本格登山には機能性抜群な登山用レインウェアがおすすめ 100均や一般的な雨具で代用するのはNG!
普通の傘やカッパではダメなの?
これから本格的に登山を始めるなら、機能に特化した登山用のレインウエアを必ず一つ持っておくことを強くおすすめします。代用品として100均のカッパや普通の傘は適しません。
簡易なカッパの多くは全身をしっかり覆えない、蒸れやすい、徐々に水が浸透するなど長時間の使用になりうる登山には不向きなんです。
傘の代用に関して言えば、重量が重く、強風で折れたり、両手が空かないため険しい道では適していません。ただし、登山用の丈夫で軽量なトレッキングアンブレラという専用の傘もあり、中にはリュックに固定して両手が空くタイプもあります。
わざわざレインウエアを着るより手軽ですし、フードで視界が遮られることもありません。しかし、岩場など険しい道では邪魔になりますし、強風に煽られて危険なこともあります。
トレッキングアンブレラはあくまでレインウエアありきで、状況に応じて補助的に使うことをおすすめします。
【登山用レインウェアの特徴とは】携帯性・耐久性・防水性・通気透湿性など豊富な機能で雨をしのぐ
では、「登山用」のレインウエアは通常のカッパなどとは何が違うのか、4つの観点からその違いを挙げていきます。
1.防水機能
まず何よりも重要なのが防水機能ですね。登山用レインウエアは高い防水機能が備わっており、水を弾く撥水性が高いことが最大の特徴です。
激しい雨に長時間さらされても浸透してこない点が最も重要なポイントです。
2.小型・軽量
登山ではすべて持ち物は自分で背負っていくものであるため、持ち物はなるべく小さく、軽くすることが基本です。
そのため、登山用レインウエアは小さく折りたたんで収納でき、非常に軽量な設計になっています。
3.通気透湿性
レインウエアは山を歩きながらの使用になる為、発汗することが多いです。その際に大切なのが蒸れないこと、つまりウエア内の湿気を外に放出する「通気透湿性」です。
安いビニール素材などはこの通気透湿性がほぼ無いため、外からの雨を防いでいたら、中は大量の汗でびっしょり!...と、本末転倒になってしまいます。
外からの雨は防ぎつつも、中の蒸れは外に出すという機能が登山用レインウエアの特徴です。
4.耐久性
山の中という過酷な条件下での使用になる為、登山用レインウエアは簡単に破れない丈夫な仕様になっています。さらに、レインウエアは使用するにつれて劣化していきますが、登山用のものは劣化しにくく、長く愛用できます。
山の中という過酷な環境での雨は大敵です。少しでも安全かつ快適に過ごせるように高価でも最初から登山用のレインウエアを購入しましょう。
登山用レインウエアの選び方をご紹介 上下セパレートタイプやGORE-TEX(ゴアテックス)素材がおすすめ
さて、登山用のレインウエアの重要性がわかったところで、数ある商品の中からその選び方をご紹介します。
上下セパレートタイプがおすすめ
レインウエアの中には上下一体型の被るだけのタイプもありますが、登山では上のジャケットと下のボトムが分かれているセパレートタイプをおすすめします。
セパレートタイプは全身をしっかりと覆うことが出来ますし、小降りの雨ならジャケットだけ着るなどの調節も可能です。さらに、体にフィットして身動きも取りやすいです。
防水性&透湿性が高いものを選ぶ
水を弾いて中に浸透してこない防水性を示す尺度には耐水性「mm」という指標が使われます。大雨でも対応できる10,000mm以上のものがおすすめです。
また、中の蒸れを軽減する透湿性は「g / ㎡-24hr」単位で表され、8,000g/㎡-24hr以上のものであれば蒸れを抑える効果が期待できます。
透湿性とは...衣服内の汗や水蒸気を、生地1平方メートルあたり24時間で何g排出できるのか表した単位。
迷ったら安心のGORE-TEX(ゴアテックス)
世界最高水準と言われるGORE-TEX(ゴアテックス)の素材は高い撥水機能と透湿機能を兼ね備えています。
GORE-TEXは薄く、軽く、丈夫な素材であり、無数の微細な穴は水滴を通さず、水蒸気を通すため、快適な着心地です。迷ったら是非おすすめなのがGORE-TEX素材のレインウエアです。
続いて、具体的におすすめ登山用レインウエアを6選ご紹介します。是非選ぶ際の参考にしてみて下さいね。