車中泊でいちばん重要なのはやっぱり寝心地、リクライニングした後部座席のシートをさらにフラットにさせるマットが必要。筆者はこちらを使っています。
私の愛車はトヨタのアイシス。後部座席をカスタマイズすれば最大7人乗りで、キャンプ場でも時々見かけるファミリーカーです。また、後部座席をすべてフラットにすることで大人でも横になれるスペースが出来上がります。しかしながら(どこでも寝られる人を除いて)十分な寝心地までは保証できません。そんな状況をフォローしてくれるのがマットです。筆者が愛用しているのはコールマンのインフレーターマット。一人で車中泊の時はシングルタイプ、娘を交えた3人の時はダブルタイプを使っています。
収納したときのサイズや、膨らませたときの程よい硬さが魅力。フラットにした後部座席の微妙な凸凹を緩和してくれます。分厚いマットだと狭い車内のスペースがもったいないので薄めのマットをお勧めしますよ。

筆者撮影

▼一人での車中泊にはシングルタイプがおすすめ!コールマンのインフレーターマット
▼ダブルタイプは後部座席全面をフラットに!頭の部分が少し厚く膨らむデザインで枕も不要
画像はダブルタイプを敷いた時のもの。私のアイシスはファミリーカーといえども期待するほど広くはないため、空気を少し抜いて折り曲げて敷いております。空気の入れ具合は車の広さに応じて調整してくださいね。

筆者撮影

すでにマットを2種類所有している私ですが、これはあくまでもキャンプ用。今もしもう1つ車中泊用に買うとしたら迷わずこれ!車内で縦ではなく横向きに寝るときにはぜひともこのマットを。特に小柄な人やお子様がいるファミリーにとっては本当に便利なアイテムですね。
▼後部座席のくぼみまでマットでフォロー、車の後部座席専用のエアーベッド。なんと枕までついている!
続いて視線対策。就寝中や着替え中、外からの視線が気になる人は車窓にカーテンを付けてシャットアウトしましょう。
車中泊では、どこに車を止めて朝を迎えますか?とめる場所によっては通行人の目線などが気になるところ。車の窓にもともと反射フィルターなどが貼ってある車でしたら特に問題ありませんが、通常仕様の車なら車中泊仕様にしちゃいましょう。
私が施したのは家にあった伸縮ポールにタオルをかけて、車内の窓にセットしてみました。
暫定仕様ではありますが、朝を迎えたときに光が差し込んでくる感じは家のカーテンを彷彿とさせます。伸縮ポールは100円ショップで売っている安価なもので十分対応できます。
こちらも車の内装に応じて長さを確認したうえで購入されることをお勧めします。



筆者撮影

▼車内の内窓に固定してタオルをかければカーテンに!カーテンレールを通して使うもよし、伸縮ポールはいろんなところで役に立ちます。窓の幅に合わせて購入してくださいね。
・平安伸銅工業 突ぱりスマートポール ミニS
・Nミニつっぱりポールシリーズ

いちいち取り付けが面倒だという人は、車内の天井の窓側にフックがあればハンガーなどをぶら下げてそこにタオルをかければカーテンの出来上がり。工夫すれば何とかなりそうですよ。