「手軽にダンボールを使って燻製をやりたい」「少し凝った料理にチャレンジしてみたい」こんな方向けに、ダンボール燻製の作り方や注意点を解説します。筆者が実際に燻製にチャレンジし、気づいた注意点も記事にて取り上げました。ダンボール燻製で失敗したくない方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

【準備編】ダンボールで燻製を作る方法

準備編ではダンボール燻製で必要な道具や食材、燻煙材(くんえんざい)の違いについてご紹介します。

ダンボール燻製で必要な道具

今回ダンボール燻製で使用したのは、以下の道具です。

  1. ダンボール(Seriaで購入)
  2. 燻煙材(スモークチップやスモークウッド)
  3. 食材(チーズ、ベーコン、卵、タコ、ソーセージなどお好きなもの)
  4. 焼き網(Seriaで購入)
  5. ガスバーナー
  6. 軍手
  7. 使い捨てのアルミ皿

ダンボールはご自宅にあるものでもいいですが、Seriaに燻製用のダンボールが売っています

こちらはダンボールに穴が空いており、簡単に焼き網を通すことができます。

ダンボール燻製器をいちから作るのが面倒な方は、使ってみるのもアリです。

※店舗によって販売されていないかもしれません。事前確認をおすすめします。

画像: 筆者撮影:Seriaで販売されている燻製ボックス

筆者撮影:Seriaで販売されている燻製ボックス

焼き網を選ぶときに注意すべきは、サイズ

焼き網のサイズはダンボールに引っ掛けられるよう、少し幅の広いものを選ぶのがおすすめです。

※今回は270×210mmの焼き網、高さ23cm×横27.5cm×奥行き20cmの燻製ボックスを使用

画像: 筆者撮影:ダンボールに通すときに焼き網のサイズが重要

筆者撮影:ダンボールに通すときに焼き網のサイズが重要

写真のようにダンボールに焼き網を通して、その上に食材を置いていきます。

今回は食材が多かったこともあり、焼き網を2つセットして2段にしてみました。

燻煙材の違いと選び方 スモークチップとスモークウッド

燻煙材(くんえんざい)とは、熱を加えることで煙が出るものです。この煙によって食材を燻し、燻製独特の香りをつけています。

燻煙材には以下の2つがあります。

  1. スモークチップ
  2. スモークウッド
画像1: 筆者撮影

筆者撮影

スモークウッドは木くずを固めて成形したもの。スモークチップは木片を細かくしたものです。

それぞれ使い方に違いがありますが、燻製初心者にはスモークウッドがおすすめ。というのは、使い方がとても簡単だからです。

スモークチップは持続的に加熱しないと、煙がでません。

一方、スモークウッドは一度火をつけてしまえば、燃え尽きるまで煙を出し続けてくれるんです。

おすすめのスモークウッドはこちら。

画像1: 意外と簡単! ダンボールを使った燻製の作り方&注意点を解説
ソト(SOTO) スモークウッド さくら 360g(120g×3) ST-1551-360
材質:さくら原木
原産国:日本
¥914
2020-05-16 10:59

実際に使ってみると、燻製中は熱源なしで煙が出るので、チップを使うときよりも火もとの管理がラク

そのため燻製を初めて行う方は、まずスモークウッドからデビューを果たすのがおすすめです。

ただし食材が少ない場合は、燻煙の量を調節できるスモークチップが適しています。

今回使ったのはSeriaで購入したものですが、SOTOからも同じようなチップが販売されています。

画像2: 意外と簡単! ダンボールを使った燻製の作り方&注意点を解説
ソト(SOTO) スモークチップスミニ さくら 100g ST-1531
材質:木
¥267
2020-05-16 11:11

【実践編】ダンボールで燻製を作る方法

それでは実際の燻製方法をみていきましょう。写真とともにやり方を解説しますので、初めての方でもご安心ください。

  1. ダンボールに焼き網を通す
  2. スモークウッドに着火する
  3. 焼き網に食材をのせ、ダンボールをとじる

手順にすると簡単そうですよね。「実際にやってみると難しいのでは…」と思うかもしれませんが、実際の手順も本当に簡単なんです。

手順1:ダンボールに焼き網を通す

まず用意するのは、ダンボール燻製器(今回はSeriaのものを使用)と焼き網。

焼き網をダンボールに通します。このとき、網を通す穴を大きく開けすぎないように注意です。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

穴を大きく開けすぎてしまうと、そこから煙がたくさんでてしまい、燻すのに時間がかかってしまします。(ちなみに僕は穴を大きく開けすぎてしまいました……。)

手順2:スモークウッドに着火する

続いて、SOTOのスモークウッドに着火します。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

ちなみに、ライターやチャッカマンでは火力が弱すぎて、火がつきません。

今回は、プリムスのウルトラバーナーP153で着火しました。

画像3: 意外と簡単! ダンボールを使った燻製の作り方&注意点を解説
PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー
圧電点火装置付。出力3,600kcal/h(T型ガス使用時)。ガス消費量245g/h。燃焼時間約55分(IP-250タイプガス使用時)。
ゴトク径最大148mm/最小90mm。収納サイズ7.5×8.8×3.0cm。本体重量110g(本体99g+点火装置11g)。
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2020-05-16 11:16

これから購入する方は、イワタニのカセットガストーチバーナーもおすすめです。

画像4: 意外と簡単! ダンボールを使った燻製の作り方&注意点を解説
Iwatani(イワタニ) カセットガス トーチバーナー CB-TC-OD
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これ1本で手軽に木炭に着火、アウトドアで1400℃の炎が...
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2020-05-16 11:20

着火時のポイントはスモークウッドの角だけでなく、面全体を熱することです。そうしないと火がすぐに消えてしまいます。ここは落ち着いて、確実に火をつけましょう。

着火の目安は表面がちょっと白くなって、「フー」っと息をふきかけると赤くなるくらい。BBQの炭に着火するときのイメージに近いでしょうか。

火がついたら受け皿の上において、ダンボール燻製器の中にセットします。

着火したウッドスモークは、使い捨てアルミ皿の上に置くのがいいと思います。山で愛用しているシェラカップを使用ところ、燻製後の汚れが落ちなくなりました……。

画像: 筆者撮影:燻製後に味が出てしまったモンベルのチタンシェラカップ

筆者撮影:燻製後に味が出てしまったモンベルのチタンシェラカップ

手順3:焼き網に食材をのせ、ダンボールをとじる

続いて、焼き網に食材を載せていきます。

画像: 筆者撮影:下段の方が煙が食材に直にあたって燻されやすい

筆者撮影:下段の方が煙が食材に直にあたって燻されやすい

あとで気づいたのですが、下の焼き網に置いた食材のほうが香りがつきやすいです。

そのため特に強めにスモークしたい食材を下段に配置するのが吉

最後にダンボールをとじて煙がでないように。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

完全に空気を遮断してしまうと、酸素がなくなり燃焼が止まってしまいます。かといって煙がたくさん漏れてしまうと、燻製に時間がかかってしまうので、少しスキマをあけるくらいがいいでしょう。

燻製中はたまにスモークウッドの燃焼が止まっていないか、確認しましょう。説明書によると、SOTOのスモークウッドは1時間半ほど燃え続けるそうです。

ちなみに今回は、2時間も燃え続けていました。

そうして2時間燻した結果、完成した燻製はこちら。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

色づきが微妙なところもありますが、初めてにしては上出来です。

※ベーコンは燻製後に少し表面を焼きました

問題の味ですが、スモークした香りが食材にしっかりと乗っていて、美味しかったです。特にベーコンとチーズ。それから意外に美味しいのがタコ。水分が飛んで、旨味が凝縮されています。

卵は燻製の香りだけでは少し味気ないので、味玉を燻製すると美味しく仕上がるはず。これは次回への反省点ですね。

ちなみに後日談ですが、メスティンで燻製すると10〜15分で完成しました

画像: 筆者撮影:メスティンで煙が閉じ込められるので、前回よりも色づきがよく見栄えがいい

筆者撮影:メスティンで煙が閉じ込められるので、前回よりも色づきがよく見栄えがいい

Seriaのスモークチップ、市販の味玉を購入して燻製。うまいです。

メスティン燻製の方法が書いてある記事はこちら!

ダンボール燻製で失敗してしまう原因と燻製時の注意点

実際にダンボール燻製をやってみて、以下のことがわかりました。

  • ダンボールのスキマが大きいと燻製に時間がかかる
  • 燻製中は食材をひっくり返したり、位置を変えたり工夫をする
  • 匂いが強烈なので行う場所には注意する

ダンボールに焼き網を通すときに穴が大きすぎると、煙が逃げてしまい燻製に時間がかかります。スキマは最小限にしたほうがいいです。

あと燻製中に食材の向きを変えたり、位置を入れ替えたりすることでムラなく色をつけられます。仕上がりをよく見せたい方、上手に色をつけたい方はやってみてください。

また燻製時の煙の匂いは思いのほか強烈。服に香りがついてしまうだけならいいですが、煙が近隣住宅地に飛んでいくことも……。そのため燻製する場所にはくれぐれも注意しましょう。

こんなことを言うと、マンションやアパートにお住まいの方は「うちのベランダでは難しそう……」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にはこれ。

画像5: 意外と簡単! ダンボールを使った燻製の作り方&注意点を解説
ロゴス スモーカー LOGOSの森林 クラフトスモーカー 81066020
本体:紙 網:スチール アルミ皿:アルミ箔
総重量:(約)440g サイズ:(約)幅15×奥行15×高さ39.5cm 収納サイズ:(約)幅32×奥行27×厚さ3cm
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2020-05-16 11:32

ロゴスから発売されている組み立て式の燻製器、クラフトスモーカーです。

換気扇を回してその下で燻製すれば、室内でもできます。紙製ですので燻製後の処理もラク。ぜひチェックしてくださいね。

ダンボール燻製は意外と簡単! 注意点を踏まえて実践してみよう

画像: ダンボール燻製は意外と簡単! 注意点を踏まえて実践してみよう

食材にひと手間加えるだけで、極上の逸品に仕上げられる燻製という調理法。

難しいと思い込んでいましたが、意外と手軽にそれなりの味が楽しめました。

特別な道具も技術もなく楽しめるので、ぜひ燻製未経験の方はチャレンジしてみてくださいね。

▼燻製に関する記事はこちらもどうぞ!

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