【ソーセージ】少量の水で茹で焼きするだけでパリッとし食感に!
まずはソーセージから行きましょう。
パリッとした皮の食感が出ると美味しいですよね。このためのコツは「茹で焼き」です。
よくソーセージについては「茹でるか? 焼くか?」というやりとりをSNSで見かけますが、正解は「両方必要」だと私は断言します。
具体的な方法を見て行きましょう。
スキレットにソーセージを並べて焼く際に、大さじ1〜2杯の水をあらかじめ加えておきます。
少量の水なので焼いていれば蒸発しますが、そのまま焼き続け、ソーセージに火が通ったら完成です。
たったこれだけですが、その効果は劇的で、皮の食感がパリッとなります。画像では、ややお値段が張るジョンソンビルのソーセージを使用していますが、どんなものでも明らかにパリッと仕上がりますよ。
【ベーコン】焼く時に少量の「砂糖」を入れるとカリカリに!
カリカリに焼いたベーコンは冷めても美味しく、朝食にあると嬉しいアイテムです。
ただ、カリカリに焼くのは難しく、火が通っても柔らかいままだったり、焦げてしまったりすることが多いと思います。
これもちょっとしたコツで簡単にカリカリになります。
カリカリのベーコンはさまざまな調理にも活用できるので、作り方を覚えておくと便利です。
カリカリベーコンの作り方は、焼く際に少量の砂糖をまんべんなくまぶすこと。これだけです。
スキレットいっぱいに広げたベーコンに対して、パラパラと小さじ1程度砂糖をまぶします。砂糖が溶けて焦げることで、カラメルとなり、これがベーコンをカリカリにしてくれるというわけです。
ですので、砂糖をまんべんなく絡めた方がよく、砂糖が溶けた辺りでベーコンを裏返すといいでしょう。
火力は可能なら弱火で、焼けるに従って火力を上げるとより上手に焼けます。ベーコンから滲み出る脂で、じっくり揚げるように焼くようなイメージです。
場合によってはサラダ油やオリーブ油を足し、より揚げるに近い焼き方をすると、もっとうまくできます。
【目玉焼き】黄身と白身を分けて焼くと見た目も味も抜群に良くなる!
最後は目玉焼きです。
目玉焼きは普通、フライパンに蓋をしたまま焼きますが、この焼き方だとどうしても黄身が白く曇ってしまい、また黄身まで固まり過ぎてしまうという問題があります。
この問題を解決するには、ズバリ、白身と黄身を分けて焼くという方法を採ります。
と、書くとかなり面倒そうですが、やってみるとそうでもありません。次からの説明をご覧になってみてください。
やり方です。
まず、卵を割って白身を器に出してしまいます。こんな感じで2つに割った殻を両手に持って、殻の上で黄身だけを何度かキャッチボールすると、自然と白身だけが殻から溢れていきます。
白身だけを焼きます。
油を薄く敷いたフライパンに白身を広げて焼きますが、ポイントはなるべくフライパンに近い位置から卵を静かに広げること。そうしないと広がり過ぎてしまうのです。
あとは白身だけを普通の目玉焼きの要領で焼きます。フライパンに少量の水を入れ、蓋をして1分程度弱火で蒸し焼きにします。
白身が固まったら、そっと黄身を乗せます。これも低い位置から。
黄身を乗せたら再度蓋をして焼きますが、時間を短くして20秒程度。目玉焼きに触って崩れない程度にざっと固めれば完成です。
黄身をどこまで固めるかはお好みです。生に近い半熟が好きな人は黄身を乗せ、蓋をしないで少々加熱する程度でも構いません。
なお、蓋がない場合はアルミホイルでも問題なく代用ができますよ。
ソーセージ・ベーコン・目玉焼きの順で3点セットを作ろう! トーストと組み合わせて最高の朝食に
いかがでしたか?普段からよく食べているものでも、ちょっと工夫をしてあげると、ぐんとおいしさも見栄えもアップしますね。
もし朝食でこの3つを作るのであれば、ソーセージ、ベーコン、目玉焼きの順番で作るといいでしょう。
ソーセージはほとんどスキレットを汚しませんし、ベーコンの脂で目玉焼きが作れるので、一度もスキレットを洗わずに全部作ることができます。
キャンプの朝食というとホットサンドが定番になっているところがありますが、たまにはソーセージ、ベーコン、目玉焼き、それと焼きたてのトーストと淹れたてのコーヒーを組み合わせて、ホテルのような朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか?
そんなお洒落なモーニングは、トーストラックが活躍します。
アウトドアの朝食の楽しみ方はこちらの記事も参考にしてください!