アップルパイはコツをつかめば、とても簡単に作れるスイーツです。冷凍パイシートを活用すると、調理時間も短縮できます。今回は冷凍パイシートで作るアップルパイの簡単レシピと、パイ生地を手作りする際のレシピをご紹介します。
サクサクアップルパイを作るには、冷凍パイシートを使おう! 初心者でも時短&簡単に作れる作り方
サクサクアップルパイ作りは冷凍パイシートを使うのがおすすめ
「アップルパイが作りたいけど、パイ生地作りが大変…」そんなときは、冷凍パイシートで時短しましょう。

筆者撮影
冷凍パイシートを使えば、生地にりんごを乗せる工程から調理を始められるので、かなり時間を短縮できます。
冷凍パイシートの製品には、長方形のアップルパイが作れるタイプの4枚入りや、円形の2枚入りのタイプなどもあります。作りたいアップルパイの形にあわせて選びましょう。
長方形4枚入り

円形2枚入り
冷凍パイシートを扱うときの注意点
パイ生地にはバターが含まれているので、調理中常温の場所に長く置くと、バターが溶けてしまうので注意してください。
バターが溶けてくると、生地がやわらかくなるため、りんごを乗せて形を作るのが難しくなります。これは冷凍パイシートでも同様です。
パイシートは、パイ生地でりんごを包む直前、もしくは少し前に冷蔵庫から取り出すようにしましょう。
冷凍パイシートを使ったサクサクアップルパイの作り方:甘さはグラニュー糖の量で調整しよう!
今回は長方形の冷凍パイシートを使って、アップルパイを作っていきます。
【材料(長方形のアップルパイ2個分)】
- りんご:600g
- 冷凍パイシート:400g(4枚)
- バター:80g
- 卵黄:1個
- レモン:1/2
- グラニュー糖:80g
- シナモン:適量
- 水:小さじ1
【作り方】
1. りんごの皮を剥いて、食べやすい大きさに切ります。

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2. 深めの鍋にバターとりんごを入れて、弱火にします。

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木ヘラでバターがりんご全体に行き渡るように、大きくぐるっとかき混ぜましょう。
3. グラニュー糖を投入し、フタをして中火で約10分煮ます。

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グラニュー糖もバター同様にサッと全体に絡めてくださいね。
4. フタを開けて、水分を飛ばし気味にして全体を混ぜましょう。

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りんごをあまり傷つけないよう、軽く触るようにするといいですよ。
5. シナモンをかけて、全体がトロッとしてきたら出来上がりです。

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お皿に移して粗熱を取りましょう。
6. 冷凍パイシートを1枚用意し、包丁で切れ目を入れていきます。

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穴が開いていない製品なら、写真のような感じに数カ所穴を開けてください。
7. もう1枚冷凍パイシートを用意して、その上にりんごを乗せていきます。

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端は少し開けておきましょう。
8. 開けておいた端に水(分量外)を塗っていきます。

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9. 切れ目を入れたほうのパイシートを8の上に重ね、端を閉じたらフォークで端を押さえます。

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10. 角皿にクッキングシートを敷いて、9を置きます。溶いた卵黄に水(小さじ1)を混ぜたものを作り、アップルパイに塗っていきます。

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10. オーブンを220℃に設定し、予熱なしで約30分焼いたら出来上がりです。
※キャンプで作る場合は、予熱をしたダッチオーブンに入れて、30分ほど焼きましょう。

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甘さ控えめのアップルパイレシピなので、お好みでグラニュー糖の量を増やしてください。
りんごを煮詰める時間は、長くなる程どんどんりんごがやわらかくなっていきます。私はりんごの食感がしっかり残っている状態が好きなので、軽く煮詰めた程度ですが「もっとトロトロがいい!」という方は煮詰める時間を長くしましょう。
「パイ生地も手作りしてみたい!」そんな方向けに、次は「パイ生地から手作りするレシピ」をご紹介します。
【アップルパイ生地の作り方&コツ】バターを冷やすこと&切って混ぜるのがサクサク生地を作るコツ!
パイ生地の作り方は2種類ある
パイ生地の作り方は、バターを生地に折り込みながら作る方法と、生地に混ぜて作る方法の2種類あります。
これはバターをどうやって生地に加えるかの違いだけで、いずれのレシピも生地を伸ばしたり、寝かしたりする工程はほとんど一緒です。
今回は筆者おすすめの「バターを生地に混ぜて作る方法」をご紹介します。
パイ生地を上手に作るには
アップルパイに使えるパイ生地を上手に作るには、以下の3つのコツをおさえます。
- バターは冷やしておく
生地がやわらかくなりすぎないよう、バターは冷やしておきます。生地がダレてきたら、生地ごと冷蔵庫へ入れて冷やしましょう。
- バターは練らない
バターを生地に混ぜて作る場合、バターはヘラで練らず、切りながら混ぜ込むようにします。そのため、ヘラは寝かせて使うのではなく、縦に持って作業してください。
- 生地は数回伸ばす
生地は数回伸ばすことで、どんどんなめらかになっていきます。だいたい、5回程度行うのが目安です。はじめのうちは生地にまとまりがなく、伸ばすのも大変ですが、繰り返していくうちに整ってきます。

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