【紙刺繍のやり方②】大人の紙刺繍はカードやオーナメント作り 下絵を目立たないようにすると◎
刺繍は布にする手法が歴史も長く、バリエーションに富んでいます。しかし、刺繍ができた後の布をクッションやバッグ、洋服などに仕立てる必要があり、完成までの道のりがとても長い手芸です。
一方、紙刺繍はお手紙の一部に刺してポイントにしたり、ただの丸い紙に刺してそのままコースターにしたり。布とは違った身近なものを作ることもできます。
刺繍を終えた後に仕立てをするのも糊やはさみで工作感覚でできるため、大変手軽にできるのがポイントです。
大人の紙刺繍は紹介した子ども向けの手法を簡略化して、下書きが目立たないよう鉛筆で細く書くか、点だけを付けておくなどの工夫をします。
また、針の太さや紙の固さにもよりますが、下穴をあけずに縫い針でプスプスと穴をあけながら刺繍していくと早く仕上がります。
【大人の紙刺繍】やり方①バースデーカード 紙刺繍でオリジナリティを演出! 手作りのぬくもりが味わえる
バースデーカードは友人の誕生日の度に毎回購入しているという方も多いのでは?
毎年あげている相手だとカード選びも大変になりますよね。そこで、シンプルな画用紙に紙刺繍を施してみてはいかがでしょうか。ちょっとした図案でも立体的で手作りのぬくもりが感じられるのでおすすめです。
今回はケーキの図案にしてみました。
直線の多いデザインで、針を刺す場所に印さえつけておけば簡単に仕上げることができます。ろうそくの部分は玉止めをして炎の部分を表現しました。慣れてきたらガーランドやアルファベットもスイスイ刺せそうです。
受け取った相手が「うわぁ~これ刺繍?」とか言いながら刺した部分を触っている姿が目に浮かびませんか? お好きな色の組み合わせでお楽しみくださいね。
【大人の紙刺繍】やり方②オーナメント 七夕やクリスマスにおすすめ! 丸い台紙に紙刺繍を加えるだけでOK
丸い形の紙に紙刺繍をしたものをたくさん作ると、七夕飾りやクリスマスのオーナメントになります。
ペーパーコースターを使って刺繍をすると、元々の丸い形を生かしたオーナメントが手軽に作れますよ。画用紙よりも紙が厚い分、下穴を開けたほうがスムーズですが、しっかりした仕上がりになります。
刺繍の裏側が見えないよう、無地の紙を貼るか、刺繍をしたもの同士を貼り合わせて両面を絵柄にするのも可愛いです。裏表で色を変えるのもおもしろいですね。
たくさんの丸い紙刺繍ができたら、いろいろ組み合わせて楽しんでください。お天気がよければテントサイトの装飾に使うのも可愛いのでおすすめです。
【紙刺繍】の次は? 布刺繍にチャレンジしよう! 刺繍キットを使えば刺繍が簡単に作れる
紙刺繍で刺繍の楽しさに目覚めた方は、布の刺繍に取り組んでみるのもおすすめです。
刺繍にもたくさんの種類がありますが、まずはクロスステッチをやってみると、比較的簡単に見本通りのものができます。季節の柄やキャラクターなど、たくさんの刺繍キットが販売されているので、おうち時間にぜひ取り組んでみてください。
フレームがついたキットは本当にお手軽!
【布刺繍キット】オリムパス製絲 ししゅうキット ウサギとお花 フレーム付きでお手軽!
クロスステッチはどんなに大きな作品になっても、基本的には「×」の形で絵を作り上げていく刺繍です。根気さえあれば大きな作品もできますよ。
キットは、図案と布、糸がセットになっていてすぐに刺し始められるのも魅力です(針・はさみは自分で揃えるものがほとんどです)。
「9カウント」「11カウント」などと表記がある場合、数が小さいほうがひとつの「×」が大きく、数が大きくなるにつれて布地の目が小さくなっていきます。
小さくなる方が絵柄が美しく出ますが、作業が細かくなり、糸数も多くなることが多いので選ぶ際の目安にしてみてくださいね。
【紙刺繍】は子ども・大人を問わず楽しめる! 図案や針の太さでレベル変更 おうち時間におすすめ
紙刺繍は、図案によってどんな年齢でも楽しめる手仕事です。年齢差のある兄弟姉妹がいる場合は、なかなか同じことをして遊ぶのが難しいですが、紙刺繍は図案や針の太さを変えるとそれぞれにやりごたえのある作業ができるので、とてもおすすめです。
心を込めて作った作品は、温かさや優しさがあり、贈り物にも喜ばれます。おうちで過ごす時間、紙刺繍はいかがでしょうか。