【クスクス】とは? 世界最小のパスタ! キャンプ・登山飯・おうちごはんにぴったり アレンジレシピ豊富
みなさんは、クスクスを食べたこと、ありますか?
日本だとあまり馴染みがない食べ物ですが、アフリカや中東、ヨーロッパなど、世界で広く愛されている食材です。
クスクスの発祥は、モロッコやアルジェリアなどがある北アフリカ北西部。この地域は古くからヨーロッパとの交流があったことから、フランス料理やイタリア料理でもクスクスがよく使われています。
クスクスの原料は、スパゲティなどのパスタと同じデュラム小麦です。デュラム小麦に水を加えて小さな粒にしたものがクスクスなのですが、そのため「世界最小のパスタ」とも呼ばれています。
クスクス自体には強い風味がないので、どんな料理とも相性がいいのが特徴。シチューなどの煮込み料理をかけたり、魚介や肉を乗せたり、サラダなど付け合せにしたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
【クスクス】の種類は? 極小粒・大きめ粒の2種類 レシピ・好みに合わせて選んでキャンプ・登山飯に
【クスクスの種類①】「オリジナル」 極小粒で定番のクスクス
最も代表的なクスクスは、1mmほどの極小粒のもの(上の写真中央)。これは「オリジナル」という名で販売されていることが多いです。日本で出回っているクスクスも、ほとんどがこのタイプ。
【クスクスの種類②】「パール」ぷりっとした大きめ粒で人気 ターメリック入りタイプもおすすめ
一粒が3〜5mmほどの丸い形のクスクスは「パール」と呼ばれています(上の写真左&右)。欧米ではターメリックや野菜が練り込まれているタイプも人気です。
【クスクス】輸入食材を扱うカルディ・エスニックスーパー・ウェブ通販でも購入可能! 開封時は要注意
「カルディ」などの輸入食材を扱うお店やエスニックスーパーで手に入れることができます。紙箱に入っているタイプのクスクスは、内袋なしで直(じか)にクスクスが入っているので、開封時はこぼれないように気をつけてくださいね。
ウエブ通販でも簡単に手に入れることができますよ。
【クスクス】調理法は簡単! お湯を注ぐだけで完成! キャンプ・登山飯など アウトドアシーンに最適
クスクスの調理は、驚くほど簡単です。カップラーメン並みにちょちょいと短時間で作れるので、キャンプや登山などアウトドアでの食事にとってもおすすめなんです。
【クスクス】「オリジナルタイプ」を使った調理法を紹介! カップラーメンと同じ感覚で作れる
1、ボウルなどの器にクスクスを入れ、同量の熱湯を注ぐ
1カップでだいたい2〜3人分ほど。クスクスは水を吸って何倍にもふくらむので、作りすぎないようにご注意を。冬場のキャンプなどの野外で、器が冷たい場合は、先に器を温めておくのがおすすめです。
2、蓋をして、3分ほど待つ
カップラーメンと同じですね。クスクスは、麺のように伸びたりしないので、3分きっかりでなくても大丈夫。「おかずが出来るまで放置」ぐらいのアバウトな感覚でOKです。
3、出来上がり!
蓋を開けると、この通り、ふっくら出来上がっています! お好みでバターやオリーブオイル、スパイスを混ぜても美味しいですよ。
こんな風に、本当に簡単に作れるので、キャンプ飯や登山での食事におすすめ。ご飯を炊くより短時間で食べられるのはもちろんですが、1人分の少量でも美味しく作れるのが魅力です。
クスクスをキャンプ用マグで作ってみよう! スノーピークのマグカップがおすすめ
クスクスをキャンプ用マグに、約2センチほど入れ、同量のお湯を注ぎます。
蓋をして3分待つと……このとおり、ふっくら完成〜!
キャンプ飯なら、このままマグカップにシチューなどのおかずを入れて食べることができるので、洗い物も最小限に抑えることができますよ。
【クスクス】「パールタイプ」を使った調理法 長めに放置しよう
オリジナルタイプに比べて粒が大きいパールタイプは、中まで熱が通るのに時間がかかるため、熱湯を注いでから10分ほど蓋を閉じておいてください。また、鍋でお湯を沸かし、そこにパールタイプを投入したほうが熱が逃げないため、さらに美味しく炊きあがりますよ。
パールタイプの出来上がりは、ぷりっとツヤツヤ。パスタらしいコシのある歯ごたえも楽しめます。