登山靴のお手入れ、普段からされていますか?登山のたびに、時間をかけてお手入れをされている方は少ないかもしれません。実際にぼくも山でハードに使っていながらも、登山靴をメンテナンスできていないのが現状です……。しかし長く使っていくのであれば、定期的なメンテナンスは必須。そこでこの記事では、簡単な登山靴のお手入れ方法を写真とともにご紹介します。

なぜ「定期的に」登山靴の手入れが必要なの? 長く愛用するためのメンテナンス

登山靴の手入れが必要な理由は、大きく2つあります。

  1. より長く登山靴を使用する
  2. 登山靴の破損にいち早く気付ける

より長く登山靴を使用するためには、定期的に手入れが必要です。

というのは、登山後に泥汚れが付着したまま靴を放置しておくと、汚れにより撥水機能が低下したり、ソールの劣化を早めたりしてしまうためです。

靴のソールに汎用されているポリウレタン樹脂は、何もせずとも空気中の水分などで劣化してしまうもの。

登山靴の劣化スピードをできるだけ遅らせる、そして長く使用するためにもメンテナンスは必要なのです。

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

また登山靴を定期的にメンテナンスすると、靴の破損や剥がれなどの異常にいち早く気付けます。

靴は登山者にとって命を守ってくれる大切な装備ですから、手入れついでにしっかり点検しておきましょう。

登山後の簡単な点検ポイント

登山後に簡単なメンテナンスをするだけで、

  • ソールがひび割れたり、すり減ったりしていないか
  • アッパーとソールの結合部が剥がれていないか

など、日々使っている登山靴の状態を確認できます。

今回は、ぼくが使っている「モンベルのタイオガブーツ」をもとに、一般的な登山靴のお手入れ手順をご紹介します。

画像1: 登山に行けないときにこそ! 登山靴をお手入れする方法をご紹介
[モンベル] トレッキングシューズ メンズ 1129323
原産国:中国
ソールの厚さ:2.5cm
履き口:28cm/筒丈:15cm(計測サイズ26cm)
重さ:720g (片足/26cm)
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2020-04-29 14:41

ただし、お使いの登山靴の素材によって対応しているお手入れ方法が異なるため、登山靴のラベル等を事前にご確認くださいませ。

【準備編】登山靴の手入れで必要な5つのもの

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

登山靴のお手入れに必要なのは、以下の5つのアイテムです。

  • タオル 3枚
  • 馬毛ブラシ
  • スポンジ
  • バケツ
  • 防水・撥水スプレー

使用するタオルは、靴の中を乾燥させるために詰めるもの。吸湿性のある新聞紙でも代用可能です。

【実践編】登山靴の手入れ方法 手順を写真とともに解説します

登山靴のお手入れのおおまかな手順です。

  1. 靴ひもを外して表面の汚れをブラシで落とす
  2. インナーソール(中敷き)を外して靴内部を優しく洗う
  3. 外側をスポンジで洗う
  4. タオルを入れて乾かす
  5. 完全に乾いたら防水・撥水スプレーを吹きかける

写真とともに解説していきますね。

靴ひもを外して表面の汚れをブラッシング

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

あらかじめ、登山靴の靴ひもを取り外しておきます。取り外した靴ひもは、ネットに入れて洗濯しておきましょう。

ここで靴ひもを外すときに、元に戻すことを考えて写真を撮っておくのがおすすめです。「靴ひもはどのようになっていたんだっけ……?」という事態を防げます。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

登山靴ミッドソール部分の汚れ。大きなゴミや泥を取り除いていくために、まずは表面をブラッシングします。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

使用したのはこちらの柔らかめの馬毛ブラシですが、靴用ブラシでしたらなんでも良いと思います。

画像2: 登山に行けないときにこそ! 登山靴をお手入れする方法をご紹介
靴 ブラシ 馬毛 M.MOWBRAY プロ・ホースブラシ(靴磨き ブラシ 馬毛ブラシ) エム モゥブレィ モウブレイ
毛先が細く、柔らかい馬毛を使用していますので、表面のホコリ等の汚れ落しなどに適しています。プロも愛用する靴磨きの優れものです。靴以外の皮革製品やコードヴァン革やブライドルレザー等にも適しています。汚れ(泥、ホコリ等)の払い落としには、柔らかい毛(毛先の細い毛)が最適です。天然の馬毛を使用したホースブラシは普段使いのブラッシングにぴったりです。コードヴァン(コードバン)専用クリームを使用する際に、クリームをすり込み馴染ませるにはこれが便利です。●サイズ:180mm×47mm毛の長さ約22mm

丁寧にブラッシングをしつつ、ソールの剥がれなどがないか、登山靴の状態をチェックです。お手入れの時間がない方は、ブラシをかけるだけでもOK。

インナーソール(中敷き)を外して靴内部を優しく洗う

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

インナーソール(中敷き)を取り出して、靴の中の砂やゴミを取り除きます。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

大きなゴミが取り除けたら、水またはぬるめのお湯につけたスポンジで優しく洗います。

汚れがひどい場合には、洗剤を使用するのがおすすめです。靴用洗剤のおすすめはこちら。

画像3: 登山に行けないときにこそ! 登山靴をお手入れする方法をご紹介
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ギアエイド GEAR AID REVIVEX BOOT & SHOE CLEANER 36250 4 fl oz リバイベックス ブーツ シュークリーナー 靴やブーツを撥水処理する前に、このクリーナーで皮革やファブリックにこびりついた汚れや染みを落としてください。濃縮タイプなので1本で多くの靴を洗うことができ、防水透湿性素材を使用した靴にも使用可能。 ●内容量・・・118ml ※ブラシ等は付属していません。 ※同じ商品でも生産時期等により改良され、画像と異なる場合があります。 ご注文前に、必ず当店規約・概要をご確認ください。 
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2020-04-29 14:47

今回はぬるめのお湯で、十分に汚れが落ちました。

外側をスポンジで洗う

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

続いて、登山靴の外側もスポンジで洗います。主な汚れは泥汚れ。丁寧にスポンジで汚れを落としていきましょう。

ちなみにヌバック皮製品の場合には、専用のブラシを使う方が良いそうです。

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筆者撮影

ある程度汚れが落ちたら、乾いたタオルで靴表面の水気を拭き取ります。乾燥時間が短時間で済むので、必須の作業です。

タオルを入れて乾かす

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

タオルもしくは新聞紙を詰めて乾燥させます。1〜2回ほど、こまめに入れ替えを行うと、早く乾かせます。

ついでにインナーソール(中敷き)もスポンジで洗っておきました。

完全に乾いたら防水・撥水スプレーを吹きかける

風通しのいい場所だと、1日ほどで乾燥しました。登山靴が完全に乾燥したことを確認して、靴ひもを取り付けます。

靴ひもの先が破損していて穴に通らない場合は、

  • ライターで先っぽを少し焼く
  • セロテープで補強

これで、スムーズに靴ひもを通せました。

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筆者撮影

画像: 筆者撮影:靴ひもにセロテープを巻いて通すとスムーズです

筆者撮影:靴ひもにセロテープを巻いて通すとスムーズです

最後に、防水・撥水スプレーを吹きかけます。完全に乾燥していないと、カビのもとになってしまうので注意です。

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

防水・撥水スプレーは、ゴアテックスに対応したものがあるので、ゴアテックスの登山靴の場合はそちらを使いましょう。

ゴアテックス対応の防水・撥水スプレーはこちら。

画像4: 登山に行けないときにこそ! 登山靴をお手入れする方法をご紹介
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S.R.スプレー 330ml■容量:330ml●水だけでなく油も弾くため防汚性にも優れた撥水・撥油スプレーです。テントやタープはもちろん、レインウェアから綿・ウール製品まで幅広く使用できます。ゴアテックスメンブレンなどの防水透湿性素材に使用しても透湿性は損なわれません。
2020-04-29 14:53

ただ、今回はもともと持っていた、ウィンタースポーツで使用している防水・撥水スプレーを使いました。

スプレーは吸い込むと有害。屋外で、風下に向けて使用するよう心がけます。

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

登山靴のお手入れ完了です。新品のように綺麗に、とはいきませんが、表面の汚れは綺麗に落ちていますね。

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