キャンピングカーを100%楽しむために筆者が行ったこと7つ
ここからは、キャンピングカーを僕らしく使うために筆者が行った工夫やこだわりを7つご紹介していきます。
【その1】ノマドワーカー(移動事務所)としてキャンピングカーを使うための電源確保
僕は、日本全国仕事をしながら旅をしている『半ノマドワーカー』なのですが、その時に最も重要なのが“電気”です。
車用のバッテリーとは別に、サブバッテリーと言う大きなバッテリーを2台積んでおり、走行充電とソーラーパネルで日中充電することで、車内の照明やパソコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ等を稼動させています。照明と冷蔵庫だけなら、昼間晴れていれば24時間エンドレスで稼動させることが可能です。
繁忙期になると、昼間フィールドワークをして夜移動、車中泊をして朝起きると次のフィールド、というように、まるでサーカスの様な日々を送る事もしばしば。
そんな時に、車内で仕事をしたり寝たりのんびりしたりと、まさに移動事務所兼ビジネスホテルとしての役割を果たしてくれるのが、このキャンピングカー。このキャンピングカーがあるからこそ僕のノマドワークが成り立っています。
【その2】旅先でポタリング! サイクルキャリアをつける
東京・京都・軽井沢等、街中にある観光地を回る際に駐車場を探すのが大変なこともあります。そんな時は、自転車で移動するのがおすすめです。
自転車を車内に積むと他の荷物を積むことができなくなるので、僕はリアゲートにサイクルキャリアを取り付け、自転車を2台積めるようにしています。
山間部や海沿いのサイクリングロードをポタリングしていると本当に気持ちがいいものです。特に『瀬戸内しまなみ街道』は最高ですよ~。絶景を見ながらポタリングし、途中の島で特産品に舌鼓。まさに旅の醍醐味です。
【その3】車内に入れたくない荷物は背面トランクへ
カヤックで使ったライフジャケットやシューズ、ダイビングで使用したウェットスーツやフィン等、水遊びをすると濡れ物がたくさん出ます。これを車内に積み込むと汚れたり砂だらけになったり匂いが気になったりしてしまいます。
毎回完全に乾かすことができればいいのですが、難しいことも多いので、サイクルキャリアに箱を取り付け、そこに濡れ物を収納しています。
他にも、傘や雨具、長靴なども箱の中にイン。長旅を快適に過ごすためには、車内に濡れた物を持ち込まないのが重要です。
【その4】海に行く際は外部シャワーが活躍! 車体下タンクからシャワーが使える
海でカヤックやシュノーケリングをするとシャワーを浴びたくなります。また道具も潮抜きをする必要がありますので、さらに外部シャワーが必須になります。旅の途中で雨に降られ、ワンコ達の足やお腹を洗う時にも外部シャワーがいりますよね。
僕のキャンピングカーには、車体の下にタンクが取り付けてあり、45Lと80Lの水を入れられる様にしました。リアバンパーにシャワーが取り付けてあり、水中ポンプでシャワーが出るようにしてあるので、潮抜きをする時に重宝しています。
【その5】とにかく便利なサイドオーニングはキャンピングカーの必須アイテム
サイドオーニングは、キャンピングカーの設備としては王道です。
キャンプ場に着いてサイドオーニングのハンドルを回せば、幅3.5m、奥行き3mの日陰がすぐに完成。旅先で雨に降られた際に少し出しておけば、雨に濡れる事なく雨具を脱ぐことも、ワンコを飼っている方はワンコの足を拭いたりご飯をあげることもできて便利です。
僕の場合、フィールドワークをしている時に降ってくる突然の雨や雪の際に利用したり、ドローンで空撮をしているときにモニターが直射日光で見にくい時に日よけとしても利用しています。
【その6】長距離移動のために足回りとシートにこだわる
僕の『ROBO』は、既に17万キロ走っています。普段使いはほとんどなく、ほぼ遠出する際に使用しています。そのため高速走行が多く、1日1000キロ走ることもあります。
ハイエースは元々貨物車両ですので、長距離の乗り心地はお世辞にも良いとは言えません……。そんなハイエースでも長距離を苦痛なく走るためには、足回りとシートを変えると効果的です。
足回り、特にショックは消耗品ですので5~6万キロ程度で交換するのがおすすめ。ノーマルに比べ跳ねることなく地面からのショックが和らぎ、マイルドな乗り心地になります。
シートは、僕の場合純正では腰が痛くなってしまったので、レカロシートに交換しました。(ただレカロのカムイと言うシート生地は、ワンコの毛がものすごく付くので、シートカバーを作りました!)
シートを変えてから、どれだけ走っても体が痛くなることはなくなりました。
【その7】狭い車内だからこそ衣替えは大切! テンションの上がる見た目にチェンジ
キャンピングカーは限られたスペースです。その限られたスペースの中でいかに整理整頓して快適な空間にするか、オーナーの皆さんは工夫を凝らしていると思います。
僕は、季節によって衣替えをして狭い空間を視覚からも快適に過ごせるように心がけています。
冬はできるだけ暖色系で柄を多くし、暖かな雰囲気を作っています。
夏は冷え冷えマットを使用し、寒色系で少しでも涼しげな雰囲気作りを心がけています。
魅力たっぷりのキャンピングカーで人生に彩りを!
キャンピングカーは生活の中でなくてはならないと言うものではありません。価格も高く、なかなか購入に踏み切れない方も多いかもしれません。
しかし、一度キャンピングカーを知ってしまうと、もうキャンピングカーなしではいられなくなるくらい、人生に彩を与えてくれる、素晴らしい乗り物なのです。
みなさんもこの記事を参考に、ご自身にぴったりのキャンピングカーに出会ってくださいね