【おすすめ本①】スノーピーク社長の初の著書! 「永久保証」などのブランドを支える考え方・軌跡とは
1. スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営
著者名:山井太
出版社:日経BP社
発売日:2014年6月4日
価格:1,650円(税込)
初めにご紹介するのは、数多くの熱狂的なファンから支持される、新潟県燕三条発のアウトドアブランド「スノーピーク」の山井太社長が初めて執筆した著書です。
山井社長は自ら年間30~60泊もキャンプを行うベテランキャンパーで、自身のキャンプ経験を通じてスノーピークの経営について考え続けています。アップルも見学に来るほど世界的に有名なブランドとなった今でも、定期的にキャンパーと焚き火を囲んで語り合うなど、顧客に寄り添い続ける経営者でもあります。
本書はそんな山井社長が、スノーピークの開発から販売までの経営の裏側や、「永久保証」「安売りなし」といったブランドを支える考え方、ブランドづくりの軌跡まで、一挙公開した必見の一冊です。
社員の働き方を真摯に考えている姿勢が強く伝わってきて、思わず筆者もスノーピークで働いてみたくなってしまいました。スノーピークファンはもちろん、経営に興味のある方、キャンプに興味のある方など、幅広い方におすすめしたい本です。
【おすすめ本②】スノーピーク社長の新作 単身アメリカへ拠点を移した後のさらなる進化と新たな可能性
2. スノーピーク「楽しいまま! 」成長を続ける経営
著者名:山井太
出版社:日経BP社
発売日:2019年10月18日
価格:1,760円(税込)
最初の著書から5年、東証1部への上場を果たすなど、さらに進化するスノーピークを率い続ける山井社長の新作著書です。2019年に60歳を迎えた山井社長は、単身アメリカのポートランドに拠点を移し、本格的な海外展開に乗り出すなど精力的な活動を続けています。
スノーピークは「テントでビジネスミーティング」、「タワマン内装にアウトドア製品」など都市部にも事業領域を拡大するほか、高級グランピング施設への参画や、キャンプフィールド運営を通した地方創生など、その取り組みをさらに広げています。キャンプの新たな可能性について考えさせられる一冊です。
【おすすめ本③】パタゴニア創始者の著作が改作 経営哲学が評価されビジネススクールの必読書としても
3. 新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて
著者名:イヴォン・シュイナード
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2017年6月15日
価格:2,200円(税込)
世界的に有名なアウトドアブランド「パタゴニア」の創業者、イヴォン・シュイナード氏による2007年の著作を、大幅な加筆と美しいアウトドア写真を満載して新装した一冊です。
地球環境問題に積極的なことで知られるパタゴニアの歴史と理念について、シュイナード氏が語っています。本書はビジネススクールで必読書として取り上げられるなど、その経営哲学が高く評価されています。
シュイナード氏は自身も登山やフィッシングを楽しむアウトドアパーソンでありながら、環境危機に警鐘を鳴らし、ビジネスを通じて環境問題を解決しようとする先進的な経営者です。キャンプにも密接に関係する、環境問題について改めて考えさせられる一冊です。