夏のアウトドアの定番! BBQのお肉をぐっと美味しくする「野菜を使った絶品肉ダレ」
夏のアウトドア向けの肉ダレレシピを4品ご紹介します。
使う肉は、牛・豚・鶏・羊でも何でもお好みで構いませんが、レシピによっては薄切り肉、ステーキ肉・塊肉と、肉の形状によって相性がありますので、その辺りも併せてご紹介します。
一部に自宅での事前準備が必要なレシピもありますが、簡単な作業ですので、キャンプ前にほんの少しだけ時間を割いてみてください。
【レシピ1】ガッツリ系ステーキ肉・塊肉にベストマッチ! パンチの効いた「ニンニク醤油だれ」
この肉ダレは我が家の定番肉ダレで、ニンニク風味醤油だれはパンチが効いていて夏にぴったりです。
牛でも豚でも鶏でも、肉の種類を選ばずオールマイティに使える肉ダレで、簡単に作れますが、ニンニクの風味が滲み出すのに若干時間が必要なため全ての工程を自宅で作っておく「自宅度100%」の肉ダレとなります。
少なくとも1週間ほど漬け込んでおきたいですし、可能ならば2~3週間漬け込んでおくと、かなりパンチの効いた夏向きの肉ダレにすることができます。
【材料】
- ニンニク …1個 ニンニクの皮をむいて小片にしておきます。
- 醤油 … 200cc 普段使用している濃口醤油でも構いませんしが、少し甘味のあるタイプがお勧めです。
- 出汁 … お好みで 乾燥昆布や椎茸など。
これらを1つの瓶に入れて、寝かせてから使用します。
【ポイント】
- ニンニクは、漬けこむ期間が短い場合にはスライスしておくと早く風味が滲み出てきます。1週間以上漬け込むことが可能であれば、ホールのままでも大丈夫です。
- 我が家では少し甘味のある醤油(例えばたまり醤油など)を使いますが、普段の醤油に少量のみりんを加えることでも代用できます。
- 昆布の他、椎茸を加えると風味が増しますが、鰹節など動物系出汁より植物系出汁との相性が良いようです。
薄切り肉では肉ダレの方が勝ってしまうので、どちらかと言うとステーキや塊肉にマッチする肉ダレで、食べる際にはタレをつけるだけでなく、醤油漬けのニンニクを刻んで肉に乗せると一層パンチ力がアップします。
にんにく醤油は香り強いのでキャンプ場までの間に中身が漏れ出したら大変!液漏れしないしっかり密封できる容器が必須となります。また、樹脂製のものは匂いが付きやすいのでガラス製をおすすめします。
・セラーメイト 密封瓶 1L
【レシピ2】薄切り肉をさっぱりと 季節の柑橘類を使った酸味の効いた「手作りポン酢ダレ」
こちらは、薄切り肉をさっぱりと食べられる肉ダレですが、自宅での事前準備が必要な「自宅度60%」の肉ダレです。
自宅で「煮切り」を作っておき、現地で柑橘果汁と合わせて完成させます。
【煮切りの作り方】
- 鍋に醤油とみりんを1対1で合わせ、醤油の濃さを見ながら酒や水を加えます。
- だし昆布や干し椎茸などを加えます。
- みりんや酒のアルコール分が飛ぶまで加熱・沸騰させます。
- 火を止め、常温に冷ましてできあがります。
キャンプ場へ向かう途中の道の駅やJAショップ等で旬の柑橘類を購入し、現地で果汁を絞って煮切りに加えて完成させます。
果汁の量は基本、煮切りと1対1程度ですが、種類によって酸味や甘味が違うため、味見をして好みの酸っぱさに整えます。
柑橘類は、レモンやユズ、スダチなど何でも良いですし、これからの季節であれば、酸味に強い甘夏がおすすめです。ポン酢に使う柑橘は酸味の強いものがおすすめです。
すき焼き用、しゃぶしゃぶ用等の薄切り肉に向いていますが、鶏肉や豚肉にもよく合う万能ダレです。
スキレットなどで焼いた肉はもちろんですが、茹でたり、蒸した肉ともよく合います。
【注意】
煮切りを作る際に、加熱中の炎が鍋の中の酒やみりんのアルコールに引火する場合がありますので要注意です。引火した場合には周囲へ火が燃え移らないよう注意しながら、火が消えるまで加熱を続けることで完全にアルコールを飛ばすことができます。火を点けたくない場合は、中~弱火で加熱してください。