6)ドイツ発エアフレームテント HEIMPLANET(ヘイムプラネット)
株式会社スライブさんが輸入販売する、ドイツのHEIMPLANET(ヘイムプラネット)。エアフレームで立ち上がるテントです。こちらも滅多にお目にかかれない、レアテントですね。
ネタ色の強いびっくりテントの類かと思いきや、全くそれだけの物ではございません。
独立した5つの空気室があるのですが、空気を入れる時は1箇所からのみでOK。周りをウロウロしなくて大丈夫です。もし1~2箇所パンクしたとしても、残りの空気室が支えてくれて潰れないようになっています。
エアフレームは強風で折れたり曲がったりすることがあっても、また元に戻ります。風でパンクすることはまずありませんので、耐風性に優れます。
2~3人用ですが、壁が立っているので中は広く感じます。壁面ポケットなど収納スペースも有ります。
靴が置ける土間スペースもありまして、居住性は良いと言えます。フライシートは耐水圧5,000mm、グラウンドシートの耐水圧も7,000mmあり、スペックに妥協なし。
こちらが空気口。空気を入れる時は成人男性で45秒~1分です。初回設営時だけはフレームにテントを吊り下げる必要がありますが、畳む時は空気口を5箇所開けて、フレームとフライシート、インナーテント、グラウンドシートを一気にまとめてしまえます。ポールを抜いて連結を外して、という手間はありません。
ヘイムプラネット 「HEIMPLANET FISTRAL」
こちらは1~2人用のHEIMPLANET FISTRAL。エアーフレームが変にねじれているように見えますが、これで正常です。独特の形状で、小型でも耐風性に優れた空間を確保しています。
重さは2.5kgと超軽量とは言えませんが、収納サイズは34x20x20cmとかなりコンパクトです。
靴が置ける土間スペースもあり、ソロキャンプにちょうどの快適サイズ。カモフラージュ柄が格好よく、他人と違うテントが欲しいソロキャンパーは是非。
個性派エアフレームテント 「NIAS(ニアス)」
まるでワニのような個性派エアフレームテント、NIAS(ニアス)。4~6人用の大型テントです。
インナーテントを左右に吊るしても、荷物置きスペースがあります。インナーは1つに2人がちょうどよいサイズで、子供なら3人もいけそうです。
このテントも収納サイズ60x30x25cmと、かなりコンパクトになりますよ。
7)ノルウェー最大のアウトドアブランド Bergans(ベルガンス)
最後を飾りますのはノルウェーのブランド、Bergans(ベルガンス)。日本ではまだ馴染みが薄いですが、ノルウェーでは最大のアウトドアブランドです。ファロスインターナショナルさんで輸入販売。
ベルガンス 「ウィグロ」
モノポールテントとドームテントのハイブリッドテント、ウィグロ。上の写真のモデルは6~10人に対応する大型モデルです。局地のベースキャンプという風格がありますね。
基本構造はモノポールながら、3本のポールをドーム型に使って居住空間を広くしています。前室も広大ですね。全周にスノースカートを備えた、雪中キャンプにも対応したテントです。ベンチレーターも雪中対応。
三方向をまくりあげることが可能で、夏は通気性良く過ごすことも可能です。
ウィグロ6-10人用はインナーテントが別売りオプションとなりますので、単品ではフロア無しシェルターのような使い方になります。
ベルガンス 「ウィグロLT4」
こちらも同型で少し小型のウィグロLT4。モノポールとドーム型のいいところ取りでスノースカート付き。局地でのベースキャンプなど、過酷な天候にも対応できるテントです。
ウィグロLT4はレッドとグリーンの2色展開。インナーテントは付属します。日本のキャンプ場でキャンプするには正直オーバースペックですが、人と違ったテントを求める方にはぴったりなテントではないでしょうか。
テント:幅4.0m、奥行き3.45m、高さ1.8m、居住面積10.0㎡、重量4.1kg
インナーテント:幅2.6m、奥行き2.25m、高さ1.6m、居住面積5.5㎡、重量2.0kg
テント:Siliconized Ripstop Nylon、耐水圧3,000mm
インナーテント:Polyester Ripstop Fabric 耐水圧5,000mm(床面)
付属品:アルミニウムペグ、コンプレッション機能付き...
キャンプブームの中でキャンプスタイルも道具もさらに多様化
キャンプブームの昨今、キャンプスタイルも十人居れば十通りあり、一言にキャンプと片付けられないほど道具も多様化しつつあります。選択肢が増えるのはユーザーには嬉しいことですので、輸入販売代理店さんにはこれからも魅力的な商品をどんどん紹介して頂きたいです。
今回は海外製品中心でしたが、日本のメーカーも負けてはいません。次回の記事では「日本ならでは」といったモノづくりをしているメーカー、ムラコさんの新製品を紹介します。
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