ROBENS(ローベンス)とは? デンマーク発テントブランドの注目テント4つをご紹介!
1973年、ドイツのクラウス・ローベンスさんによって設立されたデンマークのブランドです。かなりの老舗で、日本でもメジャーな存在ですね。トレイルヘッド株式会社が販売代理店となっています。ローベンスの中から4つの注目テントをまずはご紹介します。
2019年新製品 チヌーク
写真は2019年の新製品チヌーク。ポリコットンのモノポールテントで、出入口にポールを入れて、出入りしやすく居住性を高めています。
ポリコットンの素材を生かした薄いベージュと黒という配色が、ローベンスならではの格好良さです。北欧テントらしく、屋根には煙突ポートも備えています。
2020年新製品 Aero Yurt(エアロユート)
こちらは2020年の新製品、Aero Yurt(エアロユート)です。丸みを帯びたドーム型フォルムで、大きな窓を備えています。主素材はローベンス独自のハイドロテックス・ポリコットン。
エアロの名前が示す通り、空気を入れて建てるテントです。フロアサイズは直径450cmの八角形。就寝定員数は8人です。
エアーフレームがドームを形成するため、ポールはありません。空気を入れるだけで立ち上がります。天井高は270cm、壁面の立ち上がりも垂直に近いため、かなり広々とした空間です。
このエアロユートは、屋根に煙突ポートはありませんでした。
こちらがエアバルブ。空気を入れる箇所は、この1箇所からになります。周りをぐるぐる回る必要はありません。
大きな窓は採光用で、開閉はできませんでした。内側にカバーはあるので、夜間は閉められます。
重さが31.4kgとかなりの重量級ですので、取り回しは大変かもしれません。しかし内部空間の広さと、キャンプ場での注目度はかなりのものですね。
エアーフレームは風で破損することがないので、耐候性も優れていると言えます。
WOODVIEW 600(ウッドビュー600)
こちらは6人用ポリコットン製テント、WOODVIEW 600(ウッドビュー600)。先ほどのAero Yurtと同じく、エアーフレームのトンネルテントです。
採光窓と、大きなひさしが特徴的ですね。ひさしを含まないフロアサイズは515×320×210(高さ)㎝、日本で多い8m四方の区画サイトでも無理なく張れるサイズです。
中は広々、リビングフロアは縫い付けてあります。外せないので日本人は靴を脱いで利用すると思いますが、海外では恐らく土足で利用するのでしょうね。
寝室部分は真ん中を仕切って、2部屋にすることも可能です。
特徴的な、大きな窓。この日は雨でしたので水滴が付いておりますが、実際はもう少しクリアに見えます。開けて通気はできませんが、カーテンとなるカバーはあります。
写真右の出入り口部分やテント正面はメッシュになりますし、壁もポリコットンですから、通気性が悪いということは無いでしょう。
Klondike Grande(クロンダイク グランデ)
ローベンスの大型ベルテント、Klondike Grande(クロンダイク グランデ)。就寝定員9名、ポリコットンで煙突ポートも完備。日本でも人気のテントです。
出入り口にフレームが入って出入りしやすくなっているほか、壁面の立ち上がりも一般的なティピ型テントより高く、居住空間の高さが売りです。
コットが9台も入りますので、大家族でも安心の広さ。フロアにはジッパーが付いており、取り外して土間のように使うことも可能です。
重さが21.1kgと、お父さん1人でも持てる重さなので人気があるのも頷けます。
ソロ用におすすめ チャレンジャー2
日本のキャンプ場でお目にかかることは滅多にありませんが、ローベンスはソロ向けドームテントもございます。写真はチャレンジャー2、2人用テント。
2人用とは言えフロアサイズは215×105cmなので、実質1人で使った方が快適です。海外テントは価格が総じてお高めですが、こちらはスペックの割に良心的なお値段です。
収容人数:2人
ライシートの素材:ハイドロテックス HD RS, 75D ポリエステル 189T, リップストップ, 防火性,100% ポリエステル、ポール:アロイ ユナン #7001, T6, 8.5 mm,、インナーテント:68D ポリエステル 190T, 100% ポリエステル、フロア:75D ポリエステル タフタ 210T. 100% ポリエステル, 10,000 mm
収納サイズ:48 x 15 cm
重さ:2.5kg
北欧スウェーデン発テントブランド Tentipi(テンティピ)のおしゃれテントもご紹介!
こちらはスウェーデン発、Tentipi(テンティピ)。テンティピは重度のキャンプ中毒者には憧れのメジャーブランドです。日本の代理店、ファロスインターナショナルさんの展示になります。
天頂部のベンチレーターを開ければ、中で焚き火ができるというテントです。まさにアメリカ先住民族のティピの機能ですね。
オニキス9 CP
オニキスシリーズは、テンティピのラインナップの中ではベーシックモデルという位置付けになり、価格も控えめです。とは言え高級品には変わりありませんが...。
上の写真はオニキス9 CPです。コットンとポリエステルの混紡素材Cotpolmex C.という布で作られています。室内の湿度を適度に保つ「呼吸する生地」という触れ込みでして、ベーシックながらもテンティピの良さを実感できる商品です。
超軽量テント ジルコン9 LIGHT
コットンテントだけではなく、化繊のテントもございます。こちらはジルコン9 LIGHT。超軽量なリップストップナイロンを使用しておりまして、重量6.5kg。9人用の大型テントとしては、相当軽量です。
化繊テントですが、テントの中で焚き火が出来、薪ストーブの煙突ポートも備えます。ただし、中で薪ストーブや焚き火を扱う際は、一酸化炭素中毒や火事になる危険性が非常に高いので、キャンプ初心者は扱いに注意が必要です。
▼薪ストーブ設営の注意点はこちらの記事をどうぞ
ちなみに、テンティピのモデル名の後にある数字は、おおよその就寝可能人数です。オニキス7なら7人、ジルコン9なら9人という目安になります。
就寝可能人数は「詰めあって寝られる」というサイズですので、キャンプでは使用人数より少し大きめを選んだ方が快適です。
テンティピの最高級モデル サファイア15CP
こちらは最高級モデル、サファイアの15人用モデル。サファイア15CPです。ポリコットン素材で、直径6mの大型テント。お値段は張りますが、耐久性などもテンティピのラインナップ中で最強を誇ります。
Cotpolmex P.という張りのある生地を使い、紫外線に強く色落ちは最小限。史上最強の綿・化繊混紡素材を謳っています。こちらのサファイアと、中間モデルのジルコンには天頂部に煙突ポートが装備されております。
テント内で焚き火ができると言われましても、さすがに臭いや火の粉などが気になりますが、薪ストーブなら安心です。ただし、中で薪ストーブや焚き火を扱う際は、一酸化炭素中毒や火事になる危険性が非常に高いので、キャンプ初心者は扱いに注意が必要です。