設営&撤収の簡単さ、収納サイズや重量は? 登山のテント泊初心者におすすめの選び方と山岳テント紹介
登山用のテントはけっして安い買い物ではないため、失敗せずに選びたいですよね。初めて山岳テントを選ぶ際、以下の3つのポイントに注意してテントを選ぶのがおすすめです。
①設営と撤収の簡便性
②テントの重量と収納サイズ
③テント内は快適かどう
順番にくわしくみていきましょう。
選び方①:設営と撤収の簡便性
「テントの設営が簡単かどうか」は押さえておきたいポイントの一つ。
理由は、テントを設営するとき、疲労が溜まっていることが多いためです。とても疲れているときにあまり動きたくないのは誰しも同じ。設営に時間がかかってしまうと、寒さで体力を消耗してしまうこともあります。そのため、設営が簡単なテントを選ぶのがおすすめです。
また、収納袋の大きさもチェックしておきます。撤収する際、テントが雨に濡れて、かさが増してしまうことがあるためです。テントの収納袋が小さすぎないかどうか確認しましょう。
選び方②:テントの重量と収納サイズ
登山のテント泊の装備は荷物が多くなります。そのため、テントの重量と収納サイズにも気を配りたいところ。最近の山岳テントの重量は、2kg未満の軽量なテントが増えてきました。なかには1kgを切るテントもあります。
一方で、テントが重くなると、寒さに強く安定度が高いなど、快適性や居住性は上がります。ですので、山岳テントを選ぶ際、軽さと快適性のバランスをみながらテントを選ぶのがおすすめです。
選び方③:テント内は快適かどうか
テントを設営したとき、テント内が快適かどうかにも注目します。
具体的には、以下の4つを確認しておきましょう。
・テント内部の広さ
・テントの高さ
・前室の広さ
・ベンチレーションの有無
テントの高さは、「足を伸ばして座ったときに天井に頭が当たらないか」を目安にするのがおすすめです。また、前室が広いテントであれば、前室に荷物を置くことができるため、テント内を広く使うことができます。
「ベンチレーション」とは、換気窓のことです。テント内の結露を防いだり、空気を循環したりするのに必要です。
登山のテント泊でおすすめの1人〜2人用のテントをまとめました。「テント選びで迷いたくない」という方は参考にしてください。
【ヘリテイジ】ハイレヴォ 1kg未満の超軽量山岳テント 初心者も設営簡単、ソロ登山なら広さ十分
テントの広さ、軽さを兼ね備えた次世代の山岳テントです。1人用のテントですが、互い違いに寝れば、2人寝られるほどの広さがあります。また、テントの重量はポールを含めて約960g。初心者でも5分もあれば設営可能です。
筆者も愛用していて、軽さ、広さ、設営の簡便さはとても高く評価しています。「1人用で軽くて広いテントがほしい」という方には自信を持っておすすめできるテントです。
【スペック】
乾燥時平均重量:940g
(本体、レインフライ、ポール、張綱、スタッフバッグ込、ペグ8本50gは別)
生地
本体パネル:15Dナイロンリップストップ・撥水加工
グランドシート:20Dポリエステルリップストップ・PUコート(耐水圧2000mm)
レインフライ:15Dナイロンリップストップ・PUコート(耐水圧2000mm)
ポール
アルミ合金中空ポール(7001-T6)7.5mm径ショックコード内蔵
カラー
本体パネル:シーグリーン
グランドシート:オリーブ
レインフライ:リーフ
【ニーモ】ホーネットストーム2P 超軽量かつ広い山岳テント! 登山の疲れを癒したい人におすすめ
ニーモのホーネットストームは、軽量で前室が広いテントです。テント総重量は、940gと超軽量。また、前室が広いので、登山靴以外の荷物を置くことができる点も魅力的なポイントです。「前室に荷物を置いて、テント内を広く使いたい」という方におすすめしたいテントです。
【スペック】
就寝人数:2人
最小重量:940g
本体素材:メッシュ/10D ナイロン
フライ素材:10D Sil/PeUナイロン
フロア素材:15D Sil/PeUナイロン
フロア面積:2.6㎡
前室面積:0.7㎡×2