スッピンと「肌断食」は違います!成分を選べばメイクも楽しめる 肌悩みを抱えている人にこそオススメ

(筆者撮影)筆者が「肌断食」をする際に参考にした2冊です。
「肌断食」の3箇条は、「つけない」「こすらない」「洗い過ぎない」。クレンジングや洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリームなどを使ったスキンケアをせず、水・石鹸洗顔とワセリンだけで保湿するのが基本です。
化粧品に頼らなくても、肌にはちゃんと自分で再生する力があって健康になろうとがんばってくれます。
その働きがスムーズに促されるようあ土台を作るのが「肌断食」です。一度その土台を作ってしまえば、水・石鹸洗顔とワセリンがあれば安心です。
「断食」という言葉からストイックな雰囲気を感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
どちらかというと、良い意味で「ずぼら」という表現の方が合っている気がします。でも、お肌を丁寧に扱うという部分は変わりません。
基本的にノーファンデですが、決して「スッピン」という意味ではありません。アイテムさえ選べばマスカラやチーク、リップなどのメイクも今まで通りに楽しむことができます。
筆者はこの2冊を参考にして「肌断食」を始めました。
・著者(女性)の実体験に基づく『肌断食 スキンケア、やめました』と、その著者をサポートした医師による指南書『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』
スキンケアがシンプルになるから時間もお金も節約できる! 「肌断食」をする5つのメリット

「肌断食」は、断食(ファスティング)のように、時々行ったり、一時的に行うというよりも、日常的に続けることが大切です。
肌本来が持つ再生力を蘇らせることでお肌が細胞からどんどん整っていくので、習慣化することで今までにないメリットをたくさん実感していただけると思います。
【1. 時間が増える】
日々のスキンケアにかけていた時間がなくなります。さらにコスメを買いに行く時間や、コスメ探しや検索にかけていた時間がなくなるので、それ以外のことに費やせる時間が増えます!
【2. 節約】
常備するアイテムはワセリンと純石鹸のみ。クレンジングや洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックなどのスキンケア化粧品やファンデーションにかけていたお金が浮きます。
【3. 肌トラブルが減る】
肌トラブルの多くは、スキンケアのし過ぎが原因と言われています。何もしないことで肌本来の力が蘇り、新陳代謝のサイクルも整い、再生がしっかり行われるようになります。
それによって肌のキメが揃い、乾燥やかぶれ、赤み、シワなどが改善され、ふっくら、しっとりした肌を感じられるようになります。
【4. 朝の支度がラク】
スキンケアをだいぶ省略できるので、朝の忙しい時間に余裕が生まれます。
続けることでノーファンデでも健康肌をキープできるので、近所に出かける時なども簡単メイクで行けますし、キャンプなどでの外泊時も朝の準備がラクになります。
【5. 自然環境にやさしい】
洗顔は水洗顔が基本で、ポイントメイクを落とす時は純石鹸を使います。純石鹸は石けん素地100%のため、生分解して自然界へ還ることができます。
合成洗剤に比べて環境への負担が少なく、自然環境にやさしい生活を送れます。合成洗剤の使用を禁止しているキャンプ場でも、安心して使えますね。
こうしたメリットは日常生活ではもちろん、キャンプシーンでも感じられるはずです。
さらに、スキンケアアイテムの小分けなどの準備の手間も省け、荷物も減るので、より身軽に気軽にキャンプに行きやすくなると思います。
【基本のケア】常備するアイテムはワセリンと純石鹸のみ! 「なるべく洗わない」「スキンケアしない」

(筆者撮影)ジャータイプのワセリンは、茶色の遮光瓶に詰め替えて使っています。ガラス瓶に入れるだけでちょっと高級感が出て、気分がアガります(笑)。
・洗顔は35度以下の「ぬるま水」で
皮膚の表面温度は34~35度です。皮脂や、皮脂が酸化した過酸化脂質は水溶性のため、この温度でほとんど洗い流せます。そのため、「肌断食」では、洗顔は水よりも少し温かい35度以下の「ぬるま水」で洗います。
過酸化脂質は肌を傷つけるので夜は必ず水洗顔をしましょう。洗い方は洗面器に顔をつけるイメージで、手のひらにすくった水と顔の間でお水が振動するように動かします。
もちろん朝も目覚めの水洗顔で十分です。洗顔後の拭き取りもこすらず、柔らかいタオルをお肌に当てて水を吸い取るようにしましょう。
・メイクオフは「純石鹸」でやさしく泡洗顔を
メイクをした時は「純石鹸」で泡洗顔をします。スポンジを使って石鹸をよく泡立て、その泡をクッションにして、お肌をこすらないようにやさしく洗うことがポイントです。
ポイントメイクは綿棒に石鹸水を湿らせ、転がすようにして落としていきます。お湯オフできるマスカラなどは、石鹸水を使わなくても大丈夫です。
・洗顔後のスキンケアはなし。気になる場合は少量のワセリンを
洗顔後は何も塗りません。しかし、始めたばかりの頃は、皮剥けや粉吹きが起きたり、かゆみやひりつきを感じる時があるかもしれません。そんな時に使いたいのがワセリンです。
使用量の目安は米粒の半分ほど。少量で伸びるので手のひらで温め、めくれた角質を肌に密着させるような要領でやさしく押し当てます。
ワセリンは酸化しづらく、肌にはほぼ無害なので、つけた後も水洗顔で問題ありません。
・筆者が長年愛用している純度の高いワセリン『サンホワイトP-1』。全身に使用するのでジャータイプの大容量を購入しています。
携帯しやすいチューブタイプもあります。
・こちらも筆者愛用、老舗メーカー、牛乳石鹸の無添加純石鹸です。お値段もやさしいです。