ピチットシートとは「食品用脱水シート」 3種類のピタットシートをお刺身や燻製など用途に応じて使い分けよう
こちらが「ピチットシート」です。と言っても、これは何巻か行きつけのご飯屋さんの店主にお裾わけしていただいたもの。見た目は、生春巻きなどに使うライスペーパーによく似ていて無臭。
「浸透圧パワー」を利用した不思議な調理シートで、水分だけを吸収して素材の旨味を引き出す効果があります。お寿司屋さんなどで実際に使われていたりするそうです。
そんな「ピチットシート」はマイルド・レギュラー・スーパーの3種展開です。それぞれ、用途別に選ぶのが上手に使うコツですね。
ちなみに、私がいただいたものはマイルドの低吸収タイプでお刺身にぴったりのタイプでした!
・マイルド(低吸収タイプ)
お刺身をはじめ、生鮮素材の冷蔵管理・鮮度管理に適しています。
例:解凍後のマグロ/鮮魚の切り身や刺身/身の薄い魚/スライス肉/ササミ/レバーなどの内臓肉など
(引用元:「ピチットシート」公式サイト:http://www.pichit.info/entry/20080318215727.html )・レギュラー(高吸収タイプ)
素材の冷凍、冷凍素材の解凍、一夜干し作りに適しています。
(引用元:「ピチットシート」公式サイト:http://www.pichit.info/entry/20080318215801.html )・スーパー(超高吸収タイプ)
干物作り、燻製の下処理などに適しています。
(引用元:「ピチットシート」公式サイト:http://www.pichit.info/entry/20080318215842.html )
今回使用した「マイルド」(低吸収タイプ)
一夜干し向き「レギュラー」(高吸収タイプ)
燻製の下処理向き「スーパー」(超高吸収タイプ)
【ピチットシートVS昆布締め】それぞれの身締め手順やポイントを写真と共にご紹介 ピチットシートの使い方も!
今回はピチットシートの効果を試すべく、「お刺身の昆布締め」を一緒に作り、「ピチットシート」と「昆布締め」それぞれの魚の身締め方法やおいしさの違いを比較検証してみようと思います!
・昆布締めとは
魚の保存方法の一種で、昆布が魚の余分な水分を吸収するだけでなく、昆布の旨味が魚に浸透するため、身が引き締まったおいしいお刺身をつくることができます。
マイルドタイプの「ピチットシート」をいただいたこともあり、今回使う食材は低吸収タイプに適しているとされる旬の鯛とイカ。
昆布締めは我が家の食卓の定番なのですが、「ピチットシート」の使用は初めて…。ワクワクしながら夫と調理スタート!
【用意するもの】
- ピチットシート
- 羅臼昆布
- 鯛
- イカ
- バット(まとめて冷蔵するための容器)
- 清潔な布巾(昆布の表面を拭き取る際に使用)
【基本の下ごしらえ】
まずはお好みの食材を用意します。今回は旬の鯛とイカを用意!
イカは内臓と骨を取ってしっかりと下ごしらえをしておきます。
「昆布締め」:拭く・切る・包む・冷やす、の4つの手順
【手順1】「拭く」
付着した汚れを取るため、用意した羅臼昆布の表面を濡らした布で軽く拭き取ります。表面、裏面の両面どちらも拭き取ることがポイント!
【手順2】「切る」
昆布の大きさに合わせて鯛とイカを切ります。全体をしっかりと昆布で締められる程度の余裕を持った大きさにしてください。
【手順3】「包む」
写真のように切り身を昆布でしっかりと覆い包みます。
【手順4】「冷やす」
最後にラップでぐるっと包んでから冷蔵庫で冷やします。この時、昆布の旨味が食材にしっかり染み込むようにラップはきつめに巻くのがポイント。
今回は1時間冷蔵保存しました。
「ピチットシート」:包んで冷やすだけ!
ピチットシート1枚に切り身をのせて、包んで冷やす!ただこれだけ!
冷やし時間はピチットシートの公式ホームページ(http://www.pichit.info/ )を参考に今回は1時間冷蔵庫へ。