シェラカップを使った炊飯方法・注意点

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シェラカップは、調理をしたりお皿として使ったり、コーヒーを淹れたりと、一つで様々な使い方ができるキャンプ道具です。サイズはあまり大きくないため、ご飯を炊くのはソロキャンプや少人数のキャンプがいいかもしれません。
炊飯に使用するシェラカップは、アルミ製やステンレス製が向いています。チタン製のシェラカップもありますが、熱伝導が悪いのが特徴。ご飯に均一に熱が伝わらず、焦げ付いてしまう原因にもなります。
もしチタン製のシェラカップを使う場合は、バーナーパッドを使うといいでしょう。バーナーパッドを使うことで熱を均一に伝えることができ、焦げ付きも軽減してくれますよ。
▼シェラカップ炊飯のポイント①
・炊飯にはアルミ製やステンレス製のシェラカップがおすすめ
・チタン製を使う場合は、バーナーパッドを使用すると失敗しにくい
それではシェラカップを使った炊飯方法を説明していきます!まずは、以下の物を準備しましょう。
シェラカップ炊飯に必要なもの
・シェラカップ
・ガスバーナー
・米
・水
・アルミホイル
・布巾やタオル
・軍手や手袋

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今回は、スノーピークのステンレス製のシェラカップと、SOTOのレギュレーターストーブを使います。
シェアらカップ炊飯の手順

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1.まずはお米を準備します。お米は、シェラカップの半分までの量にしましょう。それ以上入れると溢れてしまいます。今回は310mlのシェラカップで、100mlの目盛までお米を入れました。あらかじめ量を計って持って行くと良いですね。
2.水でお米を研ぎます。3.4回水を換えながら行いましょう。無洗米だと洗う手間が省けるのでおすすめ。

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3.お米の1.2~1.3倍の量の水を加えます。今回は、シェラカップにお米を入れた状態で200mlの目盛まで水を入れました。
▼シェラカップ炊飯のポイント②
・お米の量はシェラカップの半分まで
・水はお米の1.2~1.3倍の分量を入れる
4.水を入れたら、1時間ほど浸水させます。この時間が短すぎるとと硬いご飯になり、長すぎるとべちゃっとしたご飯になってしまうので注意。
5.浸水が終わったら、シェラカップにアルミホイルで蓋をして、吹きこぼれないように少し隙間を空けておきます。

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6.ガスバーナーに火を着け、弱火で熱します。ふつふつとしてきたら、さらに火を弱めて加熱します。
7.煎餅が焼けたような香ばしい匂いがしてきたら、火を止めましょう。

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8.アルミホイルの蓋を完全に閉じて、タオルや布巾などでくるんで余熱で蒸らします。シェラカップは熱くなっているので、軍手や手袋を使ってくださいね。
9.20分ほど蒸らしたら完成です!
▼シェラカップ炊飯のポイント③
・浸水時間は1時間!短すぎたり長すぎたりしないよう注意
・蓋に隙間を空けておくことで吹きこぼれ防止
・常に弱火を維持してじっくり炊く
・火から下ろすタイミングは煎餅のような匂いがポイント
・ふっくらしたご飯にするために蒸らすことが大切

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焦げ付くこともなく、ふっくらとしたご飯が炊けました!お好みによって、お好みによって、水の量を調整してもいいかもしれません。
火にかけている時間は10分程度。浸水や蒸らし時間は放置できるので、意外に簡単にご飯が炊けます。一人で食べる分にちょうどいい量ですね。