作るのに時間がかかりそうな「おでん」。おでんの具材を圧力鍋で煮込めば、たった10分程度と短時間で時間のかかる大根にも味が染み込み、具材も柔らかく調理できます。今回は圧力鍋の使い方や特徴も含めて、絶品おでんのレシピをご紹介します。関西風やみそおでん、ウインナーを使った一風変わったポトフのような洋風おでんを紹介するので、おでんのアレンジレシピに挑戦したい方もぜひ参考にして見てください!

【圧力鍋の特徴】高温高圧調理だから短時間で火が通る! たった数分で簡単におでんが完成!

圧力鍋を使えば短時間で火が通る!

圧力鍋とは、鍋内部を高温高圧にして具材に短時間で火を通す鍋。鍋の中が普通に煮込むときよりも高温高圧状態になるため、火の通りも早いんですね。

圧力鍋には、おもりで蒸気口をふさぎ圧力をかけるタイプと、バネで圧力を調節するタイプの2種類あります。

  • おもり方式の圧力鍋:おもりで蒸気口をふさぐ。圧力がかかっている間は蒸気の力でおもりがゆれて音が鳴る。
  • バネ方式の圧力鍋:バネで圧力を調整する。蒸気が出ないため、音は出ない。

また、かかる圧力を高圧・低圧と選べる製品もあります。

おでん作りは圧力鍋が簡単で早い!

おでんの具材は、通常は少し煮ただけでは柔らかくなりにくく、また味が染み込むのにも時間がかかります。しかしそれは、普通の鍋を使った場合の話。普通の鍋の代わりに圧力鍋を使えば、たった数分で柔らかく、味の染みたおでんを作れるんです。

【圧力鍋の使い方と注意点】調理が終わった直後に蓋を開けるのはNG! 最大調理量を守ろう

圧力鍋の使い方で注意する点は、蓋を開けるタイミングです。普通の鍋は、調理し終わったらすぐに蓋を開けても問題ありませんが、圧力鍋の場合はNG。いきなり開けると、圧力で蓋や中の料理が飛ぶ可能性があります。

自然に熱が取れて、圧力が戻るまで待たなければいけません。このとき鍋の中では、具材を蒸らして調理が続いているんです。

また圧力鍋は鍋の内側に「最大調理量」というのが記されています。

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

写真では2種類の線が入っていますが、下の豆類最大量は、豆料理のときに豆と水分の量を、この線以上入れてはいけませんという印です。その上にある線は、おでんや角煮など豆料理以外が該当します。

この線より多く具材や水分を入れてしまうと、煮ている最中に量が増えて正常に圧力調整できなくなってしまいます。圧力鍋を使用する際は、これらの注意点に気をつけて使用しましょう。

【圧力鍋で作るおでんレシピ①】関西風あっさり風味 圧力鍋で大根もすぐ柔らかくなる

圧力鍋を使って作る、関西風のあっさりした味のおでんレシピに挑戦してみました!

【材料(2人分)】

  • 大根:1/3
  • こんにゃく:1/2
  • ちくわ:2本
  • 餅巾着:4個
  • 結び昆布(下ごしらえ不要のもの):2本
  • だし用昆布:8g
  • かつお節:4g
  • 醤油:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 料理酒:大さじ1
  • 水:600ml

【作り方】

1. こんにゃくは三角形に切って茹で、アク抜きをします。細かく切り込みを数カ所いれておくと、味が染み込みやすくなります。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

2. ちくわはななめに切り、餅巾着と一緒に油抜きをします。やり方は熱湯で数分茹でるだけ。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

3. だし用昆布とかつお節でだしを取ります。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

4. 醤油、みりん、料理酒を混ぜておきます。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

5. 大根は厚めに皮を剥いて半月切りに。ほかの具材、調味料と一緒に圧力鍋へ入れて加熱します。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

煮込む時間は使用している圧力鍋によって違うため、取り扱い説明書などを確認してください。私が使っている圧力鍋では、高圧に設定して10分でした。加熱後はすぐに蓋を開けず、自然に冷めて加圧がなくなってから蓋を開けるようにしてください。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

あっさりした味のおでんでおいしかったです。火が通るまで時間がかかる大根も、たった10分でとても柔らかくなっていて驚きました。

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