「バーベキュー用の塊り肉って、どうやって買えばいいの?」「おいしく焼き上げるには?」そんな疑問に、BBQ研究家がお答えします!今回は、お肉の注文方法や、焼くときに気を付けるポイントなど、実践的なコツをまとめました。
バーベキューでおいしいお肉を食べるために! 塊り肉の切り方のポイント3つ
さて、焼けたお肉は、まだ大きな塊の状態です。
食べやすいように切らないといけませんが、ここでも気をつけたいポイントが以下のように3つあります。
- 繊維を断つように切る
- 一口で食べられるサイズに切る
- すぐに食べられる量だけを切る
1. 繊維を断つように切る
お肉とはそもそも筋肉です。下記のようにお肉の断面をみると、左右に繊維(筋)が入っているのが見えるはずです。
この線に対して垂直に薄めに切ると、口の中に残りづらくなります。
一般に「柔らかい」と感じるお肉は、繊維(筋)を垂直に切っています。ぜひマネしてみてください。
2. 一口で食べられるサイズに切る
おいおい当たり前だろ??と思うかもしれませんが、焼き上がった塊肉を前にすると、これができないんです!
この大きな塊のお肉そのものに価値があると感じてしまっていますから、切り分けた時の1つ1つのポーションが大きくなってしまいがちです。
あくまで、肉の旨みを逃さず焼くために大きい状態で焼いたので、切り分けるときは一口大に。口に残ったり食べづらかったりしては、せっかく美味しく焼き上げたお肉が台無しですからね。
焼けたお肉を切るときは、子どもや女性でも一口で食べられるサイズ(焼肉用のお肉の厚さ)を心がけましょう!
3. すぐに食べられる量だけを切る
一気に切らないことが大事です。
大きなお肉は、焼くのが大変な分だけ冷めにくいのがメリット。塊のまま置いておけば、保温された状態で水分の蒸発も防げます!
大きなお肉を焚き火の隣で切り分けながら、シェアするって最高ですよ。
肉バーベキューは「買う肉」と「焼き方」に気を付ければ、誰でもおいしく焼ける!
2回に分けてお届けしてきましたが、ここでおさらいです。
- お肉はお肉屋さんに相談して塊り肉を買いましょう!
- 焼く時は「常温に戻し、間接調理で焼き、休ませる」
- 切る時は「繊維に垂直で包丁を入れ、一口サイズになるように、食べる分だけ切る」
言ってしまえばこれだけのことです!
ぜひこれらを実践して、いろんな塊り肉に挑戦し、おいしい肉バーベキューを楽しんでください!!