ソロキャンプにおすすめ! 無骨な作りが魅力的な軍用テントは他の人と被らず設営も簡単な商品!
軍用テントとは、各国の軍で使用していたテントのことです。
それが在庫処理等で市場に放出され、個人でも購入することができるようになった為、ミリタリー好きな人やソロキャンプ好きな人からの人気を集めています。
有名な物では、アメリカ軍やドイツ軍が使用していた「パップテント」やポーランド軍が使用していた「ポンチョテント」があります。
パップテントとは
パップテントとは別名では「シェルターハーフ」とも呼ばれ、2人の兵士で分割してテントを持てるように設計されているのが特徴。
2本のポールと2枚の生地を使って設営を行います。
ポンチョテントとは
次にポンチョテントは、その名の通りポンチョとしても使用できるテントです。
テントとしてはワンポールで設営を行います。
上記の2つ以外にも各国が多種多様なテントを開発、製造を行っています。
軍用テントを使うメリット&デメリット
メリットとしては軽量、コンパクトなことです。ソロキャンプでも持ち運びや設営が簡単。
一方でデメリットは、古いものしか手に入りにくいため、アウトドアメーカーが出している最先端なテントと比べると防水性や快適性において劣ることがあります。
しかし、軍用テントにしかない武骨な作りが魅力であり、足りない部分を自分で工夫して解決することも楽しみの1つだと思います。
【筆者おすすめ】軍用テント【F1テント】とは? フランス軍が使用していたテントでソロキャンプに◎
筆者が使用しているF1テントは、フランス軍が使用していたテントのこと。
2本のポールを使用して設営を行うツインポールテントです。
エントランスは正面に1か所で内側に蚊帳が付いた二重式になっています。外側は垂直のダブルジッパー開閉式です。内側メッシュは上下左右の逆T字型ダブルジッパー開閉式で地面側水平には2個、垂直には1個のジッパーが付いています。エプロンは束ねて左右で固定できます。クローズ側エンドの天井部分が通気口としてメッシュになっています。ひさしによって雨は降り込みません。本体と一体になった防水加工済みグランドシート付き。両サイド下部には換気用の窓があります。メッシュの蚊帳が付いています。べロクロ...
ツインポールテントのメリットは、現在主流であるドームテントより設営が簡単なことです。
一方で、ドームテントより室内が狭くなる点がデメリット。
パップテントやポンチョテントとF1テントの違いは…床があること!
このF1テントは前項で解説した2つ(パップテント・ポンチョテント)とは大きな違いがあります。
それは、床があることです。
多くの軍用テントでは屋根と壁だけであり、床はありません。そのまま地面にベットを設置して使用することが多いです。
しかし、このF1テントは室内がしっかり閉鎖されており、虫などの侵入を防いでくれます。
また、暑さ対策としては隅や側部にベンチレーションがついており、室内の風通しを良くしています。
ちなみに素材はビニール生地ですが、綿のものが欲しい方は1980年以前の物を購入しましょう。
【クチコミ】実際に軍用テントでキャンプを楽しむ人の様子もチェック!
女性キャンパーさんも軍用テントを愛用中のようです。ネイビーカラーのポーランド軍のポンチョテントをネットで得た知識で工夫して楽しむ…軍幕テントの魅力を満喫されています。
無骨な感じも軍用テントの魅力の一つ。こちらのキャンパーさんが愛用するUSのパップテントも無骨でかっこいいですね!
F1テントの設営方法を徹底解説! ソロキャンプでも簡単にできるおすすめ設営方法をご紹介!
【テントと付属品紹介】
- テント本体
- ペグ
- ポール
- ロープ
計4点のセットになります。
取扱説明書の様なものもありましたが、フランス語(?)で書かれていた為、よくわかりませんでした。
そのため、筆者が実際に設営している手順を掲載します。
1)テント本体を広げる
F1テントはグランドシートが必要ありませんので、そのまま地面に広げましょう。
たわみなくしっかりと広げることが上手に張るポイントです。
2)テント本体にペグを打ち固定する
ペグは対角線上になる順番で打つと、綺麗にテントを張ることができます。
テントを固定するほかに、テントを立てる際にロープを引っ掛けるペグも打ちます。
このペグの位置との調節はロープの長さのほうでできますので、ロープの直線状に打ち込めばOK。細かい位置を気にする必要はありません。
3)テント端部にロープを取り付ける
付属のロープをテントの各端部に取り付けます。
4)ポールを立ててロープをペグに引っ掛ける
ロープに長さ調節の金具がついているのでそれを使用し、張り力を調節しましょう。
前後2本のポールが垂直に立てれば問題ありません。
5)左右のロープをペグに引っ掛ける
この作業はやらなくても問題ありませんが、やったほうがたわみがなくなり室内が広くなります。
6)完成
慣れれば10分もかからず設営を行うことができます。