラーボックスに収納します。できれば、更に大きなビニール袋にまとめて入れておくことをおすすめします。
6. 牛乳パックを活用して取り出しやすくすれば保冷力もアップ

(画像:筆者撮影)
クーラーボックスは開閉する度に中の冷気が漏れ、温度も下がっていきます。開閉回数を減らす他に、開けたままの状態をできるだけ短くすることがベストな保冷状態をキープするコツです。
その為に筆者が使っているのが牛乳パック。以前もソフトクーラーの記事でご紹介したことがありますが、牛乳パックには350mlの飲料缶が2本ピッタリ入ります。
これをクーラーボックスの手前に入れておけば、飲み物が迷子になってしまう事がなくなります。また、立てて収納したいドレッシングなどの調味料、すぐに使いたい食材をまとめて入れておくのにもおすすめです。牛乳パックは開いてまな板として使う事もできるので、とても便利です!
7. クーラーボックスは地面に直接置かない

(画像:筆者撮影)
地面の温度は一般的に体感温度よりも高くなっています。
クーラーボックスを直接地面に置いてしまうと下から温められてしまうので、クーラーボックス専用のスタンドやミニテーブルなどを使う事で保冷力をキープすることができます。さらに、置き場所にも注意して直射日光を避けるように設置するのもポイントです。
筆者が愛用しているのは、キャプテンスタッグ『アルミロールテーブル』です。軽くてコンパクトですが、耐荷重はしっかり30kgという人気商品です。

耐荷重: 30kg / 本体重量: 約700g
サイズ(mm): 幅400×奥行290×高さ120 / 収納時(mm): 幅60×奥行400×高さ70
材質: 甲板/アルミニウム(表面加工/アルマイト)、脚部/鉄(エポキシ樹脂塗装)
付属品専用: 収納袋
特徴1: 少人数でのキャンプやピクニック、ツーリング時などに使えるアウトドア用テーブル
特徴2: 折りたたみ式でコンパクトに収納できるので便利
原産国:台湾
ファミリーキャンプ向け おすすめの大容量ハードクーラーを3つご紹介!
今回はファミリーキャンプ向けの約50リットル程度のハードクーラーの中から人気の3つのアイテムをピックアップしました。クーラーボックス選びの参考にどうぞ!
1. イグルーステンレスクーラーはコスパ最強! コストコで購入すると更にお得
こちらは筆者が愛用しているイグルーのハードクーラーです。
人気のステンレス製で、51リットルと十分な容量。そして、ステンレス製のハードクーラーの中では価格も抑えめです。もし行けるならば、コストコで購入すると通常のネット販売よりもお得になりますよ!
2. コールマン スチールベルトクーラーなら、かわいいもカッコイイも同時に叶う

デザインがオシャレな事とカラー展開が豊富なのも魅力で、多くのキャンパーさん達から愛されている逸品がコールマンのスチールベルトクーラー。特にアニバーサリーカラーはキャンプサイトのワンポイントにもなるステキなカラーで、多くの方に支持されています。
3. みんなの憧れ! イエティ クーラーボックス タンドラ65
カッコ良さナンバーワンと言っても良いくらい、ハードでちょっとワイルドなクーラーボックス。中が使いやすくなるバスケットが付属している他、専用のビバレッジホルダー(ドリンクホルダー)などのオプションアイテムが多くあるのも特徴的です。
夏はハードクーラーを使って快適キャンプを楽しもう!

(画像:筆者撮影)
キャンプ中の食品保存の要となるクーラーボックス。暑い夏の季節は特に食品も傷みやすくなるので、しっかり保冷できるハードクーラーがおすすめです。
プラスしてちょっと工夫するだけで更に快適度がアップ! 今回ご紹介したポイントをぜひ取り入れてみてください。
クーラーボックスに関する記事はこちらもどうぞ!