ビーツを使った料理ボルシチってそもそも何なのか? 料理や食材の知識を深めてみよう!
ボルシチはウクライナの伝統料理
ボルシチとは、ウクライナ発祥の具材を煮込んで作る伝統料理です。
ロシア料理だと思われる人が多いかと思いますが、ウクライナ発祥でロシアやその他の東欧諸国でも親しまれているため、そのような印象があるのかもしれません。
ビーツは意外にもほうれん草の仲間! 栄養豊富なのがポイント
ボルシチに欠かせない具材といえば、ビーツ。これもウクライナでは一般的に使われている食材で、サラダやマリネに加えて食べているんだとか。
意外なことに、ビーツはほうれん草の仲間。そしてビーツは栄養が豊富なことから「飲む点滴」ともいわれています。
ビーツの和名は「火焔菜(かえんさい)」で、よく見かける赤いビーツのほか、黄色のビーツ「ゴールデンビーツ」という品種もあります。
ただ、日本の小さなスーパーだと、なかなか売っていないことも。
また、ビーツの旬の季節は6~7月と11~12月。この時期以外だと、お店に出回っていないことも考えられます。
ビーツは水煮缶を使おう!なかなかビーツは手に入らない…
ビーツを加えなくてもボルシチ風の料理は作れます。しかし、ビーツを加えたボルシチが作りたい場合に、手に入らないのは大問題…。
でも、大丈夫! ビーツは缶詰に加工されているものもあるんです。
続いては、缶詰のビーツについてと、その他に代用できる食材について解説します。
ビーツは水煮缶がおすすめ!通販ならビーズ自体のまとめ買いが可能!
ビーツは、小さなスーパーだと置いていなかったり、季節によっては手に入れるのが大変だったりする場合があります。
しかし通販を利用すれば、2kgや4kgのまとまった量でビーツを購入可能です。
ビーツのまとめ買いはこちらから
とはいえ、1度のボルシチ作りにそこまでビーツは使いませんよね。そんなときにおすすめなのが、缶詰に加工されたビーツです。
便利なビーツの缶詰はこちらから
すでにスライスして水煮にされているので、ボルシチに使う際も調理が簡単。缶詰を開けるとこんな感じ。
鼻を近づけてみると、葉物野菜のような香りがします。たしかにほうれん草の仲間というのも納得。
缶詰を開封しなければ長期保存もできるので、数個まとめて購入しておけば、使いたいときに使えて便利です。
野菜のかぶや人参でも代用可能!
缶詰のビーツを買わず、ほかの食材で代用するなら食感が近しいものがおすすめです。
似た食感の食材は、かぶや人参。
ビーツは少し歯ごたえのある食感なので、この2種類が代用食材にぴったりです。
【ビーツの簡単レシピ】缶詰を使ってボルシチを自宅で作ってみよう! ポイントは缶詰の汁ごと使う!?
ボルシチは好きな具材で作れるのが醍醐味。そのため、レシピ以外の材料を加えるのもおすすめです。
缶詰ビーツを使ったボルシチレシピでは、缶詰の汁ごと加えるのがポイント。ビーツの旨味をしっかり加えることができます。
【材料(3人分)】
- 牛肉:200g
- 缶詰ビーツ:1缶
- キャベツ:50g
- 玉ねぎ:40g
- 人参:50g
- ホールトマト缶:1缶
- 水:100ml
- コンソメ:1個
- 塩:少々
- 砂糖:少々
- バター:20g
- すりおろしニンニク:小さじ1
【ビーツを使ったボルシチの作り方】
1. 牛肉は食べやすい大きさに切ります。
2. キャベツはざく切りにします。
3. 玉ねぎはスライスにします。
4. 人参は一口大の大きさに切っておきます。
5. 深めの鍋にバターを入れ、弱火に熱して牛肉の色が変わるまで炒めます。
6. 火を中火にしてキャベツ、玉ねぎ、人参、缶詰のビーツ(汁ごと)、水、コンソメ、すりおろしニンニクを加えてフタをし、具材に火が通るまで煮込みます。
人参は火が通りにくいので、前もって下茹でしておくのもおすすめです。
7. さらに塩、砂糖、ホールトマト缶を加え、中火で5分ほど煮込めばボルシチの出来上がりです。トマトは少し身を崩してあげたほうが食べやすくなります。
お好みでサワークリームをトッピングしてください。酸味がプラスされて、味に変化が出てきます。
具材にしっかり味が染み込み、ビーツの食感もおいしかったです。
ちなみにトッピングのサワークリームのレシピはこちら。
【材料】
- ヨーグルト:大さじ3
- 生クリーム:200g
【サワークリームの作り方】
- ヨーグルトと生クリームをフタ付きの容器へ入れてよく混ぜます。
- 混ざったら、フタをして常温のまま1日ほど寝かせればサワークリームの完成です。